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ヤマト屋書店の書店員とLuccica編集長オススメ! 仙台がもっと好きになる本8選

この街にきっと住みたくなる! 書店員&街情報誌編集部が推薦する街本とは?

街の情報を知り尽くした街情報誌の編集部と、その街の書店員に、読んだら街を好きになる本を紹介してもらうこの企画。

今回は仙台市にあるヤマト屋書店の書店員と、仙台の地域密着型フリーペーパー『Luccica』の編集長に、読んだら東北がもっと好きになるオススメの本を教えてもらった。書店員が推薦する街が好きになるこの1冊教えてくれたのは?

ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木典子さん
仙台市にある書店チェーン「ヤマト屋書店」。仙台三越店のほか、宮城県に7店舗を構える。県内にはカフェ併設の書店も。書店員歴22年の鈴木さんは児童・文庫棚のコーナーを担当。ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木さん推薦本①:無伴奏(著・小池真理子)

無伴奏 (集英社文庫)全共闘世代の男女を描く甘く危険な恋物語

1960年代後半、杜の都・仙台。荘厳なバロック音楽の流れる喫茶店で出会い、恋に落ちた野間響子・17歳と堂本渉・21歳。多感で不良っぽい女子高生と、男からも女からも愛される不思議な雰囲気を持った大学生の、危険で美しい恋。そして、2人の恋をひっそりと見守る渉の友人、関裕之介。3人の微妙な関係は、ある事件を引き起こす―。

2016年に映画化もされた、直木賞作家・小池真理子の半自叙伝小説。学園紛争、デモ、フォーク、反戦集会……70年代前後の仙台が舞台で、その頃に青春時代を送った人にはとてもリアルな作品だろう。

仙台ホテルや丸光デパートなどの当時の仙台を思い起こさせる場所や、金港堂書店など今も残る街並みが登場する。(鈴木さん)
無伴奏 (集英社文庫)ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木さん推薦本②:キッチン・ミクリヤの魔法の料理(著・吉田安寿)

キッチン・ミクリヤの魔法の料理~寄り添う海老グラタン~ (双葉文庫)仙台の小さな洋食店での心温まる“おいしい”物語

仕事と恋人を同時に失ったまどかは、失意の中、幼馴染で「キッチン・ミクリヤ」のシェフ・御厨にオムライスをご馳走になる。懐かしいその味に心から癒やされたまどかは、そのまま「ミクリヤ」で働くことに! ドSな天才シェフやチャラい年下パティシエに囲まれ、まどかは今日も“魔法のように人を幸せにする料理”をお客様に運ぶ。仙台を舞台にした、心もお腹も幸せになる人気シリーズの第一作。

おいしいものを食べると元気になるように、読むと気持ちが明るくなる一冊。主人公のまどかをはじめ、個性豊かなイケメンたちなど、キャラクターが魅力的。また

昔ながらの洋食の描写がたまらなくおいしそう! 仙台には洋食屋が少ないので、実際にこんなお店があったら通いたい。(鈴木さん)
キッチン・ミクリヤの魔法の料理~寄り添う海老グラタン~ (双葉文庫)ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木さん推薦本③:日和山(著・佐伯一麦)

日和山 佐伯一麦自選短篇集 (講談社文芸文庫)作家の人生と併走し紡がれ続けた小説世界

新聞配達中の早朝の街で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で―。「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、「人間が生きて行くこと」を見つめ続けた。

仙台在住の私小説家・佐伯一麦の短編集。表題作の「日和山」では、震災後の仙台について描かれている。日和山とは仙台・石巻にある標高56mの小さな山のこと。山頂からは石巻市が一望でき、かつての景色を偲ばせる眺望となっている。

仙台在住の著者による独自の視点で描かれた、観光的ではない、地元民の目からみた仙台の魅力に気づかされる1冊。リアルな仙台を感じることができる。(鈴木さん)
日和山 佐伯一麦自選短篇集 (講談社文芸文庫)ヤマト屋書店仙台三越店 鈴木さん推薦本④:ぼくらの七日間戦争(著・宗田理)

ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)いつまでも色あせない「ぼくら」シリーズ第一作

明日から夏休みという日、下町の中学校1年2組の男子生徒たちが突如行方不明になる。事故か誘拐かと親たちは懸命に探すが全く見つからない。実は彼らは河川敷の廃工場に立てこもり、大人たちへの“反乱”を起こしたのだった! テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、七日間に及ぶ大人たちとの大戦争。中高生たちの熱い支持を受け続けるベストセラー。

30年以上前の作品だが、まったく古さを感じさせない、今もなお新鮮な作品。表向きは子ども向けの本だが、60年代の学生運動がモチーフになっていて、大人でも深く考えさせられる内容はさすが。

東京下町を思わせる舞台だが、著者によればモデルとなったのは仙台の青葉区なのだそう。(鈴木さん)
ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)編集部が推薦する街が好きになるこの1冊教えてくれたのは?

株式会社仙台ぱど Luccica編集部 編集長 小野千怜さん
月1回発行の地域密着型フリーペーパー『Luccica』。グルメやレジャーなどさまざまな特集を組み、仙台の情報を発信している。web:https://luccica-sendai.jp株式会社仙台ぱど Luccica編集部編集長 小野さんの推薦本①:アヒルと鴨のコインロッカー(著・伊坂幸太郎)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)物語の裏に隠された切ない真実に涙する

主人公・椎名は引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか椎名は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまっていた……!? 衝撃のラストを迎える傑作ミステリー。

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