シャープ公式『Twitter』のプレミアムフライデー揶揄は経産省お墨付きだった!? 「プロからプロへの依頼」「話題になれば良いという姿勢はどうか」

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毎月第四週の金曜日を「プレミアムフライデー」として、15時に仕事を終えることを経済産業省や産業界が奨励しているキャンペーンが始まってから1年あまり。ですが、人材サービス会社VSNの調査によると、「プレミアムフライデー」の認知度は93.9%と高いものの、利用率は22.8%と浸透しているとは言い難い状況となっています。

そんな中、毎回プレミアムフライデーの日にツイートしているシャープ公式『Twitter』アカウント。その意味は「なんだかなぁ」という気持ちがあったといいます。

フォロワーさんはご存知だと思いますが、私は毎月、妙な使命感をもってプレミアムフライデーを「なんだかなぁ」という気持ちを込めてツイートしています。かんたんに言うと、プレミアムフライデーを揶揄しています。

そんな“中の人”のところに、やんごとなきところからメールが!

そんな何回目かのプレミアムフライデーの翌日。会社のパソコンを開くと、送信者に「経済産業省」の文字が。縁のない文字列に困惑するも「ああこれは本格的に怒られるんだな」と、覚悟を決めてメールを開きました。

送り主はプレミアムフライデーを自身で企画立案し推進されている経済産業省の担当者だったとのこと。いきなりメールが来たならビビる気持ちもわかります。しかし、その内容は……。

メールは「プレミアムフライデーの施策にはさまざまな意見があることは承知している。そして私自身、そんな世間の声に必死で耳を傾けている。その上で、さあもっとプレミアムフライデーをイジってほしい」という、お叱りどころか、お願いでした。

メールは続きます。「世の中へプレミアムフライデーの普及を目指す者として、最も忌むべきは忘れられることです。好き嫌いの先にある無視が怖い。だから良くも悪くも、みんなプレミアムフライデーを語ってほしい」そういう内容でした。

広報として、「その感覚はよくわかるものでした。むしろ共感したといってもいい」という“中の人”。そのメールもあって「毎月せっせとプレミアムフライデーを揶揄するマンになった」とツイートし、「少し無理してでも休んで、楽しいことしましょう」と呼びかけています。

この裏話には、「まさかの本家からの御墨付きだったとは」という驚きの声や、「プロからプロへの依頼」といった感想が上がっていた一方で、「もう忘れている」「話題になっていれば良いという姿勢はどうなのか」といった厳しい意見も寄せられていました。

「そうは言ったって会社も社会も、あいかわらずままならないと思う」というSHARPの“中の人”。ネタとしてイジるだけでなく、堂々と15時に退社できるような環境作りが求められているのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/SHARP_JP/status/989710417638273029 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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