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『トロン』のようなネオンカラーでカスタマイズした『The Green Machine』 持ち主は乱射事件の被害者だった

『ピンプ・マイ・ライド(Pimp My Ride)』というオンボロ車を改造する番組を良く観ていた時期もありましたが、日本で車を所有する必要性がない生活をしているうちに、すっかり最近の車事情に疎くなってしまいました。自動運転のニュースやら、最新の自動車のコマーシャルを見るたびに、「あ~、クルマの世界も進化してるのね」などと、すっかり他人事になっている今日この頃です。そんな筆者がビックリしたのが、SF映画『トロン』から飛び出てきたようなこちらの2015年型フォード・マスタング。

『Instagram』 the_green_machine_88 [リンク]
https://www.instagram.com/the_green_machine_88/?hl=ja

『ザ・グリーン・マシン(The Green Machine、以下、グリーン・マシン)』と命名されているこのマスタング、「本物かよ!?」と疑いつつ、持ち主へ取材依頼を投げてみたのでした。

すると、持ち主のジョシュ・リバーズ氏(Josh Rivers、以下、ジョシュ)から「取材オッケー」の連絡が。イタリア系とアフリカ系のハーフで現在29才の彼は、米アリゾナ州フェニックス在住のアメリカ人です。彼が2010年12月に米アリゾナ州フェニックスで起きた乱射事件で、脊椎に損傷を受け下半身麻痺となった被害者であることを聞いてさらにビックリ。

再び歩けるように現在リハビリ中とのことで、『グリーン・マシン』のナンバープレートに車イスのマークがついているのはそのため。足を動かすことができないので、『グリーン・マシン』を運転する時は片手でハンドル操作、もう一方の手でアクセルとブレーキを操るのだそう。「車の運転はビデオゲームを遊んでいるようなもの」と明るく笑う彼にインタビューしました。

―『グリーン・マシン』の改造はどれくらいの時間とお金がかかりました?

ジョシュ:完成までにはほぼ1年です。ダークグリーンに塗装し直して、トロンのようなラインを入れて、新しくホイール・LEDライト・カスタムインテリア・サウンドシステムなどを追加しています。全部で9000ドル(約94万円)くらい使いました。トロンのようなラインは手作業で綺麗に仕上げるのに1週間かかりました。肉体的なハンディがあるので、改造作業はApex Customsというカスタムショップにお願いしました。

―誰かが『グリーン・マシン』を売ってくれと言ってきたらどうします?

ジョシュ:売るのは難しいですね。『グリーン・マシン』はカスタムメイドの愛車だから、自分以外の人には運転して欲しくない。クレイジーな外見だし、緑って誰も一番好きな色とは答えない色なので、欲しい人がいるというなら逆にビックリですね。どうしてもということであれば、20万ドル(約2100万円)かな。この金額なら最新の足の治療費をまかなえるので。

―そもそも『グリーン・マシン』を作ったのはなぜ?

ジョシュ:子供の頃から近未来的な緑色の車が欲しいと思ってたから。なんで緑色かと言うと、SFとかエイリアンが大好きだったから。エイリアンの乗り物みたいでしょ?

―街中で『グリーン・マシン』を見た人はどういう反応しますか?

ジョシュ:ガン見したり、写真や動画を撮ったり、叫んだり……なんか自分が有名人にでもなったような。駐車場やガソリンスタンドでは必ず知らない人に話しかけられるし。こんなにウケるとは正直思ってなかったです。自分が好きなようにカスタマイズしただけだから。喜んでくれる人がたくさんいるってことは、結構誇らしかったりしますね。これから愛車をカスタマイズしようと思ってる人は、常識なんかにとらわれないで自分の好きなようにカスタマイズして欲しい。コマーシャルやミュージックビデオに『グリーン・マシン』を出演させて、地元だけでなくもっと多くの人に『グリーン・マシン』のことを知ってもらえたら最高です。

The Green Machineさん(@the_green_machine_88)がシェアした投稿 – 9月 19, 2017 at 4:35午後 PDT

―ナンバープレートが「GAGA」だけど、レディー・ガガのファン?

ジョシュ:大・大・大ファンです。彼女の音楽を聞くまでそれほど音楽に興味がなかったんですが、彼女の音楽と出会ってから覚醒してDJを始めました。彼女のユニークなスタイルはポップミュージックの中では“エイリアン”みたいなものなので、僕のエイリアン好きとつながるんですよ。いつか彼女が気付いてくれることを願って、ナンバーが写ってる写真には必ず#ladygagaとタグ付けしてます。

―『グリーン・マシン』を最初に見た時「この車って本物?」と思ったんですけど、『Instagram』で『グリーン・マシン』を見た人の反応は?

ジョシュ:「Photoshopで加工してるんじゃないの?」とか「本物ではないよね」といったコメントは多いですね。そう言われると「この世に存在しないような車を作ったんだな」と嬉しくなります。『グリーン・マシン』を実際に見た人達の反応がスゴイのもわかる気がします。

―どうもありがとう

The Green Machineさん(@the_green_machine_88)がシェアした投稿 – 3月 6, 2018 at 11:59午前 PST


https://www.instagram.com/p/Bf_o-89DIAH/
ビフォーアフター

The Green Machineさん(@the_green_machine_88)がシェアした投稿 – 11月 7, 2017 at 4:30午後 PST


https://www.instagram.com/p/BbNtVwbDuBZ/
ハンドル操作はハンドルについている球状のもので行います

The Green Machineさん(@the_green_machine_88)がシェアした投稿 – 10月 16, 2017 at 4:30午後 PDT


https://www.instagram.com/p/BaU8_-OD8fO/
『マトリックス』風

The Green Machineさん(@the_green_machine_88)がシェアした投稿 – 5月 2, 2017 at 11:37午前 PDT


https://www.instagram.com/p/BTmayfUjem4/
『トロン』のワンシーンみたい

アリゾナ州はメキシコと国境を接しているため、高校の外国語の授業では「9割以上の生徒がスペイン語を選択したけど、日本語を選んだ」というジョッシュ。「高校を卒業してからだいぶ経つのでカタカナは忘れちゃったけど、ひらがなは全部覚えています」と話してくれました。「日本文化が大好き」で、特に「ゲームとアニメ」にハマッたそうです。「歩くのが困難なので、『グリーン・マシン』を運転している時は自分が障がい者だということを気にせずにすみます。自由を感じます」と言う彼は、「車の運転もそうだけど、ゲームも歩かないで楽しめるから」と最後まで明るく対応してくれました。

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※画像:ジョシュ・リバーズ氏提供

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(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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