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【全文書き起こし】 ガラポンTV座談会「テレビの未来」―ひろゆき、竹中直純、保田歩

竹中:かいつまんでですか?

ひろゆき:最初に竹中さんとその話をした時のプロジェクトのコードネームが、アテネだったんですね。

竹中:Athína(アスィーナ)ですね。

ひろゆき:アテネオリンピックの前ぐらいに2ちゃんねるの実況のコメントとテレビ番組って一緒に観れたほうが便利だよね、ってコンセプトがあって。で、全然別の会社さんの全録の機械のときにそのコンセプトの話をしていたら……

竹中:一応、仁義切ってあるからもう言っていいんじゃないですか?

ひろゆき:あ、ライブドア?

竹中:いやいや、ああ、ライブドア、ライブドアね(笑)。ライブドアとも話してました。あの、PTPという会社の、業務用ではデファクトスタンダードなっている『SPIDER』という機器がありまして。

ひろゆき:全録の機械ですね。

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竹中:はい。これをコンセプトレベルで話し合ってるときからひろゆきと僕は関わっています。

ひろゆき:その当時のライブドアと一緒にやろうとしてて、堀江さんとかもそこに居たりしたんですけれど。

保田:あ、そうだったんですね。

竹中:そうですそうです。

ひろゆき:で、そのライブドアが……

保田:いろいろありましたねえ。

竹中:いろいろありましたねえ。

ひろゆき:いろいろありまして。結局、SPIDERはただ全録するだけでコメント載せるって方向にはいかなくなったっていう。

保田:なるほどなるほど。

ひろゆき:テレビ番組それ自体で面白いっていうのはあるんですけど、ま、ニコニコ動画がなぜ流行っているかっていうのと一緒で、動画それ自体はそれはそれで面白いんだけどコメントあった方がもっと面白いよねっていう文化に割とみんな慣れてきてるので、もう一回そこに立ち戻ってもいいんじゃないかな、っていう。

保田:なるほどなるほど。

ひろゆき:で、MiyouTVが4年前から?

竹中:そうっすね、そうですね。

保田:どういう風に使われると嬉しいんですか? どういうジャンル?なのかわかんないですけど、どういう場面でどういう人が

ひろゆき:別になんか、便利だと思う人が使えばいいだけで、別に僕、使ってほしいという気も無い。

(一同笑)

ひろゆき:「コレ便利でしょ、楽しいでしょ」って言って「そうだよね」っていう人が使えば良くて。これ面白いと思わない人って使う必要ないと思うんですよ。ニコニコ動画のコンセプトで「動画の上にコメントが載る」っていうのがやだ、っていう人が居て。そういう人は別にYouTubeで構わないと思うので。なので別になんか無理して「これ面白いよ」って言わなくてもわかる人は「あ、これ面白いね」って見ただけで多分わかってもらえると思うんですよ。そういう感じでいいのかなーという気はするんですけど。

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「全録の壁」とコメントがもたらす「ゆるい共時性」

竹中:このガラポンTVとMiyouTVとコメントの合体したコンテンツというのは2つ超えなきゃいけない観る側の意識があって、ひとつは全録の壁なんですよ。

保田:ほう

竹中:全録なんか何がいいんだ、ってことは繰り返し言われてきていて、でも持ってないとわかんなかったり、体験しないとわかんなかったりするんです。

保田:そうなんです! それです!

竹中:で、もう一つの壁が、なんだっけ、もう一つ言おうと思って忘れてるぞ俺。

(笑)

保田:“書く壁”かなあ。コメントを。

竹中:そうですね、コメントが上にのっかるときの一体感ですね。スポーツとかで観てると、やっぱり雄叫びみたいな意味のないコメントでも自分が参加している感じをそのコメントから受けたりするんですよ。この感じを面白いと思うかどうかって言うのは、やっぱり壁として有って。で、この二つをクリアできるとこの環境は非常に楽しいものになると思います。テレビっていうものと、――番組もありますし機材としてのテレビもありますけど、距離感が個人として変わるんですよね。

保田:確かに変わりますね。一方通行だったのが双方向になってる感がある。双方向と言ってしまうとコンテンツに別に参加してるわけじゃないから違うんですけれども、横のつながりみたいなのを非常に感じると思います。

竹中:ニコ動の黎明期にさんざん言われた「ゆるい共時性」というものがテレビでも実現できるということが、さっき話したアテネオリンピックの前から話をひろゆきとしていて。はい。

ひろゆき:アテネオリンピックの時に発表する予定だったんで、コードネーム「アテネ」だったんですけれども。オリンピック3つくらいやりましたね(笑)。

竹中:4つとかじゃない?

保田:やっぱり、一体感っていうのはずっとひろゆきさんも竹中さんも追い求めているテーマ?みたいなものなのですか?

竹中:2004年とか3年のころにはそういうものが結構大きかったと思うんですけれども、その15年くらいたった現状だと、世の中自体が変わってしまってますね。で、その世の中って言うのはおそらく、観る側の、日本だと何千万人かいるテレビ視聴者がどういう風にテレビを見ているかというものが変わったわけです。前提そのものが変わったので、当然番組の作り方も変わりますし。そうなったときの今、テレビというものを2004年当時の感じで観れるのかどうかって言うのはまだ答えが無い状況だと思います。

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ひろゆき:あの当時はまだネット上でテレビ番組の動画がサイトにあがるみたいなのが無かったので、YouTube全盛みたいなのがみんな想像してなかったので、そういう意味ではテレビで何か話題になったものを観たかったらもう全録いくしかなかったっていう時代の更盛があって。そのあと今、違法な形であればネットで観れるという謎の期間があって(笑)。それはそれで便利なんですけど、合法的な形で関係者、――テレビ局含めて――が幸せになる形にしたほうが、長期的には永続するんじゃないかなあという気はするんですけども。

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記者:

「予備校生のような出で立ち」で写真撮影、被写体(スチル・動画)、記者などできる限りなんでも、体張る系。 「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」などの特殊な性質がある。 好きなもの: 食べ物の写真、昔ゲーム(の音)、手作りアニメ、昭和、穀物

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