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「臓器のVR」でガン告知…医者が明かす、患者の意外な反応

「臓器のVR」でガン告知…医者が明かす、患者の意外な反応
J-WAVEで放送中の番組「INNOVATION WORLD」(ナビゲーター:川田十夢)。2 月9日(金)のオンエアでは、外科医であり、医療用VRソフトを開発者でもある、杉本真樹さんがゲストで登場。医療×テクノロジーの現場にいるからこそわかることを語りました。

Appleによる「世界を変え続けるイノベーター30名」にも選出された経験を持つ杉本さん。そもそも杉本さんが外科医になったのは、医者のなかでも「外科医は、手術で問題のある部分を取り除くなど、“自分の手”でどうにかできることが多いから」。人を助け、幸せにしたいという強い気持ちがありました。

しかし、外科医として働くうちに、医療業界が非効率であることに気づいたそう。より多くの人を助ける効率化のため、医療ソフトを開発。VRで臓器を表示し、摘出すべき箇所を確認する……など、従来にはない治療法を生み出しました。

杉本:患者さんは“立体”ですよね。でも、モニターもレントゲンも2Dです。そして、治療のときに3Dになる。これは遠回りです。はじめから3Dでいいじゃない、と。3D画像とVRを両方見ると、医療の効率化、よりよい医療につながると思ってVRをやっています。

川田:モニターを見るって変な技術ですもんね。VRで真っ直ぐに手元を見ながら動かせれば“省略”になるし、「テクノロジーって役に立つんだな」と感じました。杉本さんのドキュメンタリーを拝見したんですけど、患部のデータをVRで患者さんに見せるシーンがありましたよね。あれを見て、開拓者だなあ、と。

杉本:患者さんが、自分のガンがどんなのか覚えてなかったり、医者に任せきりになってしまったりすることがあります。それって、怖いからなんですよね。怖いのは知らないから。知ると怖くなくなり、立ち向かえる。だから知ることができるようにすればいいじゃない、と。あと、ガンの告知をするときにVRを使うと、笑ってくれたりするんですよね、不思議と。受け入れて、余裕がある表情になるんです。あれは画期的だと思いましたね。

川田:見せるのも勇気が入りますけど、漠然とガンに怖がっているより、インナースペースまで入って見せちゃうっていう。SF映画を見ているようでした。

杉本さんは以前、アメリカに留学していたときに「Are you happy?」とよく訊かれたそうです。直訳すると「あなたは幸せですか?」ですが、「おまえは周りにいる人を幸せにしているのか?」という意味だった、と杉本さんは言います。自分だけハッピーではだめだと気づいて、VRのように、誰でも使えて幸せな体験をできるものを追い求めるようになっていったのだそうです。

最後に、杉本さんは「医療は医者だけがやることではない」「社会が担うべきこと」と考えていると明かしました。今は、家庭で血圧や血糖値を測れる時代です。家族の誰かが医者のような働きができる社会を望んでいると、未来について語りました。

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【番組情報】
番組名:「INNOVATION WORLD」
放送日時:毎週金曜22時−22時55分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/

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