【焼酎リポーツ ぎまちゃんVol.2】「森伊蔵(森伊蔵酒造)」の巻

access_time create folderガジェ通

今回もはじまりました、『ぎまちゃんシリーズ』。今回は、私 “あらいぎまちゃん” がこれまで飲んできた数々の「焼酎」について、割と投げやりな態度で語り尽くします!! 現在、流通している芋・麦・米などを原料とした焼酎というのは銘柄数で言えば大体「1000種類以上」あるんですが……。

この内、私が飲んだ事のある約200種類以上銘柄についての寸評や定価の何倍以上で取引されている、いわゆる「プレミア焼酎」と呼ばれている希少な銘柄の入手方法についてグダグダと語っていきたいと思っております。

今回は、プレミア焼酎の中で最も有名な銘柄のひとつ、『森伊蔵』について語っていきましょう。プレミア焼酎と言えばこれ、と言われるくらい有名ですね。焼酎ブームも落ち着き始めた最近の『Yahoo! オークション』では各プレミア銘柄も市場価格を、ブーム全盛期と比較すると約70~80パーセント程度まで下落して取引されています。

この森伊蔵も4年ほど前までは30000円台で推移していましたが、現在は25000円前後で落ち着いているようです。しかしそれでも「コンスタントに月産千本以上生産」している焼酎の中では最も高価な銘柄です。定価は2600円前後ですから、約10倍以上のプレミアが付いている事になります。そんな森伊蔵の私的評価はこんな感じです。

======================================================

森伊蔵 

定価  (1.8L 2600円前後)

オク相場(24000~28000円)

入手難度(★★★★★ 空瓶にも3000円の値が付きます。)

香り  (★★★   芋らしくない、臭みのない香り)

旨み  (★★★★  あっさりしつつも、奥深い)

キレ  (★★★★  スッと溶けるような味わい)

総合評価(★★★★  確かに良い焼酎。ただし‥‥!?)

味が似てる銘柄
・神川酒造「別撰神川」 

姉妹銘柄
・森伊蔵 極上の一滴(月産30本程度の限定品)
・楽酔喜酒 森伊蔵  (森伊蔵の長期貯蔵酒)

====================================================

非常に完成度の高い焼酎です。ケチを付けられるとすれば「芋臭くない」という点くらいですがそれすらも……、芋焼酎初心者にとっては美点となり得るという死角の無さも、この銘柄の強みだったりします。水割りでも美味しいですが、ベストは人肌程度に温めたお湯割りが美味しいでしょう。

またこの森伊蔵は「伸び」が良い酒なんですね。伸びが良いというのは、9:1、10:1、11:1と、水の割合をどんどん大きくして割っていっても、まだしっかりと味わいが残っているという意味です。薄くしてもバランスが崩れずに味わえる焼酎というのは、単純に味が濃かったり香りが強かったりというだけではなく、全体のバランスが整っていないと中々それが実現できません。

そう言う意味では、この森伊蔵という銘柄は相当高いレベルにあると思います。ただし、これらの評価は全て「定価」で普通に買えてそれを飲んだ場合の評価です。これが定価の10倍以上の値段で買ったり、飲み屋で1杯2000円~3000円も出して注文したりするような銘柄かというと‥‥決してそこまでの価値は無い物です。

また、森伊蔵酒造の隣近所には「神川酒造」という蔵元があるわけですがこの蔵が発売している「別撰神川」という銘柄は……非常にこの森伊蔵と味わいが似ている事で有名です。

こちらは、プレミアが付くことなく普通に取引されていますので、「どうしても森伊蔵を飲みたい、でも買えない」という場合はこちらの方を飲んでみる事をお勧めします。本当に、よく似ています。そんなわけで、過剰なプレミアが付いている事を考慮した上で★4つを付けさせて頂きます。

次回は、私が焼酎にはまるキッカケとなった銘柄「海童」をご紹介したいと思います。

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 【焼酎リポーツ ぎまちゃんVol.2】「森伊蔵(森伊蔵酒造)」の巻
access_time create folderガジェ通

あらいぎまちゃん

ウェブサイト: http://

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。