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低血圧だった私がまさかの妊娠高血圧症候群に!出産までに3回転院することに…

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妊娠32週までは、順調な妊娠生活でした。

妊婦検診でも特に指導を受けるようなこともなく、このまま順調に進むものと思っていました。

32週の妊婦検診を控えた数日前、急に全身にむくみが。

全身がパンパンで、さすがに自分でもびっくり。

ちょうど購入した妊婦雑誌に「妊娠後期はむくみやすい」と

書かれていたので、そういうものなんだと勝手に思い込んでいました。

そして検診当日。

診察前に体重をはかると、「あれ?異常に増えてる」。

「食べすぎたかな~」と思いつつ、血圧を計ると「え??150???」

さすがに焦りました。

深呼吸を繰り返し、数回計りなおしても150から下がらない。

困惑しつつも、データを受付に申告しました。

そして診察。

「赤ちゃんの生育具合などは問題ないね」と、言われてほっとした後、

先生から「血圧が高すぎる。妊娠高血圧症候群です。今から入院です」と宣告が…。

そこから夫に連絡し、病院へ来てもらいました。

私は、診察室から車いすに乗せられ、病室で安静に。

たんぱくも調べるため、尿を一定時間貯める「蓄尿」もしました。

数時間後、先生から「個人病院のうちでは万が一に備えられない。

体制が整っている大きな病院へ移ります。」と告げられ、救急車で転院しました。

転院したその日の夜中、それまで何ともなかった体調が一変。

激しい頭痛、嘔吐で、大部屋から個室へ移動させられました。

看護師さんがしきりに部屋に来ては、血圧測定。

「めまいがしないか」など、いろいろ聞かれました。

そのうち、意識がもうろうとする中、血圧も190台に。

先生から「うちにはNICUがない。このままだと母子ともに危ない。

この高血圧症候群を治すには出産するしかない。

だから、都心にある系列の大学病院へ運びます」と言われ、

翌朝、救急搬送で転院しました。

2回目の転院先の病院では、血圧やその他の状況によって、

緊急帝王切開をすることがあると説明を受けました。

たくさんの同意書に署名し、何度も血圧測定、畜尿、点滴…。

そんな処置を受けながら、赤ちゃんが無事に生まれてくるかが不安でした。 関連記事:妊娠中の体は20年後の自分と思え!? マイナートラブルには要注意

その後の経過で、緊急を要する状況ではなくなったとして、降圧剤を服用しながら、正期産まで乗り切る方針に変わりました。

病室ではひたすら安静。血圧の数値に一喜一憂しつつも、看護師さんの励ましで、前向きに過ごすことに決めました。

それでも、やはり不安にかられ、赤すぐの体験記などで、同様に妊娠高血圧症候群にかかっても無事に出産した人の体験談をひたすらスマホで検索しては読んでいました。

そして36週に。

「血圧も降圧剤を服用して140台で一応安定しているし、産後の新生児検診や、母親検診などで病院に来るのも負担が大きいでしょうから…」と、看護師さんが考慮して、地元の大きな病院へ転院することが決まりました。

ついに3度目の転院の日。

それまでの緊張の糸がきれたのか、血圧急上昇。そして頭痛。

診察を受ける前に、緊急帝王切開が決まり、「数時間後に手術で赤ちゃんを出します」と言われました。

急な展開が自分の中で咀嚼できないまま、手術室へ。

人生初の手術室。テレビでしか見たことのないシーン。

言い知れない不安に襲われ、震えが止まりませんでした。

そんな状況を察知してくれた小児科の先生が私の手をずっと握りながら手術の状況を逐一説明してくれ、安心したのを覚えています。

お腹から子どもが出され、元気な産声を聞いた瞬間、涙が止まりませんでした。

「小さいながらも、ここまで無事にお腹で育ってくれて、ありがとう」。

そんな気持ちでいっぱいになりました。 関連記事:血圧測定でひっかかり即入院!妊娠高血圧症候群は突然やってくる!

生まれた子どもは未熟児として、新生児室の保育器に。

子どもに会えたのは、数日後でした。

やっと抱けた子どもは、軽いはずなのに、命の尊さゆえか、とても重く感じました。

そして、出産して4か月が経過。

未熟児で手足も細かった子どもも、今ではミルクをたくさん飲み、産院の経過フォローも卒業しました。順調に育ってくれています。

私は、産後落ち着くと思っていた血圧がなかなか下がらず、内科に通っています。

今は生活が落ち着いてきたのか、血圧は徐々に下がり、薬の量も減りました。

先生からは、「あと少し下がれば薬の服用はいらなくなるね」と、言われています。

今、思えば、32週の頃のむくみの前にも、この病気を発症する前兆はあったと思います。

「自分は低血圧だから」と、この病気を気にすることすらしていませんでした。

夫は、母子ともに危険との説明を受けて、死を覚悟したそうです。それほど、怖い病気であることを身をもって知りました。

また、病院選びについても、もっとよく考えればよかったと反省しました。

体調が最悪の時の、救急搬送は心身共に疲れます。余計な不安もうみます。

もし、今、この病気で入院している妊婦さんがいたら、おそらく不安でいっぱいだと思います。

でも、先生や看護師さんを信じて、前向きに生活してくださいね。

赤ちゃんは小さく生まれても、あっという間に大きく育ちます。きっと大丈夫!

著者:モコ

高齢出産・初産で妊娠高血圧症候群を発症。現在も降圧剤を服用中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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