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生きづらい人にアートで寄り添う「TURNプログラム」とは? 日比野克彦が監修

生きづらい人にアートで寄り添う「TURNプログラム」とは? 日比野克彦が監修
J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「ARTS COUNCIL TOKYO CREATIVE FILE」。5月12日(土)のオンエアでは、アーティスト・日比野克彦さんが登場。ご自身が監修を務める「TURN」の活動について紹介しました。

■「TURNプログラム」とは

「TURN」は、異なる背景や習慣を持ったさまざまな人々との出会い方、つながり方に、創造性を携えて働きかけていくアートプロジェクトです。オリンピック・パラリンピックの文化プログラム展開に向けたモデル事業として、2015年度より開始されました。日比野さんに、プロジェクトの意義やこれまでの活動について伺いました。

日比野:世の中、いろんな人がいますよね。男性、女性、大人、子ども、いろいろな特性があるのが人の面白さです。だけど、世の中の感性と自分の感性が違うから生きづらいと考えてる人たちがいます。そのような人たちに対して、アートの視点で「それって、けっこう魅力的だよ」と見つけることができます。生きづらいと思ってる人たちのコミュニティにアーティストが訪ねて、交流して、そこでの特性を発信していこうというのが「TURNプログラム」です。

アーティストが定期的に、都内を中心とした、いろいろな障がい者施設、高齢者施設など、マイノリティなコミュニティに通って、長期間にわたって交流しています。

日比野:そこの人たちの営みを共有しながら、アーティストがそれぞれの表現の手段や手法とかの特性を持っているので、身体的表現をする人と一緒になって、言葉を使わずにコミュニケーションを取れるようにしてみたり、作業所で染色をしているところでは、一緒に糸を染めるところから始めて、糸を使って空間的なインスタレーションをしてみたりとかしています。

日比野さんの話を聞いた渡辺は、以下のようにコメントしました。

渡辺:言葉が大前提になりすぎているコミュニケーションだと、けっこう伝わらなかったりするけれど、一緒に作業をしたり、見ているものをアーティストの人が「こういう視点で見えるんだよ」と表現で返したりとか、そういうことで言葉を超えられるっていうところがあるんじゃないかと思いました。

■一般の方に知ってもらうイベントも

5月13日(日)には、TURNに参加しているアーティストや、施設の人々が集まって「第5回 TURNミーティング」が開催されました。一般の方々に来てもらって、TURNのことを知ってもらうというものです。今回は「コンドルズ」を主宰する近藤良平さんが参加しました。

日比野:近藤さん自身も海外で育って日本にやってきて、違和感が表現につながる、文化の違いが新しい創造につながると感じていると思います。それを言葉以上に身体で表現する、さらに参加性のある企てなので、障がいのある、なしに関わらず、人の違いに対して触覚が働く表現者です。障がいも違った視点で魅力的な発見をする人です。

人の違いについて、渡辺は以下のように話します。

渡辺:手をひとつとっても、サイズも違えばフォルムも違うのに、意識していないじゃないですか。たまに子どもとかに触れる機会があると「こんなに違うのか」と思うじゃない? そういうことからも、一つひとつが違う、全員が違うっていうことが原点になって、発見をするチャンスなんです。チャンスがあれば、何かが見えてくるということだと思うんですよね。

気になる方は、「TURN」の活動をぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】

番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:土曜 8時−12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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