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彫り師に医師免許必要の判決に資格化を希望の声も


医師免許がないのに3人の客にタトゥーを施したとして、彫り師の男性が医師法違反の罪に問われていた裁判で、大阪地裁の長瀬敬昭裁判長は9月27日、罰金15万円(求刑罰金30万円)の有罪判決を言い渡した。彫り師に医師免許が必要だというこの判決に、ネット上では様々な意見が寄せられている。

弁護側は、タトゥー施術は医療行為ではなく、憲法が保障する職業選択の自由や表現の自由の範囲内で、医師免許がなくてもタトゥー施術が可能であると主張。しかし、判決では、タトゥーの施術は、保健衛生上の危害が生じるおそれがある行為だとして、医学的知識や技能が必要であるため、医師が行うべきだと認定された。

弁護側は控訴しており、裁判が完全に終わったわけではないが医師免許がないとタトゥーを彫ることができないという今回の判決にTwitterでは、

“タトゥーの彫り師が有罪判決うけたって話を聞いたけど 人の肌に針刺すんだから、そりゃ医師免許持っとかないとあかんでしょう。”
“つまりタトゥーを入れることも医学部で習うべきということか? えっと…、科は皮膚科ですかね?笑 こんな論争海外では無縁なんだろうな。”

などの意見が投稿されている。皮膚に針を刺して墨を入れるという行為は医療行為の範疇にあるとの認識を持つ人が多い一方で、彫り師に医師免許が必要かどうかという点については意見が分かれるところだ。また、

“日本から刺青の文化なくなっちゃうのかな”
“ある種の伝統文化だろうに。世知辛いなぁ”
“タトゥー裁判、要医師免許で彫師有罪か。 歴史ある文化を守るためにも新しい法が必要だけど、難しいだろうな…。”

と、日本の刺青文化の危機だという意見も多かった。

そして、彫り師の存在を認めるための策として、多くのネットユーザーが提案していたのが、新たな資格の設定だ。

“まあ医師がやるのは難しいけどその後の診断義務化とか、別の資格はいるよね。 現行法の不備でしょう”
“いや、これは真っ当な判断じゃないか?医師免許とはいかなくとも、同等の資格を作るべきかと。”
“本来人の肌に鍼をしていいのは医師法やあはき師法(※)で定められた医師と鍼灸師のみ。 もし刺青を認めるなら、ちゃんとした資格にするしかないんだろうなー”
(※編集部註:あはき師法・あはき法は、「あん摩マツ サージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」の略称)

と、たとえば、「あん摩マッサージ指圧師」や「はり師」「きゅう師」の免許のような 、タトゥー施術を行うための新たな免許の必要性が指摘されている。

たしかに、彫り師になるために医師免許を取得するというのは、あまり現実的なことではないだろう。タトゥー施術における衛生面の配慮への意識を高める意味でも、新たな免許制度の創設は有意義なものといえるのかもしれない。
(小浦大生)

■関連リンク
・タトゥー施術に医師免許「必要」 彫り師に有罪判決:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK9W4FHVK9WPTIL00M.html
・「彫り師 有罪」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E5%BD%AB%E3%82%8A%E5%B8%AB+%E6%9C%89%E7%BD%AA

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