ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

多言語対応の商品検索アプリ「Payke」の見る未来【#TechスタートアップPR特集】

言語を超えて「モノ」に情報を与え、価値を最大化する

――Paykeのビジネスについて教えてください。

古田:「Payke」は、商品のバーコードにスマホをかざすだけで、商品のあらゆる情報を、ユーザーの母国語で閲覧できるアプリです。Paykeに情報を登録すれば、日本中どこでも「低コスト」で「手軽」に商品の魅力を訪日外国人向けに発信することができます。

例えば、海外の方が沖縄に来たときに、オリオンビールを飲む理由ってわからないわけですよ。日本人だと沖縄行ったらオリオンビール飲もうってなるじゃないですか。それはオリオンビールが沖縄の地ビールだからなんですよ。

でも海外の人からすると、オリオンビールの価値もサッポロビールの価値も情報がないとわからない。モノは流通してるけどそこにのってるはずの情報は流通してないんですよ。

モノの情報流通を最適化させていきましょうというのが、我々の狙いとするところです。それは日本に限らず世界中のモノでそうなっていくべきだと考えています。

僕ら日本人も、海外に行くと情報がないから、地元の人はみんな知ってる商品のことをスルーしちゃうわけじゃないですか。それってもったいないじゃん、と。そういうところを最適化して、モノの価値を最大化していきたいと思って立ち上げたサービスです。

株式会社Payke 代表取締役CEO 古田奎輔氏

――つい昨年には利用企業数が1,000社を超えられたとか。

古田:ローンチして2年ほどで商品登録数150,000点以上、加盟企業数1,000社以上となり、台湾・香港・マカオのApp Storeランキングで1位になるなど、かなりの数のユーザーに使っていただいています。

また、データベースには、ユーザーの国籍や年齢をはじめとした属性情報・位置情報と紐づいたスキャン履歴が残っていますので、これをどう活用していこうかというのが今後の課題です。

データを活かして店頭の棚割の提案をしたり、メーカーに提供して新商品の開発だったりマーケティングだったりにいかしてもらうっていうのももちろんあります。

その上で我々としては、データを提供して終わりにせず、このデータをもとに新たなサービスを作っていきたいと考えています。

具体的には、AIにデータ解析してもらってアドテクを開発するとか、この商品のあと何分以内にこの商品を手に取っているから、物理的に距離が近い方がいいみたいなレコメンドエンジンだったりとか。

集中して取り組める沖縄の開発拠点

――Paykeは今、何名くらいで開発されてるんでしょうか。

花城:僕も含めて、8人体制でやってます。六本木にもオフィスがありますが、開発拠点は沖縄です。開発は営業や経営とは切り離した状態で目の前の課題に集中して取り組んだ方が捗ることも多いと思っていて、沖縄にオフィスを作っています。

僕自身、沖縄が好きだというのももちろんあります(笑)。満員電車にも乗らなくていいし、室内にいれば暑くもありません。

株式会社Payke 取締役CTO 花城昂平氏

古田:今後入社していただく人については、沖縄に移住してもらってもかまわないし、東京でやってもらってもいいと思っています。今いるメンバーのうち、沖縄出身者はCTOの花城を入れて4名で、残りの4人のうち2人が東京出身、あとの2人が、ベトナム出身のベトナム人エンジニアです。

花城:経営・営業との切り離しの他にも、沖縄に拠点を置くメリットがあります。それは、採用面のメリットです。沖縄にはスタートアップがほとんどないので、東京だったら取り合いでしょってレベルの人が、スッと入ってくれるんです。なんなら、志望して来てくれるという……。

おかげさまで、レベルの高いメンバーがそろっています。一方、エンジニアの絶対数は少ないので、100人のエンジニアチームを作るようなことはできないと思っています。ステージに応じて、拠点を変えていかないといけない可能性はあるかなと。

――開発体制に特徴はありますか?

花城:チームを二つに分けています。toC向けの開発チームと、toB向けの開発チームです。

toC向けの開発チームは、とにかくアプリをどんどんリニューアルしていくチームです。いま、2週に1度アプリをアップデートしているのですが、バグフィックスだけということはほとんどなくて、何かしら新しい機能を追加したり、引っ込めたりしています。

一方のtoB向けの開発チームも同様に、2週間スパンでタスクを切って、開発を進めています。Paykeはサーバーサイドにも大きな価値があるサービスですので、管理画面だとかデータ分析するための基盤だとか、アプリとのAPIもそこに含まれるんですけど、こちらもガンガン回していっていますね。この両輪いずれもが、スピード感を持ってやれています。

経営経験もあるCTOと代表の強い信頼関係

――花城さんは、どういった経緯でPaykeに合流されたのでしょうか?

古田:2年前、まだPaykeのアイデアだけがある状態の時に、とあるビジコンで優勝して、その賞金でプロトタイプの開発をはじめました。その時、開発会社の担当者として、当時フリー契約で働いていたのが花城さんだったんです。

花城さんは「(はじめは)雑でもいいから動くものを早く作る」タイプで、最初からフィーリングが合いました。実装も早いし、提案もしてくれるうえ、コミュニケーションも非常にとりやすいと。

自身で会社をやってた経験も営業経験もあって、ビジネス面のこともよくわかってるんで、こんないい人いないじゃんと。ぜひスカウトしたいと思って、焼肉屋に呼び出しました。

花城:そうそう焼肉屋でした(笑)。まったく予期していなかったので、普通に開発の相談だと思って行ったんですよ。「デザイナーとか、(チームの)他のメンバーに声かけなくていいですか?」なんて呑気に言ってたぐらいで。そしたら社長が「花城」って書かれたPaykeの名刺を作ってきていて、「こういうことなんですけど」と。

1 2次のページ
CodeIQ MAGAZINEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。