[常備野菜の冷凍保存]ほうれん草やネギなど、生で冷凍するコツ
ほうれん草やネギ、小松菜などの常備野菜が、生のまま冷凍保存できることをご存知ですか?今回は、余ってしまった常備野菜の、便利な冷凍保存術をお教えします。小分けにしておけば、使いたいときに必要な量をすぐ取り出せるので、時短調理にも役立ちます!
ほうれん草・小松菜・水菜は、切って冷凍保存
ほうれん草や小松菜は、葉の表面から水分がどんどん抜けて、2~3日ほどでしなびてしまいます。余ったら、鮮度が高いうちに冷凍しましょう。
シャキシャキした食感が魅力の水菜は、凍ったままスープや炒め物などに使えて便利です。
ほうれん草・小松菜の冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
洗って、3~4cmの長さにざく切りにする。
しっかりと水気を拭き取り、生のまま、冷凍用保存袋に入れて冷凍。
解凍方法:凍ったまま調理。または、お湯をかけるか電子レンジで加熱。
水菜の冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
使いやすい長さに切る。
生のまま、冷凍用保存袋に入れて冷凍。
解凍方法:凍ったまま調理するか、自然解凍。
ほうれん草・小松菜を茹でて冷凍する場合
固めに茹でて水気を絞り、3~4cmの長さに切る。小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍。調理時は、凍ったままか、自然解凍でOK。おひたし、パスタに使えます。保存の目安は約1カ月。
長ネギは、白い部分と緑の部分を分けて保存
白い部分は乾燥してしなびやすく、緑の部分は水分が多いために傷みやすいネギ。冷凍する場合は切り分けて別々に保存します。汁物の具にオススメです。
長ネギの冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
●白い部分
5~6cmの長さにカットする。
生のまま、冷凍用保存袋に並べて入れ、冷凍する。
解凍方法:凍ったまま調理。凍ったままでも切れるので調理しやすく便利。
●緑の部分
全体をラップで包む。
生のまま、冷凍用保存袋に入れて冷凍。
解凍方法:凍ったまま調理。
万能ネギは、まとめて刻んで冷凍保存
万能ネギは傷みやすいので、購入後に早めに刻んで冷凍しておきましょう。刻んだ後はしっかり水気を取るのがコツです。薬味や汁物の具に便利。
万能ネギの冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
小口切りにし、キッチンペーパーで水気をしっかりとる。
生のまま、冷凍用保存袋に入れて冷凍。
解凍方法:凍ったまま調理。
便利な「ミックス野菜」の保存方法
いろいろな野菜が少しずつ残ったら、生のまままとめて冷凍すると便利です。野菜炒め、鍋物、汁物、焼きそば、ラーメン、パスタなどに使えます。凍ったまま調理できます。
ミックス野菜の冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
キャベツやほうれん草、小松菜などの葉野菜は一口大に、長ネギは斜め薄切りに切る。ピーマンは乱切りに。
生のまま、1回の調理で使う分量を冷凍用保存袋に入れて冷凍する。
[ネギ]生でも焼きでも!ネギの選び方&切り方&保存方法
本来、関東では白い部分を食べる「長ネギ(根深ネギ・白ネギ)」、関西では緑の葉の部分を食べる「青ネギ(葉ネギ)」が主流ですが、現在ではどちらのネギも地域を超えて流通しています。薬味など、生で使うとネギ本来の辛味や香りが活き、焼く・煮るなどの加熱調理をすると辛味が消えてマイルドな甘みが生まれます。
最終更新:2018.03.22
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
『その調理、9割の栄養捨ててます!』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部監修(世界文化社)
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