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いじめが起こるのは「脳内物質」が関係していた…専門家語る

いじめが起こるのは「脳内物質」が関係していた…専門家語る
J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「UP CLOSE」。2月27日(火)のオンエアでは、火曜日のニュース・スーパーバイザー、青木 理が登場。脳科学者の中野信子さんをゲストにお迎えし、いじめと脳科学の関係に迫りました。

■潜在的に抱えている差別感情…正す道は教育

青木は「人を差別したりする排他感情は本能の領域に属していて、これは教育で正さないといけない」という言葉を紹介。イタリア人哲学者、ウンベルト・エーコのものです。

中野:本当にその通りだと思いますね。本能の領域とはつまり、そういう機能を持たない集団が生き残ってこられなかったことのひとつの現れで、生き延びるために必要な機能として、今でも備え付けられています。
青木:それは、仲間を守るなどするために、自分と違うものは排除したり、いじめたりするということですか?
中野:そうですね。排除したり、その人のやり方を変えてもらわなければ集団のみんなが困りますよというときに、攻撃してでも手を変えさせようということが、最初の攻撃のきっかけになるものです。

■日本と欧米でいじめの形態が違う?

中野さんによると、欧米と日本のいじめは少し形態が異なるそう。中野さんは次のように語りました。

中野:欧米で起こるいじめは、どちらかといえば、自分の力を誇示するために弱いものを攻撃するかたちを取るのに対して、日本では一様にフラットである中で、ひとりだけが順番に標的になったりすることがあります。まるで、いけにえのようにも見えます。

■いじめにはある脳内物質が関係していた

中野さんの著書の中で、人の脳にはいじめをするための機能が組み込まれていると書かれていることについて青木が質問すると……。

中野:脳内では神経伝達物質が働いて、いくつかの機能のベースになっています。いじめもしくは社会的排除は、社会的な機能を強めるために起こるものなので、オキシトシンという物質が強く関わっています。

オキシトシンは人と人とを結びつける向社会性ホルモンだそうです。これは、仲間を大切にする場合には役に立つそうですが、逆に仲間ではない人を攻撃する、もしくは仲間を傷つけようとする人を排除したい気持ちが高まるというネガティブな要素を持っているのだとか。

中野さんによると、オキシトシンは「愛情ホルモン」と呼ばれるほどもてはやされ、人間に役立つ部分も大きいそう。その一方で、「恐ろしい部分も強めてしまう」と話していました。

■いじめの標的になったら…逃げるのがいちばん

そのような状況において、中野さんに日常のいじめを防ぐ方法について伺いました。

中野:自分たちがこのような機能を持っているんだと自覚することがいちばん良い方法だと思います。でも、なかなかブレーキをかけることが子ども時代にはできなかったり、理性のブレーキは大人でも、たとえば睡眠不足だったりお酒を飲んでいたり、ちょっと疲れがたまっていたりすると、なかなかかからない。標的になってしまったら、いちばん良い方法は逃げることです。

またそれに準じる方法としては、攻撃には時間やお金などのコストがかかり、復讐・仕返しされるリスクもあるので、「ちょっといやな回避法ではありますが、いじめられる側は、具体的な力、抑止力を持つことも効果的」だと話しました。

子どもは抑止力などを持ちにくいため、親や教師など周りがいじめに気づき、手を差し伸べ理性をきちんと教えることが重要なのかもしれません。

さて、次回28日(水)は、キングコングの西野亮廣さんをお迎えし、「お金とは一体何なのか?」について迫ります。どうぞお聞き逃しなく。

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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時−21時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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