名刺交換や会議に★ビジネスシーンで使えるマジック集【タネあかし付き】
初対面の相手との微妙な距離感、会議の重たい空気など、ビジネスの現場でブレイクスルーしたいと思う瞬間は多々あります。そんなときにぜひ活用してほしいのが“マジック”です。
その場の空気を一変させられるとともに、自分をアピールする絶好の機会を得ることができます。そこで今回は、身の回りのあるものを使った簡単だけど効果絶大なマジックをご紹介します。
<マジックを教えてくれた人>GO!(ごー)さん
20歳のときに単身渡米。マジシャンの聖地LA・マジックキャッスルで修行を積み、2010年にはUGMアジアマジックコンベンションにて日本人最高位に輝く。現在は銀座Bar Vを経営する傍、全国各地のマジックイベントに出演している。
<マジックを教えてくれた人>
YOU(ゆー)さん
現在売り出し中の新鋭マジシャン。持ち前の明るさと愛嬌で⽼若男⼥問わず、ファンを増やしている。女性らしいかわいいマジックだけでなく、男顔負けのダイナミックなイリュージョンも得意。
スマホからスッ…!インパクト大な「名刺交換マジック」
まず教えてもらったのは、名刺を使ったマジック。
「どうも、はじめまして」と同時に、手にはスマートフォン。
よく見ると名刺の画像が映し出されています。
次の瞬間、シュッとスマートフォンから名刺が!
実はこれ、名刺の写真→真っ黒な画面のスライドに合わせて、スマホの背後に用意した実物の名刺を登場させているのです。
シュッとスタイリッシュに取り出すのがコツ。ちなみに名刺は縦でも横でも使用可能です。では、手順をもう一度おさらい。
<用意するもの> 名刺 スマートフォン
<手順> 事前にスマートフォンで真っ黒な画面の写真と名刺の写真を撮っておく 名刺交換の際、スマートフォンの下に名刺を用意して持つ スマートフォンの画像をスライドすると同時に、隠していた名刺を取り出す
<成功のコツ>
使用するのは、標準のカメラアプリだけのマジックです。真っ黒の画面はスマートフォンをテーブルなど平らなところに置いて撮影すると簡単に手に入ります。続いて名刺の写真も撮影すると、スムースにマジックを実行できます。名刺を差し出す前に、画面上の名刺を拡大・縮小するなどして「これは、写真データですよ」ということを強調しておくと、取り出した時のインパクトがあがります。
会議のアイスブレイクにペンを消してみては!?
次に紹介するのはペンを使ったものを消すマジック。
ペンのキャップを外して、左手の上に置きます。ペン本体を右手で持って「1」「2」「3」とカウントしながら左手を叩きます。
↑すると・・・あれ?!
左手のキャップではなく、右手のペンが消えました!
↑「ペンはどこに?」と思ったら、ネタばらし。
「右の耳に引っ掛けていただけでした~。」笑いが起こります。
気を取り直してもう一度。「1」「2」「3」とカウントしながらペンで左手を叩くと……。
↑今度はなんとキャップが消えました!
「え!なんで?!」となったら大成功!!
タネ明かしをすると、先ほど耳にかけたペンに注目している隙に、キャップをポケットの中に入れていたのです。意識が1点に集中することを利用したマジックでした。こちらも手順をおさらいします。
<用意するもの>
ペンとキャップ
※箸とコインなどで代用も可能
<手順> ペンのキャップを外して片手に持ち、3カウントすると消えると宣言する。 もう片方の手でペンを大きく振りかぶりながら3回を叩く。 3カウント目でペンを耳にかけ、ペンがなくなったと大げさに驚く。その後、耳を指差して視線を向けさせ、その隙に体を横に傾け、キャップをポケットにしまう。 「では、もう一度」と言いながら再度ペンを3回大きく振りかぶり、もったいぶるように手を開く
<成功のコツ>
見ている人の視線を耳のペンに集中させるのがポイント。また、ペンは大きく振りかぶることで、自然な流れで耳にをかけることができます。
飲み会の席で人気者に!「消える」コインマジック
最後に紹介するのはコインマジック。
用意するのは普通の硬貨だけ。
何枚でも大丈夫ですが、8枚がちょうどいいそうです。
最初に、「まず練習しましょう」とコインを1枚ずつ相手の手のひらに置いておきます。
マジシャン側の左手から、被験者側の左手へ。
1枚ずつ枚数を数えながらコインをチャリンチャリンと置いていきます。
そして、8枚目が移った瞬間、被験者にぎゅっとコイン全部を握りしめるように促します。
完全に握りしめてもらったら、準備完了です。
あとは「この手の中からコインを1枚抜き取りますね」と言うだけ。
「ぜったいに手を開かないでくださいね~」
手の甲を少し触れたらスッ・・・はい、コインが出てきました!
被験者に手を開いてもらい、改めてコインを数えてもらいましょう。
すると確かに7枚しかありません。
「えー!いつ?どうやって?!」(ドヨドヨ)
こちらのタネ明かしですが、ポイントは2つ。
1つはコインを置く際に「チャリン」と音がなるように置いていくこと。
もう1つは7枚目と8枚目の硬貨の「置き方」です。7枚目まではマジシャンが右手で1枚ずつコインを移していきますが、8枚目はマジシャンの左手から直接被験者の手のひらに送ります。
実はコインを抜き取っているのは、7枚目のコインを置くタイミングなのです。「チャリン」と音がなるように触れるだけで、そのままマジシャンが右手でキープしておきましょう。被験者も周囲の人も、最後の「8枚目の移動」に注目しているので、気づかれることなく1枚コインを抜き取れます。
あとはマジシャンの右手内にコインがあることを気づかれないようにしながら、手の甲から抜き取る演技をするだけ。
では、こちらのマジックもおさらいです。
<用意するもの>
コイン8枚
※一般的な硬貨でOKです。小さくて軽い1円玉や、大きな500円玉は混ぜない方がベター
<手順> 8枚のコインをテーブル上に並べ、タネも仕掛けもないことをアピールする。 「練習」と称し、被験者の手のひらにコインを1枚ずつ置いていく。7枚目までは右手、8枚目はワザとらしく左手から送る。 「本番」と称し、再びコインを1枚ずつ手のひらに置いていく。 7枚目のコインを音がなるように重ねる。すぐに8枚目のコインを左手から送る。(この時に7枚目を右手で抜き取る) 被験者がすべてのコインを握りしめてから、「コインを1枚抜きとる」と宣言する。 あたかも被験者の手の甲から、抜き取っているかのように演技し、コインを登場させる。
<成功のコツ>
「練習」の際に、8枚目を受け取るタイミングで、ぜったいにコインを落とさないように、確実に握りしめてもらうことを強調しておきましょう。8枚目だけは、マジシャンの左手から放りなげられるかのようにコインが置かれることを印象づけておくと、「本番」の際に7枚目から注意をそらしやすくなります。
以上、名刺交換、会議、飲み会のシーンで使える3種のマジックをご紹介しました。いずれのマジックも、使いこなせるようになればインパクトは絶大。ぜひ練習して、試してみてください。
【取材協力】
銀座Bar V
住所:東京都中央区銀座7-6-19 ソワレド銀座弥生ビル 6F
営業時間:19:00〜27:00
TEL:03-5537-8811
定休日:日曜・祝日
※会員制のため、通常は一見さんは入店できませんが「リクナビNEXTジャーナルを見た」とご連絡いただければ特別に予約可能。
文:村上広大 撮影:河合信幸
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