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池澤あやか、AWSを支えるクラウドサポートエンジニアたちから面接を受けてみた!

AWSが求めるクラウドサポートエンジニアの資質は?

レジュメに登録されたスキルや経験プロジェクトに対して年収確約スカウトを届けることで、優秀なIT人材がより高評価を受け、本来の能力を発揮することを目指した転職支援サービス「moffers(モファーズ)」。

現年収ではなく、希望年収に対して企業は確約された年収でスカウトしますが、「moffers」上で提示した提示年収の90%を下回ることはありません。

moffersを通じてオファーを送る企業の中から、今回はアマゾンウェブサービスジャパン(以下、AWS)がどんなエンジニアを求めているのか聞いてみました。

まずは、エンジニアの人事・採用を担当する宮正樹さんに、AWSがどんなエンジニアを求めているのかを語っていただきました。

AWSには「Our Leadership Principles(OLP)」と呼ばれる14の項目からなる行動指針があり、これがAmazon社員の共通の価値観であり、カルチャーを形成するベースとなっています。このOLPは人材採用の上でも重要な指標なのだそうです。

「全員がリーダーとしてふるまうこと。与えられることをこなすだけでなく、何がお客さまにとって価値であることを自ら考え行動することを求める。単に技術を提供するのではなく、お客さまとのコミュニケーションを通して、お客さまの状況を常に理解することが前提になります」


▲アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 技術支援本部 部長・オペレーションズ・マネージャー 宮正樹さん

「具体的な採用プロセスでも、書類審査、オンラインによる技術テスト、技術面接の他にも、OLPを確認するための面接が設定されています。採用面接でも、私たちの人材に求める理念を満たした方であるかどうかが一つのチェックポイントになります。

今回、AWSが「moffers」を通して採用しようとしているのは、同社のサービスを使う顧客への技術サポートを行うクラウドサポートエンジニア。

AWSの技術サポート契約をお持ちの顧客からのお問い合わせに対応し、システム構築・開発から運用における課題を技術的に解決する。単に聞かれた事に答えるマニュアル通りの回答を返すのではなく、顧客の状況を正確に把握し、必要に応じて検証を行ったり、海外にいる開発チームとやりとりをしながら、最適のソリューションを提供しなければなりません。

サポート業務の経験は不問です。実際、現在のサポートエンジニアで前職で技術サポートを経験してきた人はそう多くはありません。むしろ前職ではなんらかのシステム開発を担ってきた人が多い。開発経験があるからこそ、開発者であるお客さまの気持ちがよくわかるのです」(宮さん)

未知からの挑戦を通して顧客と喜びを分かち合う

では、AWSにはどんなサポートエンジニアがいるのでしょうか。ビッグデータを専門領域とするシニア・クラウドサポートエンジニアの一人関山宜孝さんに、転職の動機やAWSでの役割や業務内容などを聞いてみました。

「前職はSIerで運用管理OSS『Hinemos』の開発を担当してきました。Hinemosのクラウド対応の仕事でAWSのサービスに触れる機会が多かったのですが、AWSのインフラとアーキテクチャの仕組みは新しく、非常に面白いと思いました。ぜひ中の人になってAWSを極めたいと思ったのが転職のきっかけです。

AWSに入社したのは2014年5月のこと。これまでサーバー仮想化に関わることが多かったのですが、AWSのクラウドはエンタープライズ・コンピューティングを根本から変えるものだという予感がありました。

AWSには100以上のサービスがあり、サポートチームではこれらをビッグデータ、データベースなど9つの技術にカテゴライズし、それぞれのスペシャリティをもったエンジニアのチームを構成しています。

とはいえ、必ずしも技術サポートの範囲を専門領域に限定するわけではありません。顧客の開発者はAWS上で複数の技術を組み合わせて、システムを開発しています。

他の技術知識もないと、解ける糸も解けなくなってしまいます。サポートエンジニアも技術の垣根を越え、トータルに顧客のシステムを支えなければならないからです」


▲アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 Cloud Support Engineer 関山宜孝さん

前職では現場の最前線で開発を行っていた関山さん。AWSではサポートエンジニアと立場を変えることになりましたが、違和感はなかったのでしょうか。

「開発ではどうしても自分のプロダクトに関わる技術ばかりを追いがちでした。私の場合は、JavaやPostgresSQLがメイン。自分の業務と直接関係のないJavaScriptやMySQLについては勉強する機会も少なかったので、モチベーションもあまりありませんでした。ましてや他のジャンルの技術となると、全くキャッチアップできていなかったのです。

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