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不信心だけれども江戸三十三観音をめぐる。男の御朱印集めの旅~その十~

江戸三十三観音めぐり…第十日目

突如、仕事が空いたので、思い立って観音巡りをする。準備作業の「手書きの御朱印がもらえるか?」の電話連絡をしなかったけれど、ここのところ順調にもらえていたので、問題ないだろうとピクニック感覚で出発した。

という訳で、今回は23番目(札所第二十五番)と24番目(札所第二十六番)を巡ります。

魚籃寺(札所第二十五番)港区三田

前日まで寒かったのに、この日に限って東京は夏日の気温30度。長袖でうろうろしているのは私だけ。つくづく、ついてない……。

そんなこんなで、東京メトロ南北線の白金高輪駅を下車。

アッパーな人が住みそうな高層マンションと、いつ建ったのか見当もつかない薄汚れた背の低いビルが混在して並ぶ桜田通り沿いを魚籃坂下交差点まで歩く。

目印は、黒い看板のマツモトキヨシ。

これは希少! と思い写真を撮ってはみたが、全国にはお馴染みの黄色い看板ではなく、オレンジ、白、ピンクなどもあり、それほど希少でもないらしいことを後に知った。

交差点を魚籃坂方面に登り… 2分ほどの場所に、本日最初のお寺『魚籃寺(ぎょらんじ)』が現れる。 真っ赤な門が美しい。 境内に入ると、こじんまり。右手が本堂、左手が寺務所、それらの奥がお墓になっている。 本堂はというと……、残念ながら開帳されておらず観音様は拝めず。

後に調べたところによると、ご本尊は年に1回、5月にわずか1日だけ開帳する秘仏であることがわかった。私のようにフラっと予定も確認せず、ピクニック感覚で拝みに来ても見ることは出来ない。

魚籃時は大漁祈願、魚介供養に訪れる参拝者が多く、ご本尊の菩薩さまが美しい乙女の姿をしていることから、美しくなりたい女性が参拝にやってくるそう。

美貌も神頼みかぁ……。考えさせられる。

さて、寺務所に向かい、中でごあいさつ。

ごあいさつ……

ごあいさつ…………

不在である。

やはり行き当たりばったりのピクニック気分じゃ、菩薩さまにも愛想つかされたのかもしれない。

お金を納め、書置きの御朱印を頂いた。

済海寺(札所第二十六番)港区三田

魚籃時から済海寺へは徒歩でいける距離。坂を上がり大通り手前を左折。そこをずっと直進するのだが、途中で気になる坂を発見。

『幽霊坂』である。

説明によると、一説には坂の両脇に寺院が多く、今にも幽霊が現れそうなほどもの寂しい雰囲気だったので、この名が付いたという。ふむ、なるほど。確かに少し寂しげであり、この名前が付いているだけで夜は怖いかもしれない。

と、標識をよく見てみると……『初代文部大臣、森有礼の旧居宅があったためとも』との由来も。有礼を「ゆうれい」とあてた説であろう。(どちらの説でもいいが、テプラは気分が削がれる)

この『幽霊坂』から5分ほど(魚籃寺から15分ほど)歩くと、『済海寺(さいかいじ)』に到着。 住友不動産の高層ビルの眼下に近代的なビジュアルのお寺。 石畳の参道を歩き、まずは奥の寺務所へ。 ご婦人が対応してくれ御朱印帳をあずけお参りに。ご本尊は、境内入って左手の観音堂に安置されており、秘仏というわけではなさそうだが公開はしていなさそうな雰囲気。仕方がないので、拝んで、欲にまみれた願掛けをする。 御朱印も頂き、寺務所を出る。 なんとはなしに花壇を眺めると、でかい蝶を発見!

墓にいる蝶は、死者の霊媒と江原啓之が言っていた。つまりこれで死人と通じ合える!でも……でかい! こわい! 死人と通じ合わなくていい!しっぽを巻いて逃げ帰った。帰って調べたところナガサキアゲハのメスだそうです。

さて、観音巡りを始めたのは去年8月。1年を経過しこの日で24か所を巡ったことに。

どうやら結願は年明け春ごろになりそうということが分かった。

その十一につづく…an・an(アンアン) No.2071
Fujisan.co.jpより

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