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中国人コラムニストの食×テクノロジー理論がジワジワ来る【焼餃子=日本のイノベーション】

上記のごとく、焼餃子は「発明」の条件をきっちり満たしているわけですが、さらに徐さんはこう語ります。

徐氏:水餃子と焼餃子の違いは調理法や味だけではありません。主食として食べる水餃子に対して、日本の焼餃子はごはんのおかずにもなります。食卓でのポジションも大きく変わり、食文化に影響を与えた。焼餃子は日本人の発明であり、さらにはイノベーションなのです。

イノベーションの定義は次の通り。 イノベーション = 単なる「発明」にとどまらず、それが社会に浸透して経済や文化に影響を与える。

徐氏:焼餃子は日本の大衆食として広まり、外食マーケットとしても大きなシェアを得るまでになりました。

ふむふむ。意識していなかったけど、焼餃子は食文化のイノベーションだったのか。

徐さんが取材したという静岡県浜松市の「東亜工業」「焼餃子=日本のイノベーション」を体現する企業です。もともとバイク部品の製造機器を作っていた会社ですが、大企業の下請けではない新規分野を模索した結果、部品製造の技術を転用して「餃子包みマシーン」を開発したのです。

これを飲食店に販売し、さらに餃子レストラン「浜太郎」のフランチャイズもスタート。餃子包みマシーンと餃子レストランをセットで扱う会社として、テレビ番組に取り上げられるほど有名になりました。

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▲小型餃子包みマシーンを活用する「浜太郎」のキッチン(写真提供:徐航明)

徐氏:餃子包みマシーンの製造業者が、餃子レストランのチェーンも経営するようになったということは、機器メーカーがコンテンツプロバイダーとしての部門を進化させたのと同じです。

例によって図式化しましょう。

機器メーカー 餃子包みマシーン製造

<ハード提供 → ソフト提供も開始>

コンテンツプロバイダー 餃子レストラン

なるほどね~!

「東亜工業」の餃子包みマシーンは、なんとパリにある小粋な焼餃子専門店でも使われているんだそうです!

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行列を作らないフランス人が行列すると話題になった、パリの「GYOZA BAR」(写真提供:徐航明)

「ギョーザ」とカタカナで呼ばれることもある日本の焼餃子は、日本食ブームのアメリカ、ヨーロッパ、アジアにも輸出され、現在では「GYOZA」として親しまれるようになりました。なんと、中国にまで逆輸入されているというからオドロキ!

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▲アメリカのスーパーにあった「GYOZA」の値札(左)と、中国に進出した「味千ラーメン」のメニューの「焼餃子」のページ(左)(写真提供:徐航明)

さらなる図式化を試みましょう。

中国 <水餃子>

~餃子文化が伝わる~

日本 <イノベーションとしての焼餃子>

~日本のギョーザが伝わる~

世界 <ギョーザが「GYOZA」に!>

や~、本当に焼餃子は日本のイノベーションなんですね。

納得しました、ハイ。

徐さんのRAMEN論とは?

さて、ギョーザに似ているポジションの料理として、忘れちゃならないのがラーメンです。

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とにかく、日本人のラーメン愛はすごい。

でも、海外でのラーメン愛も大変なことになっているのです。

最近、ラーメンのグローバル化には目をを見張るものがある。日本のラーメンチェーンがアメリカやヨーロッパ、アジア諸国へ進出しているのはもちろん、現地の料理人が考案する各地のオリジナルラーメンまで出現し、すでに「RAMEN」は世界料理なのです。

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