【大発見】 日清『麺なしラーメン』に麺を入れたらラーメンになった
日清さんから発売予定のサンプルを入手したのだが、様子がおかしい。
フタには「麺なしラーメン」と書いてある。麺なしラーメンて。スープ? スープなのか? パッケージを見た僕らのクエスチョンマークは止まらない。
商品は『麺なしラーメン 豚骨豆腐』と『麺なしラーメン 坦々豆腐』の2種類。
『麺なしラーメン 豚骨豆腐』のメインパッケージには、「麺の代わりに絶品豆腐! 濃厚コク旨豚骨スープ!」「糖質わずか3.6g」とある。
うーん、なるほど、つまりこれは「豆腐スープ」だな。なのになぜ「麺なしラーメン」などと。解せない。
まずは作り、そして食べてみる
中身を見てみよう。液体スープ、豆腐、かやく(またはかやく入り粉末スープ)の3点が入っている。
豚骨豆腐の方には、コロチャーか謎肉らしき物体も。
作り方は至って簡単。豆腐とかやく(粉末スープ)をカップに入れ、内側の線まで注ぐ。20秒ほど待って液体スープを入れたら完成だ。
液体スープは食べる直前に入れるので注意しよう。
お湯を入れた瞬間、豆腐の香りがたちこめ、これにはちょっと感動。それぞれの液体スープを入れ、そっとかき混ぜると、強くない自然な“美味しい香り”が漂う。
まずは『麺なしラーメン 豚骨豆腐』から。豚骨スープなんだけれども、ものすごく滋味あふれる味わい。きちんと豚骨でダシを取った感じが伝わってくる。謎肉っぽい肉は、謎肉よりももう少しまとまりがあって、コロチャー3、謎肉7という印象の美味しいお肉。このじんわりだけど確実に美味しいスープ、間違いなくラーメンの豚骨スープだ。しかも上品な寄りの。豆腐のなめらかさがこれまたスープの味わいに合っている。
お次に『麺なしラーメン 坦々豆腐』。見た目の鮮烈な赤さに反して、辛さはほどほど。ラー油の香ばしさの方が特徴的かもしれない。思ったよりもこってりではなく、さっぱりした方向の担々麺の味わいだ。好みによっては、少しお湯の量を加減して濃いめにしてもいいかもしれない。豆腐とのマッチングは言うまでもなく素晴らしい。
なるほど、『麺なしラーメン』というネーミングも、これならアリだな、と思ってしまった。いずれもラーメンスープの満足感がある。
試食した他のスタッフの感想
・「しょっぱいもの食べたいけど重いもの食べたくない」時に重宝しそう。味噌汁、ポタージュ以外の選択肢が増えた。
・スープと豆腐だけなのにものすごく満足感がある。これはラーメンスープだ。
・インスタントラーメンはかなり特徴的な味付けのものが多い中、このスープは無理に味の特徴を出そうとしていないのが好感度高い。
あえて麺を入れる
と、ここまで絶賛してみたが、ラーメンを名乗ってるのに麺が無いのはやっぱり納得いかない。というわけで、『麺なしラーメン』に麺を入れることにした。麺なしラーメンに麺を入れれば、それはきっとラーメンだ。
別茹でした麺を、『麺なしラーメン 豚骨豆腐』『麺なしラーメン 坦々豆腐』に投入する。麺なしで満足感が得られるようチューニングされているモノに麺を足すことの罪悪感が無いと言えばウソになる。が、麺なしでも美味しいものに、麺を入れたらもっとおいしくなるはずだ。
果たして、麺を入れた『麺なしラーメン』改め「ラーメン」は、とてもおいしかった。麺を入れる時は、スープは少し濃いめの方がより良いかもしれない。麺はちぢれ麺がお勧めだが、そうめんなどの細い麺でも美味しくいただけるはずだ。
あと、ライスを入れるのも間違いがなさそうだ。坦々豆腐に山椒をふって食べてみたい。きっと美味いはずだ。
米や麺などを入れるのもおススメ
糖質少なめなのを売りにしているのに糖質追加をバンバンと薦めるのもいかがかとは思いつつ、スープのポテンシャルが高いからこそ、そのままでも、麺を入れても、ライスを入れても楽しめる。
真夜中の罪悪感が少なく、満足度バッチリの『麺なしラーメン』。罪悪感をかなぐり捨てて満足度を2倍、いや二乗するかどうかは、あなた次第だ。
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