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「ヤバい」「すごい」は封印! 語彙力を増やす方法とは

「ヤバい」「すごい」は封印! 語彙力を増やす方法とは
J-WAVEで放送中の「GOLD RUSH」(ナビゲーター:渡部建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。2月16日(金)のオンエアでは、『語彙力こそが教養である』の著者、明治大学文学部教授・齋藤孝さんにお話を伺いました。

まず齋藤さんに、“現代人の語彙力”に注目したきっかけを伺うと……。

齋藤:何でも「すごい」や「ヤバい」と言ってしまって、SNSもそのような言葉だらけになっている。学生も言葉の数が少なくなり、就職活動でもそれが出てしまうので、「言葉の数を増やそうよ」と語彙力というのを言いはじめたんです。だいたい30秒、1分ほど話すと、その人の語彙力や、新聞や本を読んでいるかどうかがわかります。

語彙力が少ない大人が増えた理由は、新聞購読率の低下や、全てが話し言葉でよくなっていることなどが挙げられます。ネットでニュースを頻繁に読むだけでも語彙力は鍛えられるそうですが、友だち同士でのおしゃべりでも、たとえば羽生結弦選手のショートプログラムについて「ヤバい」ではない表現してみることなどを提案していました。

渡部が気になっているのはグルメレポートの表現です。味の表現は「業界的に頭打ち」と言うくらい難しいと言いますが、齋藤さんは「擬態語の定番『エビはプリプリ』などをあえて禁じ手にして、歯ごたえの感触や噛んだ瞬間の変化を言うと具体的になります。エビの食感の中で差別をつけたり……」とアドバイス。渡部のグルメ本に書いてある「しっかりとした肉料理なのに味わいが軽やかでスルスル食べられる」といった言葉を「普通に言うよりひとつふたつ言葉を増やす表現」と絶賛していました。

語彙力を増やすには素読、音読が基本だそう。「自分が知らなかった言葉が、自分の体を通ってアウトプットすることで使い慣れてくる」とのこと。ただ黙読するよりは、気に入った部分を呟いてみるだけでも効果があると言います。

その他にも、ネットのよいコメントや歌の歌詞なども、見たら使ってみるといいそう。たとえば「不協和音」のように、テレビやネットでもおもしろいキーワードで溢れているので、ちょっと変でも使ってみることは大事だと話していました。

言い換えが基本なので、同じ言葉を使わないように意識することも重要だそうです。「すごい」「ヤバい」は使わない、「おいしい」「うまい」と言わずに「極上」「コクがある」「馥郁とした」「芳醇な」「香ばしい」などに言い換えてみる、おいしいと感じた感情を丁寧に表現したり、あえて食べものに使わない比喩で置き換えてみる……といったトレーニングを薦めていました。

齋藤:今の人は、語彙は減っているけど、言語センスはいいと思います。ニュースのコメント欄を見るとびっくりします。感覚を大事にして丁寧に言葉を選べは格段によくなりますよ。

ちなみに「芸能界で語彙力がある人は?」という質問には「断トツで美輪明宏さん。持ってくる言葉のゾーンが広い。若い人なら壇蜜さん。番組でご一緒したけれど、語彙力が豊富だなと思いました」とのこと。

最後に「語彙力を高めていくと世界が彩り豊かに見えてくる。言葉が違うと世界も違って見えてきます。言葉が世界を決めている」と語った齋藤さん。最新著書『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』でも、大人ならではの知的な言い回しを数多く紹介しているそうです。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:「GOLD RUSH」
放送日時:毎週金曜 16時30分−20時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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