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THEイナズマ戦隊、結成20周年記念ツアー東京公演が大盛況! “いつまでも夢を見させてくれてありがとう!”

結成20周年を記念した初47都道府県ツアーを実施中のTHEイナズマ戦隊が、最新アルバム『PUMP IT UP!』のレコ発ワンマンライヴを1月24日(水)に東京・渋谷WWWで行なった。
2018年1月24日(水)@渋谷WWW (okmusic UP's)

20周年にふさわしいSEの「20TH CENTURY BOY」(T.REX)が鳴り響く中、山田武郎(Gt)のイントロから「That’s so great!!」でライヴがスタートすると、早くも持ち前の“雑草”魂を発揮! 上中丈弥(Vo)の“ロケンロー”でフロアからは歓喜の拳が上がり、続けて山田の熱いギターソロ、上中のブルースハープへ繋がれたら、一気にハートを鷲掴みにされてしまう。イナ戦らしいズッコケ男道感あふれる「突っ張り大一番」、中田俊哉(Ba)と久保裕行(Dr)がハネるリズムを繰り出すダンサブルな「ジタバタダンス」。確かなキャリアを伝えながらも清々しさが勝る、そんなステージを軽やかに見せていく。
「うんうん、いいよ! すごくいいと思うけど、ちょっと前に出すぎちゃう? ギターソロ弾いてる武郎にスポット当たってんのに、絶対おかしいって! お前んとこ、真っ暗だったもん! 俺らもう1200本くらいライヴやってるんだからさ、わかろうぜ(笑)」と、最初のMCで上中が中田をイジって場の空気を和らげるあたりもさすが。「ま、こんなズッコケたTHEイナズマ戦隊ですが、どうぞよろしくお願いします!」とあらためて挨拶したあとは「赤い命が燃えている」のラテンビートで加熱し、“一日一歩を重ねてく 勇敢な人生だろ”の歌詞で会場いっぱいに笑顔があふれ出す。お客さんたちが元気になっている。そのさまが目に見えてわかる。こういうライヴは観ていて気持ちがいい。

アルバムタイトルを冠した「PUMP IT UP!!」というインスト枠では、久保→山田→中田のリレーでソロ回しも披露。オーディエンスがさらに沸く様子を、そして頼もしいメンバーの流れるようなパフォーマンスを、誇らしげに見つめる上中の姿もまた印象的だった。

中盤ではグッと青に染まった照明の下、哀愁と歌謡曲テイストが滲む「すすきのエレジー」、上中もギターを携えて親友の結婚に捧げたラブバラード「君に捧げよう」を演奏。イナ戦の多彩な表情を覗かせつつ、その深みにじっくりと浸らせてくれる。そんな中、「各駅停車」をこう歌い換えてくれたのにもグッときた。“相変わらずアホにつける薬はなく あの日のままで突入20周年 オマエも忘れたかい? 後悔という字を だったら野音まで行こうぜ各駅停車”――そう、5月26日(土)にはバンド21年目にして念願、待望の日比谷野外大音楽堂での初ワンマン『俺とオマエと野音と応援歌』が、47都道府県ツアーの終着点のように控えている。

「ようやく1つ目の階段、野音に足をかけています。こうやって平日にもかかわらず来て、断りもせず歌いまくって笑って泣いてくれる皆さんに力いっぱい届けようと思ってやりますんで、その景色を楽しみにしててください。野音のこと、そしてここまで支えてくれた皆さんのことだけ考えて作った曲があるから、歌っていいかい?」と、上中のMCも熱くなる。輝かしく照らされるステージに、希望のイメージが浮かぶ。そんな「そして夜空に浮かぶ月のように」や「人生は最低で最高だ」を聴いていると、思いが駆け巡らずにはいられない。

20年の歴史の中で、メジャーレーベルとの契約は今が3度目。時にはくすぶりつつ、それでも誰に何と言われようともしぶとく、青くさい春を追いかけ続けてきたTHEイナズマ戦隊。彼らもまた、怒髪天、フラワーカンパニーズ、THE COLLECTORS、Theピーズ、エレファントカシマシのように、もっともっと高い評価を受けるべきバンドなのだと思う。イナ戦にはそれだけのドラマがあるし、何よりその間で生み出した名曲がたくさんあるのだから。

「今ね、“あと25年やろう”って4人で話してるんですよ。とりあえず65歳まで、なんて考えてます。これまで歩いてきた年数より長い! 今日もさ、ライヴをやったらやったで楽しくて困るよな。1stアルバムの1曲目で「いばら道」っていう曲を書いたけど、まさかこんなにいばら道が待ってるとは思ってなかったわ(笑)。でも、こう歩まないと見えない景色もあって、それを歌っていくバンドになれた。それをここまでTHEイナズマ戦隊を育ててくれた皆さんに見せたいから、まずは野音を観に来てください。その先は武道館まで行きましょう! いや、そんなのは当たり前や。もうさ、正月、大晦日も退屈させない。NHKホールで会おうぜ!? やってやろう! 俺たち紅白歌合戦、マジで考えてる。いつまでも夢を見させてくれてありがとう!」と、上中が思いの丈を打ち明けた場面もあった。

ライヴ後半は1stシングル曲「月に吠えろ」を含む初期ナンバーのメドレーほか、『PUMP IT UP!』から最高の人間讃歌「ガムシャラの一言に尽きるぜ」「愛らしいじゃない」を畳みかけ、渾身の「応援歌」も披露。苦節20年を経て、イナ戦が代表曲を清々しく演奏している。仁王立ちの上中が、後半のサビをマイクなしで歌い放つ。その凄まじい説得力を受け、最後には“ラララ”の大合唱が会場全体を温かく包み込んだ。

「応援歌」について上中は「誰かのために歌える人生なんて幸せじゃないかって話をしたから、これからも野音でも歌います!」とも話していた。歌も楽器もひとつひとつのフレーズに対して誠実で、引き締まったバンドアンサンブルを聴かせる、21年目、まもなくメンバー全員40代突入のTHEイナズマ戦隊。仕上がりまくっている彼らがバンドマンにとっての聖地・日比谷野外大音楽堂で行なう“感謝祭”とも言える初ワンマンを、ぜひ目撃してほしい!

Photo by 鈴木友莉

Text by 田山雄士

【セットリスト】

1.That’s so great!!

2.突っ張り大一番

3.ジタバタダンス

4.赤い命が燃えている

5.Ban & An~バカ万歳アホ万歳~

6.PUMP IT UP!

7.青春時代延長戦

8.すすきのエレジー

9.君に捧げよう

10.各駅停車

11.そして夜空に浮かぶ月のように

12.人生は最低で最高だ

13.オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプ

14.メドレー

~熱血商店~

嗚呼!!されど青春ごっこ

さらば青春 輝く俺

君のため

心臓直結系ラブソング

月に吠えろ

15.ガムシャラの一言に尽きるぜ

16.愛らしいじゃない

17.応援歌

<ENCORE>

1.戦え boys & girls ~栄光のpump up~

2.33歳
『俺とオマエと野音と応援歌』

5月26日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂

<チケット>

受付期間:2月1日(木)12:00~2月18日(日)23:59 ※イープラス/先着

■受付URL http://eplus.jp/inazumasentai180526/
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