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アジカン「辞めようかなと思ってた」 後藤が語る、立て直すまでの道

アジカン「辞めようかなと思ってた」 後藤が語る、立て直すまでの道
J-WAVEで放送中の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。3月3日(土)のオンエアは、ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文さんがゲストに登場。3月28日(水)にリリースされるベストアルバム「BEST HIT AKG 2(2012-2018)」をテーマに、当時の後藤さんの心境などについてお話を伺いました。

■解散寸前の状態から立ち直った出来事

後藤:2010年から2011年の頭はあまりうまくいってなかったんですよ。メンバー同士のやり取りとかも含めてね。2011年3月のツアーが終わったら、このバンドを辞めようかなと思ってたんです、当時。

そんなアジカンとしての活動が危ぶまれていた頃に起こったのが、東日本大震災でした。震災から今までを、後藤さんは以下のように振り返ります。

後藤:このバンド終わっちゃうかもしれないな、っていう空気になりかけていたときに、あの震災があって。だから、なんとなく日本の、特に東北と同じように、自分たちのバンドも一歩一歩復興してくるというか、立ち直ってきた何年かっていう感じがしますね。このベストを出して、次のアルバムを出したくらいで、やっとあのときから地続きの時間軸に戻っていけそうな感じというか。そういう立て直す時期だった気がします。自分たちを。

また、後藤さんにとって震災は、今まで自分が続けてきた音楽活動を再認識するきっかけになったと言います。

後藤:自分がどれほど音楽をやりたいのか、ということがよくわかりましたね。2011年は特に。というのも「音楽をやるべきなのか」という問いが、いろんなところに立ち上がったし、もちろん「不謹慎だ」っていう声もあったし。そういう空気を打ち破ってでも、鳴らしたい音楽があるのか、書きつけたい言葉があるのかっていうのは、こうした大きな経験がなくても、毎回問いながらやっていかなければいけないんだっていう、当たり前のことをすごく勉強させてもらった。

震災後、東北の街をギター1本で訪れ、自分たちのことを知らないお爺さんお婆さんの前でライブをしたこともあったという後藤さん。いわばアウェイの地で演奏をすることで「自分たちの音楽で明るくなってもらいたい」という、ミュージシャンシップを再確認したと話します。この経験を通して、「タフになった気がしますね。ここ何年かで」と後藤さんは言います。

■新聞『The Future Times』編集長としての後藤さん

後藤さんは音楽活動と並行して、2011年7月に新聞『The Future Times』を発行し、東北の被災地や地域のリーダーなどを、自ら取材しています。編集長として後藤さんが大切にしている視点についてお話を伺いました。

後藤:文章を書くときにやってしまいがちなことは、誰かの気持ちを代弁してしまうことなんですよ。「代弁しようと思うこと」というかね。でも、それは本来できない。絶対に。それはやってはいけないなとすごく思います。あと、一般化することの怖さというか。書くことっていうのは、膨大な情報の中からいくつか抜き出して文章にしていくので、多様性とは真逆なことになりやすい。

後藤さんは、物事を単純化してしまうことで除外される人が出てしまう危険性に触れ、「これは僕の視点から見た、こういう話なんだ」という点を明確にすることが大切だと語りました。

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【番組情報】
番組名:「RADIO DONUTS」
放送日時:毎週土曜 8時−12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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