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及川卓也さん・小久保浩大郎さんに聞いた《後編》──インターネット時代に哲学が必要な理由

世界はアクセシビリティに向かっている

前編で、「情報アクセシビリティ」とは「誰でも情報にアクセスできることだ」という話になりました。SNSの登場でインターネット環境は大きく変化しています。

アクセシビリティの価値観にもまた変化があるのか、さらに深堀りしてみました。

左から、ナビゲーター瀬尾浩二郎、及川卓也さん(ゲスト)、小久保浩大郎さん(ゲスト)、ナビゲーター田代伶奈


インターネットの普及がグローバリゼーションの功績ではあることは間違いありませんが、結局、力を持つアメリカや西欧諸国が「アクセスしやすいほうが良い」「これがグローバルの基準だ」と考え、その価値を世界中に広げたわけじゃないですか。


いきなり真面目な話!でも、そうですよね。


結果的に、マジョリティ側の情報が一番浸透しやすい空間になってしまうんじゃないかという危機感あるんです。この問題はどのように考えたらいいでしょうか?


その心配はもっともだと思います。「インターネットやWebはアメリカ政府の意向が強いんじゃないか」という話もよく出ます。そう考えることはある程度仕方がないけれど、中にいた人間からすると、Googleは無国籍企業的なところがあると思います。


Googleは翻訳にかなり力をいれていますよね。


GoogleのWeb検索は、どの言語で検索したとしてもアクセシブルになるようにしています。検索した言語での情報がなかった場合、勝手に裏で自動翻訳が走って英語の情報を出してくれるなんてこともできます。


いい時代になってきましたね。


Googleに限らずグローバル企業で働いている人たちは、本社がアメリカということでさえあまり意識していない。

所属している国を越え、インターネットこそが地球だというふうに考えていているんです。インターネットやWebによって世界の人類はみんな幸せになるだろうという理念かな。


国連というか世界政府的な位置付けなんですね。


グローバルIT企業のプラットフォーマーは、国単位での利益誘導は全く頭になくて、もうちょっと先を見ているとは思います。国とか言っている時代は早く終わらせるべきみたいな(笑)。

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