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素敵なあの子はまぶしすぎて……(物理)Brian the SunのMVが青春の輝きに満ちている件

素敵なあの子はまぶしすぎて……(物理)Brian the SunのMVが青春の輝きに満ちている件

 2018年1月10日にリリースされた、Brian the Sunのメジャー2ndアルバム「the Sun」。その収録曲を全て織り込んだMVが、2018年1月25日に公開されました。恋に落ちると相手が輝いて見えたりしますが……これはマジで光り輝いてる!?

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 通常、アルバムのMVといってもタイトルチューンや、キーとなる楽曲のフルMVという形が多いのですが、Brian the Sunのメジャー2ndアルバム「the Sun」のMVは、まさかの全曲レビュー的な構成。しかもボーイ・ミーツ・ガールの青春ストーリーになっています。そして最大の特徴は、ヒロインが光り輝きすぎて見えないこと。心理的な印象として「まぶしく光ってる」という表現はありますが……これって物理的に光ってる……(困惑)。

 作品は学園もの。主人公の少年、太郎が通う学校に、ある日転校生、小日向陽子がやって来ます。太郎の目には、陽子の姿が眩しく映るのでした……。と、文字に書き起こすと典型的なボーイ・ミーツ・ガールの導入部ですが、通常と違うことがひとつ。陽子は実際に光り輝いている少女なのでした……そんなベタな。


 最初はクラスの人気者になる陽子。見た目通りクラスで「光り輝く存在」になるのですが、いつしかクラスのみんなが慣れてくると、その光り輝く特性が逆にウザがられ、疎まれるようになってしまいます。それに耐えられなくなった陽子は、ある日教室を飛び出し……太郎は思わず後を追うのでした。

 光っているだけに、陽子の居場所はすぐに判ります。太郎はそばに近づこうにも、まぶしすぎて無理。そこを通りがかった男性からサングラスを借り、眩しくないようにしてみると……陽子は涙を浮かべているのでした。


 そう、眩しすぎて姿が見えないというのは、物理的な現象とともに「彼女の気持ちを誰も見ていない」という暗喩でもあるんですね。その苦悩に気づいた太郎は一念発起して……。最後は素敵な結末が待っていました。


 場面ごとにアルバムの収録曲が代わる代わる流れていくのですが、それが実に歌詞とシチュエーションがマッチしていて面白いのです。「boys」の流れるところなんて、思わず「そっちの意味かい!」と突っ込みたくなるほど。

 ヒロインの小日向陽子を演じるのは、ドラマ『先に生まれただけの僕』や映画『ハルチカ』に出演していた白石聖さん。そして太郎を演じるのは、映画『アズミハルコは行方不明』などに出演している関口清斗さん。太郎にサングラスを貸す通りがかりの人は、2014年の「R-1ぐらんぷり」決勝にも進出したピン芸人のバイク川崎バイクさんです。

 眩しすぎて見えない陽子を演じた白石さんは「顔が出ない珍しい体験ですよね。でも、焦点は彼女に当っていて、最後の方に河原でサングラス越しに素顔が見える部分とか、ストーリーがおもしろいなと思いました。顔が見えない彼女の表情を考えるのが楽しかったです」という感想を語ってくれました。

 ストーリーの鍵となる、通りがかりの人を演じたバイク川崎バイクさんは、自分にとって眩しすぎる人についてうかがうと「サンシャイン池崎がリアルにまぶしいです。ドンドン売れていって。昔は仲良かったけど最近は会ってないですね。また一緒に仕事したいですね」と、かなりリアルかつ世知辛い答え。この業界、厳しいですね……。

 さて、一般向けにはこのように陽子がまぶしすぎて、彼女の姿や表情がほとんど判りませんが、特設サイトで公開されている動画では、ストーリーの中で重要なアイテムになっているサングラスのカーソルを動画内の陽子に合わせると、彼女の姿が見える仕掛けになっています(推奨ブラウザ:Google ChromeまたはFirefoxの最新版)。転校したての不安げな様子など、まぶしい光に隠された、彼女の表情を見ることで、MVをより深く楽しめるようになりますよ。

(咲村珠樹)

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