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弁護士が教える、身近な悩みから抜け出す方法

弁護士が教える、身近な悩みから抜け出す方法

今の生活に不満を抱えながら、何も動こうとしない人は多いはず。積極性を持つほうが世界も広がるでしょうし、人生も好転するかもしれませんよね。

ここに紹介する『明るい失敗』(クロスメディア・パブリッシング)の著者・原和良さんの職業は弁護士。本書では、原さんが日々さまざまな相談を受ける中で見えてきた「身近な悩みから脱出する方法」を紹介しています。

永遠に満足感を得ることが難しい「生きる」というテーマに、私たちはどう立ち向かうべきなのか?そこに挑戦することの大切さを説いています。

コンフォートゾーンの一歩外へ!

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みなさんは、“コンフォートゾーン”という言葉を聞いたことがありますか?コンフォートは「心地よい」、「気持ち良い」という意味で、ゾーンは「範囲」と訳します。つまり、コンフォートゾーンとは「生活していて不安を感じない安心できる領域・範囲」となります。

充実とか不安というものは、相対的感覚のもので、同じ人であっても、ある時には充実感を得られますが、ふと将来に不安を感じたりします。これは誰にでもあることで、何ら不思議なことではありません。むしろ24時間充実していて何の不満や不安がない人なんてこの世にはいないはずです。

人間は、外部環境の変化に対して自分を適応させて生きていかなければなりません。やったことのない新しい問題やうまくやりきれるかどうか不安なことが起きた時には、緊張して失敗しないかどうか不安を覚えます。しかしこのような時こそ、自分の能力を成長させるチャンスでもあるのです。

大人になると、新しいことに挑戦するのが億劫になり、どうしても今までの経験でうまくいっていたことに惰性で頼ってしまうもの。ところが、幼少期や青年期を振り返ると、毎日が新しい課題への挑戦だったのではないでしょうか。いつも緊張感を保って冒険し、新しい課題に挑戦しようとすると脳は活性化します。そしていつまでも若々しくエネルギッシュに生活を送ることができるのです。

自分と対話をしてみよう

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人間が感じているコンフォートゾーンは長く続きません。これはある意味「人間の宿命」といえるものです。それでも人は、多少居心地が悪くなってもそこにとどまろうと抵抗します。それが“習慣”というものです。

しかし、そんなことで本当に自分の人生を悔いなく生きたと言えるでしょうか。どこかで自分を騙し、自分を殺して生きるのは楽しくないし、幸福感を得られることもありません。

今の生活を維持するために、不本意な仕事をやらざるを得ない。働くことが苦痛であると感じている方も多いでしょう。ラットレースのように走り続けないと、今のステータスを維持できないと考え、ひたすら走り続ける……。でも、それはとても不幸なことでもあります。そんな生き方をあなたは希望していないはずです。いつの間にかあなたは「夢や希望など叶うものではないから、そんなことを追い求めるなんて考えること自体が変だ」と、自分に言い聞かせて納得させているのではないでしょうか。

「生きる」ということは、「悩む」ということと同義語です。みんな本当は悩んでいても、それを顔に出さないだけです。どこかの瞬間で自分の殻を破る勇気を出さなければなりません。今は勇気が出なくても「いつかは……」という意識を持って、自分と対話をすることが大切です。

マンネリ、あきらめからの脱却

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コンフォートゾーンにとどまることは、半分は安心なことではありますが、それは「マンネリ」「あきらめ」でもあります。「マンネリ」や「あきらめ」は楽しいことではありません。変に動いて失敗したらどうしよう……という自己防衛が働き、なかなかそこから抜け出せなくなります。

周りにコンフォートゾーンから抜け出して新しいことにチャレンジする人が出てくると、うらやましいと思いながらも「どうせ失敗するさ」と冷ややかな目で見てしまうものです。これはチャレンジできない自分に対する言い訳ではないでしょうか。

これからの時代は、「個の尊重」、「差異の寛容」、「ダイバーシティ」が重要視される社会になります。そうすると「人と違わない」ことではなく「人と違うことでいかに輝けるのか」個の視点からの幸せづくりが重要になってくるのです。

私は「挑戦する人」が、閉塞感が漂う日本の社会を大きく変えてくれると確信しています。

ワクワクする環境

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個の尊重が最も大切にされる社会になるということは、それぞれが熱中できるワクワクする環境がある世の中になるということです。

他人がどう思うかではなく「自分が本当は何をしたいのか」を考えるためには、心が要求するものを自分自身に問い、その実現のために努力するという姿勢が必要となります。もちろん、自分がワクワクすることは、他人の「幸せになる権利」を侵害しないかぎり……という意味においてです。自分だけがワクワクしても、その行動によって他人が迷惑を被るというのでは、それはただのわがままです。

生き生きと仕事をしている人は、自分がワクワクすることに熱中して取り組んでいます。ワクワクすることをやろうとすると、そこには必ずリスクがあり、失敗も繰り返します。そんな人たちは、組織の中ではみだしものに見られます。でも、他人にどう見られるかなんて、当の本人はさして気にしていません。

失敗しなければ成功や大きな成果は得られません。そのことは本人も織り込み済みで、失敗で落ち込んだりはしないのです。なぜならば「失敗とは何なのか」を理解しているから。つまり、失敗とは大きな成功につながるステップに過ぎないことを分かっているからです。

どんな仕事も自分の成長にとっての意味づけをできれば、それは意味のある仕事となります。仕事自体に意味があるのではなく、仕事に意味づけできるのは、あなた自身なのです。弁護士が教える、身近な悩みから抜け出す方法『明るい失敗』著:原和良(クロスメディア・パブリッシング)

映画「それでもボクはやってない」のモデルとなった事件を担当した弁護士が、充実した人生を送るために大切な「失敗」についてまとめた一冊。本書では「自分を信じて今できることをやるかしかない」というメッセージが記されています。

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