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無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

「群馬県には、なぜかレトロ自販機がいっぱいある」
なんて話は、なんとなく聞いたことがありました。

でも今回、群馬県伊勢崎市にある「自販機食堂」に行ってみたいと思ったのは、そんなことより、ただ単純にレトロ自販機を体験してみたいと思ったからでした。

レトロなのは
自販機だけじゃなかった!

無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力 中に入るとこんな感じ。基本は、スタッフさんがいないフリースタイルです。入り口手前側には、どこか懐かしい感じのゲーム機やガチャガチャが。そして、少し目を進めると「トースト」の機械を発見!はじめて生で見るレトロ自販機にテンションが上がりました。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力 反対側には「うどん」と「うどんそば」(しばらく故障中)と「ハンバーガー」。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

店内には、これまたレトロな両替機(1000円→100円、100円→10円)も。小銭がなくても安心です。

いざ、使ってみる。

店内をざっくり把握したところで、実際に自販機を動かしてみます。
まずは「トースト」。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

メニューは2種類「ハム&チェダーチーズ」と「おためしメニュー すりおろしガーリックマヨ+スライスガーリック」。どちらも250円とお手頃です。

小銭を入れてボタンを押すと、無事、トースト中のランプが点灯しました。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

いわゆる普通の自販機とは若干仕様が違ったりするのですが、ご覧のとおり、手書きやテプラでかなり丁寧な説明書きが。なんだか、ちょっとおもしろくて、ついつい全部読み込んでしまいました。

だから40秒なんてあっという間!無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

ハム&チェダーチーズサンドの完成です。

で、“こっちもやってみたい!”と、お次は「うどん」。天ぷらうどん(330円)をセレクトし、トーストと同じ要領で進めると、これまたあっという間に完成しました。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

ちなみに隣のラーメンは350円、バーガー系は3種類あり、すべて300円です。

商品開発は
まさかのお客さん!?

完成系がこちら。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

正直言うと“楽しかったから味はおいしくなくてもいいかな”なんて思いながら(ゴメンナサイ)食べたのですが、普通にというか、かなりおいしかったです。一緒に行った同僚と「会社にあったら毎日買うね」なんて言いながらペロリと完食したくらいには。

それもそのはず、運営元の「株式会社ミトミ」は、群馬県を中心に、レトロ自販機の中の食品を製造して卸している会社だったんです。

「新商品ができたら、私がツイッターで発信するんですね。そしたら、常連さんがこぞって来てくれるんですよ。そして色々意見を言っていく。『これはおいしい』とか『ここがダメ』とか(笑)。あとは、お店に置いているノートにお客さんからの意見が書いてあったり。来てくれるお客さんの声も取り入れるようにしています」

と、「自販機食堂」オーナーの都丸さん。

今回食べたうどんとトーストにも実は、結構なこだわりがありました。たとえば、うどん麺は自社製とか。だしは古いのを使いたくないから一斗缶じゃなくて1.8リットルサイズのものを採用しているとか。トーストのハムの位置ひとつだって、改良を重ねられたものなんです。そんな開発秘話が、それぞれのメニューに隠されていたんです。

常連さんとの連携は、商品の話だけに止まることはありません。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

店内各所にあるイラストやお店のキャラクターは、常連さんが書いてくれたもの。さらには、故障トラブル対応を助けてくれてる人もいるんだとか。

「お客さんに色々助けていただいて、お店をやっています」

無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

多くの人に助けられている「自販機食堂」は、それ以上に、多くの人に愛されていることがわかりました。休日の家族連れ、昼休みのOLさん、はたまた夕どきにカウンターで宿題をする中学生たち。毎日色んな人がここを訪れます。

機械が並ぶ無人のスポットなんだけど、「自販機食堂」は、なんだかとても温かい場所でした。無人なのに、なんだか温かい。レトロな「自販機食堂」の魅力

ちなみに、冒頭でふれた「群馬県には、なぜかレトロ自販機がいっぱいある」現象。理由としては、かつては県内に20〜30店舗存在したという自動販売機形態のコンビニ「オレンジハット」の影響が今なお残っていることが大きいんだそうです。あとは「株式会社ミトミ」のような自販機用の食品製造卸の会社があること。車文化なこと、とか色々……。

「自販機食堂」で稼働している3台は、レトロ自販機界の御三家。そろっているのは、全国的にはとてもめずらしいんだそうですが(とくに、トーストは西日本にはない!?とか)、群馬県内では数カ所で見られる、というちょっと不思議な感じになっています。

自販機食堂™️
住所:群馬県伊勢崎市富塚町293-3
TEL:070-3612-6644
定休日:なし
営業時間:10:30頃〜24:00頃(金曜日のみ〜22:00頃)
※営業時間や自販機の稼働状況は公式ツイッターをチェック
※全面禁煙(近くに喫煙所あり)

Photo by 稲垣正倫取材協力:群馬県

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