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【藤原和博×西野亮廣の未来講座⑤】「信用でつくる経済」とは

 

そういう人たちの信用を可視化できるものを考えたときに年賀状だと思ったんです。

 

お父さんとおじいちゃんには、すごいたくさん年賀状が来てて、テレビで見たことある人とかからも来てました。

 

 

でも人気があるわけじゃないし、でもお金欲しいなと思ったとしたら、年賀状をその人に送るときに、“お金ください”じゃないけど、集金みたいな感じの形にしてクラウドファンディングとかネット上のサービスのURLを貼り付けておいて、“僕はこういうことやりたいんでお願いします”みたいな形で送ったら、お金集まるんじゃないかなと思って。

 

西野:

すごくいいね!

新しい通貨をつくるという解決策

 

西野:

僕の結論はね、おばさんを助けるサービスというか、

おばさんに集まるような通貨をつくってしまったらこれで解決かなと思っている。

 

あれやこれや考えて僕が出した結論は、「文字」だなと思ったの。

 

 

文章、手紙ね。

 

つまり、運営母体を一つつくって、そこから一文字10円で買うのね。

 

レターポットっていうサービスを使うんだけど、みんなが持っている状態なわけね。

 

ポットはコーヒーポットのポットね。

 

スマホ上にポットを持っているようなもの。

 

たとえば、その運営からまず一文字10円で買います。

 

それで友だちに「お誕生日おめでとう!今年も頑張ってね」というような500文字ぐらいの内容の手紙を書いて送る。

 

一文字10円だから、5000円だよね。

 

5000円の請求が僕のとこに来る。

 

請求が来てお支払いしたら、友だちのレターポットに500文字が振り込まれる。

 

500レターね。

 

500レターが振り込まれる。

 

友だちはこれを運営に言って、換金してもらう。

 

 

つまり500文字と5000円を交換してもいいんだけど、たとえば同級生が転校しちゃうとか、

そういうときにその500レターを使って300文字の文字を送る。

 

その同級生は運営に3000円に換金してもらってもいいわけ。

 

“文字を通貨にする未来”です。

 

それなんでいいかって言うと、たとえばすごく部下から愛された上司が退社するとなったら、

「ご苦労様でした、お疲れ様でした」とか寄せ書きを書くでしょ。

 

部下に愛されていればいるほど、信用されていればいるほど、そこに寄せられる寄せ書きの文字数って多いと思うんだよね。

 

つまり、さっき年賀状って出てたけど、まさにね、その人の信用度とその人に寄せられる文字数は結構比例すると思うんですよ。

 

うちの父ちゃんは、おばさんと同じように、家の周りの掃除をして、ご近所から寵愛されてるんだけど、父ちゃんはクラウドファンディングできない。

 

やってもそんなに集まんないんだよね。

 

でも父ちゃんは何が強いかって言ったらね、今なおね年賀状が届くんだよね。

 

年賀状やら感謝の手紙が届く。

 

それは認知度とは全然違う。

 

つまり“おばさん”だよね。

 

信用度とその人に集まってくる文字数というのは比例するから、文字を通貨にしてしまえばいいんじゃないか、というのがレターポットなんです。

 

年末にリリースするんだけど、年末にリリースするのはα版、プロトタイプ。

 

 

プロトタイプでリリースするんだけど、同じように一文字10円で買って送り合うところまで一緒なんだけど、この文字が換金できない。

 

せっかく500文字が振り込まれたにもかかわらず、これは換金できないんだよ、っていうのを一回やってみようと思って。

 

換金できないけどそれでもよかったら使ってくださいね、って。

 

みんながこの文字に価値があることがわかってるんだけど、だからといって換金はできない。

 

換金する装置をつけるのはその先なんだよね、金融庁とかにやらせてくださいってお願いしにいって、OKがでたら後のせで装置をつける。

 

α版は換金できません、となったときに人はどう動くかっていうのをすごい考えたんだけど、換金できない文字を送られてきたとするじゃない?それどう?やだ?

 

紙幣の成り立ちから考えてみる

 

一つ思うのは、レターポットはもはやこれで回るんじゃないか?って思ったの。

 

 

なんでかって言うと、口で説明したほうが早いかな。

 

紙幣ってどうやってできたか知ってる?知ってる人いる?

 

誰か教えて欲しいんだけど、あてずっぽうで話しますね。

 

紙幣が生まれた歴史、紙幣って最初は元々貝殻とかそんなもんだったと思うんだけど、どこかのタイミングで金になったじゃん?それで金匠という人たちが出てきた。

 

彼らが何をしたかって言うと、「金を預かります」ってことだよね。

 

僕たちが100ゴールドを持っていたとしたら、その金匠に100ゴールドを渡す。

 

金匠はすごく頑丈な金庫かなんかを持っていて、そこにしまってくれる。

 

その金匠は預かった代わりに「預かり証」を渡す。

 

この預かり証でもって、

僕がたとえば焼きそばかなんかを買う。

 

焼きそば屋さんは100ゴールドをいただくわけだけど、この時点で焼きそば屋は金匠に行って金に換えなきゃいけないんだけど、「ちょっと待てよ、焼きそば売ってもらったこの預かり証には100ゴールドの価値があるぞ」と焼きそば屋は分かって、焼きそば屋はその紙でかき氷とかを買った。

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