TBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』のスペシャルコンサート、多彩なナンバーで約5,000人を魅了

TBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』のスペシャルコンサート、多彩なナンバーで約5,000人を魅了

 井上芳雄が、TBSラジオ【井上芳雄 by MYSELF スペシャルライブ】 を、10月12日に東京国際フォーラム ホールAで開催した。

井上芳雄 ライブ写真(全11枚)

 井上芳雄は、2017年4月よりTBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』をスタート。リスナーによるミュージカルへの疑問や質問などに答えながら、ピアニストの大貫祐一郎とともに生歌を披露するという内容だ。放送開始から、たった半年で実現したスペシャルライブだが、約5,000席が即日完売。さらにミュージカル俳優による単独コンサートとして初となる全国17カ所でのライブビューイングも行われた。

 開演時間が近づくと、カゲアナで井上と大貫がトーク。そして、幕が開くと中央にはラジオブースを模したセットが組まれ、セットには井上、大貫に加えて同番組の秋山瞬ディレクターするなど、収録現場がそのままステージ上に再現された。生のジングルによってコンサートがスタートすると、前半は番組でも披露したJ-POPのカバーを披露。RADWIMPS「なんでもないや」や斉藤和義「歌うたいのバラッド」から、坂本九「心の瞳」など幅広い作品を一言ずつ丁寧に歌い上げ、日頃のミュージカルとは違った一面でファンを魅了した。第一部の中盤では、ゲストとして劇団四季『ライオンキング』で初代シンバ役を務めた坂元健児が登場。井上のラジオ番組を聞いたことがないという坂本を井上がイジリ続けるなど、2人の仲の良さが滲みでたトークで会場を盛り上げると、『ライオンキング』より「ハクナマタタ」を披露。坂本はシンバの決まり文句とも言える「心配ないさ」を高らかに歌い上げ、客席を一層盛り上げた。

 休憩を挟み、第二部は『二都物語』や『エリザベート』などミュージカルナンバーを披露。初演から12年ものあいだ演じ続け、2014年モーツァルトの没年齢と同じ35歳を節目に卒業した『モーツァルト!』からのナンバーが告げられると、思わず客席から歓声がこぼれた。そして、中盤では2人目のゲストとして田代万里生が登場。ラジオでお馴染みの質問コーナーでは、現在、舞台『きらめく星座』の稽古中だという田代に、井上が先輩としてのアドバイスを行った。そして、本来はコゼットとマリウスの男女で歌う『レ・ミゼラブル』より「In My Life~A Heart Full of Love」を披露。この曲を提案したにも関わらず、少し照れながらコゼット役を歌う田代に対し、井上はマリウスになりきり愛の言葉をとうとうと歌い上げ、客席は思わず笑いに包まれた。そして、アップテンポな『ヘア・スプレー』より「You Can’t Stop the Beat」で客席を駆け回ると、メンバー紹介に続いて、ライブビューイングが行われている各地の名前を読み上げ、映像を通じて各地のファンへ呼びかけた。最後は「この番組のおかげで明日からも仕事を頑張れます」、「今までラジオを聞く習慣がなかったけど、この番組をきっかけに毎週聞くようになりました」など、ファンからのメッセージを紹介。そして「憂鬱な日曜の夜が、少しでも明るくなりますように」と、都会の夜にぴったりのアーバンなアレンジで「Tomorrow」を歌い上げた。そして、歌い終わるとブースのセットへ戻り、ラジオと同じく「明日からの一週間が皆様にとって素晴らしい一週間になりますように。井上芳雄でした。バイバイ」と、締めくくった。アンコールは、先日リリースした自身初のシングル「風のオリヴァストロ」と、出演者全員による『ルドルフ・ザ・ラスト・キス』より「明日への階段」。華やかなフィナーレで、約3時間のステージが幕を閉じた。

◎公演情報【井上芳雄 by MYSELF スペシャルライブ】
2017年10月12日(木)
東京国際フォーラム ホールA
出演:井上芳雄、大貫祐一郎(作曲・編曲/音楽監督/ピアニスト)
スペシャルゲスト:坂元健児、田代万里生

◎番組情報
TBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』
毎週日曜 22:00~22:30

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