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どついたるねん、大槻ケンヂを迎え行ったメジャー初自主企画ーーOTOTOYライヴレポート

どついたるねん、大槻ケンヂを迎え行ったメジャー初自主企画ーーOTOTOYライヴレポート

どついたるねんが、メジャー1発目となる自主企画〈どついたるねんCARNIVAL〜めっちゃ楽しいよめっちゃ楽しいよめっちゃおもろいよ〜〉を、8月30日(水)、渋谷TSUTAYA O-WESTにて開催した。

2017年4月6日に赤坂BLITZで開催されたワンマン・ライヴ〈JAPAN TOUR 2017『彦龍』ツアーファイナル〉にて、キングレコード内のレーベル「EVIL LINE RECORDS」よりメジャー・デビューすることを発表した、どついたるねん。

同レーベルには、ももいろクローバーZ、ドレスコーズ、TeddyLoidらが所属しており、今回はレーベルメイトである大槻ケンヂをゲストに迎え、記念すべき自主企画を開催した。

■大槻ケンヂ、観客とコミュニケーションが圧巻のアコースティック・ライヴ

開演の19時30分。大槻ケンヂがステージに登場すると、「私、どついたるねんさんをよく存じ上げていなくて、2回くらい断ったんですけど、ぜひにと言われて。「じゃあ、はい…」って言ってきたんですけど、どういうノリか全然わからない! 正解がわからない! でもやみくもにやりますか!!」と笑いを取りアコースティック・ギター1本でライヴをスタートさせた。

1曲目「死んで行く牛はモー」では、しゃがれた渋い声を張ろうとしつつも「こういうノリじゃない? 違う? どういうのなの? 逆にききたい」と、客席のノリを気にしつつもコミュニケーションを取りながらライヴを進めていく大槻。

「1回、どついたるねんが僕のライヴに来てくれたんですけど、僕ごときに緊張してくださっているみたいで。今度よろしくっていったら、もごもごしてキャラクターが見えないまま帰っていって。今日会ったんだけど「あざすあざます」みたいな感じで(笑)。(楽屋に)ばちかぶりのレコードが置いてあったのでそれを指摘したら、そんときだけ「僕のです!」って(笑)」と、どついたるねんとの直接的な関わりがこの日はじめてであることを明かしながら、「いま、筋肉少女帯のレコーディング中なんですけど、その合間に検索したんですよ。そしたら「おならぷーぷーセッション」っていうのが出てきて。変な圧をかけられて、笑いが止まらなくなって、いちいち筋肉少女帯のレコーディングが中断されましたからね(笑)。今日はおならぷーぷーセッションの謎も明らかになるんでしょうか? よくわからないんだけど、素敵な若者でした。ありがたいことに楽屋に挨拶に来てくださったんだけど、ぞろぞろぞろぞろ出て来てさ、何人いるの? って」と会場から笑いを誘った。

どついたるねんファンが多い会場でも、客席とのコミュニケーションをはかりながら雰囲気を作り上げ、「あのさぁ」「香菜、頭をよくしてあげよう」「日本印度化計画」とコール&レスポンスが揃わないこともネタにしながら歌い、最後は10月25日にリリースされるアルバム『Future!』より「サイコキラーズ・ラブ」を披露し、ステージを後にした。

■アイデアや仲間とともに全員で楽しむことに特化したどついたるねんのライヴ

続いて登場したのは、この自主企画イベントの主役でもある、どついたるねんの8人。Rage Against the Machine「Guerrilla Radio」のイントロが流れたかと思うと、「〈どついたるねんCARNIVAL〉にようこそ!! ここで〈どついたるねんCARNIVAL〉の唯一のルールを説明する。それは1つ。ただただ、ただただ、楽しむことだけだーー!」というアナウンスとともに、うーちゃん(Vo, track maker)が制作したというメンバーの自己紹介VTRが流れてメンバーがステージに登場した。

「〈どついたるねんCARNIVAL〉にようこそーー!! 最後まで楽しんでいってくれ!!」という掛け声とともに1曲目「ストレッチ」で空気を緩ませると、それぞれが楽器を持ち「such a sweet lady」でスウィートでソウルフルな楽曲を披露。続けて「精神」「UNCHAIN」「ばっちこーい!サラダバー」と、ビートパンク調で激しい楽曲で一気に駆け抜けていった。

大槻とは対極的に、ほとんどMCらしいMCを行わずバンドサウンドで会場の雰囲気を作っていこうとするどついたるねん。「今日はメンバーの調子もすこぶるいいみたいだぜ!」といって「わたるちゃん2」を披露。うーちゃんが「ありがとう。楽しんでる? いまからみんなの知らない曲やります」といって、「I▽テクノ(▽はハートマーク)」でエレクトロな電子ミュージック調の楽曲を歌ったり、どついたるねんの節目のライヴなどで稀に登場するGreen Dayのビリー・ジョーのそっくりさんがステージに現れ、一緒に「Basket Case」を演奏するなど、言葉ではなくバラエティに富んだ楽曲やサプライズゲストなどとともに会場を盛り上げていった。

「もう1人スペシャルゲストが来てくれています。スカート、澤部」といい、澤部渡がギターを担当し「先輩のライクアローリングストーン」「街」を披露したり、Alfred Beach Sandalをゲストに「生きてれば」を歌うなど、これまで交流のあるミュージシャンたちをステージに向かいいれた、どついたるねんならではの演出で会場を盛り上げた。

先輩が「おーけんさんに会って緊張しちゃって、さっき(大槻さんがモゴモゴ)言っていたのは全部俺のことで、音楽より大切なものはなにか僕は大槻ケンヂさんに教えてもらいました。そう、それはなにか。そう、サブカルチャー。そんな曲を聴いてください」といって「ミッドナイト デジャヴ」を歌うなど、大槻へのリスペクトをシャイながら口に出しつつパフォーマンスをしていく姿が印象的であった。

そして、「じゃあ最後の曲。この人を呼びたいと思います。大槻ケンヂさん!」と、大槻をステージに招き入れると、

大槻「こういうノリだったんだね!」
先輩「普段はすごく暗いんですけど…」
ワトソン「俺大学で一緒にバンドをはじめたんですけど、サブカルとはなんたるかをこの人(先輩)から教えてもらいました」
先輩「ぼくが「リンダリンダラバーソール」を貸したワトソンくんです。ずっと読んでいて、バンドを少しでも長くやりたいっていうか…」
大槻「ここステージだから! サイン会に来た普通の学生じゃないんだから(笑)」

といった素ともいえる掛け合いをステージ上で見せ、先輩が持参したCD『断罪!断罪!また断罪!!』に大槻からサインをもらうなど交流がはかられた。そして、筋肉少女帯カバー「踊るダメ人間」を2組で披露。手をクロスさせてジャンプする“ダメジャンプ”をお客さんととものおこない本編は幕を閉じた。

アンコールでは、メイリン(ZOMBIE-CHANG)がゲストに登場し、「いきなり三男坊」を客席をねり歩きながら歌ったり、どついたるねんのPAやレコーディングとして長年参加しているエンジニア・馬場友美を迎え、馬場のヴォーカルで「ポコロンチャ」を一緒に歌うなど、最後の最後まで仲間たちとともに会場を盛り上げることに全力を傾けた。最後は「俺節 / アッパー」を歌い「どついたるねんはどうですか? こんな感じで自由にやっているからまた見に来てください!」と、メジャー初の自主企画は幕を閉じた。

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