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【全員目隠し、名前は「・」】・・・・・・・・・(←グループ名です)が作る新しいアイドルのルール【卒業のないアイドル】

--その使い方も想像を越えてくる感じですよね。メンバーも毎回驚いてるって言ってます。

古村 もうひとつテクノロジー系でやりたいのは、街がテーマなので地理的なものと絡めたいなってのはあります。人と人の関係を超えて、・ちゃんのことを好いていたらそれを通り越していつのまにか東京での生活を好きになっていた、みたいなのが望むべく方向です。・ちゃんが人と都市の間の存在だからできること。
 
もともと・・・・・・・・・はその・の数で想像がつくとおり、メンバーは9名。しかし都内で行われているライブでは全員がステージに上がっているわけではない。
 
--最初に取った・・・・・・・・・は9名ですよね。今ステージで見るのは5人前後が多いイメージですけど、最初にいた9人ってまだ全員在籍してるんですか?

古村 正確にいえば9個の・、それぞれの・は都市の作用を表してるので、グループを辞める辞めないというのはないんです。

--アイドルという前に都市の構成としての9個の・があるわけですね。たしかにいなくなっても困る。

古村 その・は音とか光とか振動とかいろんな形を取るんですけど、たまたま人間の形をとることがあるんですよ。それが今のメンバーであると。

--なるほど、・のひとりひとりはそういう存在なんですね。

古村 その女の子がステージに上がらなくなったとしても、・は消えないので卒業っていうものがない。というのを前提で話すと、いまステージをあがって人間の形をとっているのは6人ですね。

--この前の定期公演には、普段ステージには上がってないけどツイッター上で更新してるメンバーもMCで入ってましたもんね。じゃあ「卒業」というのはないと。では・が増える可能性は?

古村 ないと思います。今の9人、9個の反応でひとつの都市なので………。

--ということは誰もステージに上らなくなったら・・・・・・・・・のライブ活動は終了。

古村 そういう可能性はありますね。ステージには上がらないけどネット上にはいる。そういう存在として続くかもしれませんし。

--ネットアイドル的なものとして継続するかもしれないし、しないかもしれないということですね。

今後・・・・・・・・・は、8月に初の全国流通盤CDを発売。そのタイトルは『CD』。収録曲はライブで披露している3曲に、・・・・・・・・・と共演歴もあるアンビエント・ドローンアーティストhakobuneがノイズやアンビエントミュージックを織り交ぜて作り上げた1トラック72分。さらに9月4日には渋谷WWWでの1周年ワンマンが待っている。ここではこの1年、・・・・・・・・・のメンバーとスタッフが作り上げてきたことの集大成が見れるはず。

--では・・・・・・・・・メンバーの皆さんから、あらためてこの夏のCDリリースからワンマン、さらにその先・・・・・・・・・をどうしていきたい?

・ 最近ライブのお客さんも増えてきて盛り上がるようにはなったんですけど、もっとお客さんを巻き込んで盛り上がるライブにしていきたい。

・ 大きな失敗もなく平和に楽しかったと思えるライブが出来たらいいなと思います。

・ なんか今小さいハコとかだと振り付けは大きく見えるけど、ワンマンのWWWとか立つと動きが小さいとか見えそうな気するんですね。皆の性格的にもちょっとひっこんじゃう感じになっちゃうので(笑)、もっとダイナミックなパフォーマンスをして、オタクの人にも「こんなにできたんだ!」って思われたい。感動を越えるヤバさみたいな。出来るグループになりたいです。

・ えっと、・・・・・・・・・は曲はいいんだけど、まだ私たちのパフォーマンスが追いつかないところがまだあって、自分の中で今までで一番よかったなって思えるライブをどんどん更新していければ、もっといいなって思ってます。

・ なんか今考えてたんですけど、言葉で説明できる感じじゃないから、大丈夫です。

--いいんですか(笑)。

・ 思ってるものは頭にあるけど、具体的にこうしたいとかじゃなくて。想像するより頑張ってるし、何が伸びるかわからない。私たちダンスが伸びるかもしれないし、歌かもしれないし、こうなりたいってより……よくわかんない。

--先のことより今の成長してる感を感じます!

・ 昔はもっと人前に立つと、腹痛がヤバイいくらいだったんです。本当に人前でだめで。でも今はオタクを弄ったりする力がついて

--オタク弄りで自分の実力がついたなと。

・ 今まで初対面の人とかに猫かぶっちゃう、いい子ぶっちゃう自分がいたんです。でも今は汗だくになって汚くなってもそれを見せていい、それを許される場所って気がしてます。

--ではスタッフの皆さんからワンマンのその先、・・・・・・・・・はどんな存在でありたいですか?

古村 やっぱり外に出ていきたいですね。アイドル界隈に閉じない存在でありたい。おじいちゃんおばあちゃんカップル家族子供、あらゆる層に届くようなやり方を今後やっていきたいです。地下アイドルが現場主義になったことで、アイドル文化は現場に行ける若年男性のものに閉じちゃった部分が少なからずあると思うし。そこがメインターゲットではあるんですけど、例えば現場にいけない寝たきりの人も楽しめるものにしたい。テレビアイドルってそこに届いてたじゃないですか。SNSや現場の時代に、テレビアイドルみたいな部分を備えたアイドルでありたいですね。

--ライブだけでなくYouTubeも毎日更新してますもんね。あれは地味に凄いと思います。

古村 実はあれはアイドルネッサンスさんが毎日動画を公式で更新してるののリスペクトだったりします(笑)あと、ステージ立たないけどひたすら動画更新する・ちゃんとかいてもいいんじゃないかと思いますしね。

みきれちゃん ぼくはそれとは別に、マイナーなものと出逢う場にしたいってのもありますね。・・・・・・・・・の現場に行くと、今まで見れないものを見れたり体験できる。対バンとかテクノロジーの部分もそうですし、この先どんな形であろうとも経験の場であり続けたい。それは大事にしたいですね。
 
ここまでのインタビューやテキストを読んでもわかるとおり、過剰な情報が多い・・・・・・・・・は「今一番日本で面倒なアイドル」といえます。ただ、日本で最も売れてるアイドルであるAKB48ですら、歴史やシステムといった部分にそれなりの“解釈”と“文脈”を読み取るスキルがないと初見の人には「面倒の壁」があったりする。
 
たしかに・・・・・・・・・は一見するとわかりにくい要素が多い。しかし、・・・・・・・・・がメンバーに課している縛りやルールはどれも「アイドルを面白くするためのもの」。彼女らのライブを見るのは、新しいオープンワールド系のオンラインゲームを始めたようなワクワク感があるのです。
 
 
◆・・・・・・・・・公式サイト:http://dots.tokyo/
◆・・・・・・・・・公式twitter:https://twitter.com/dotstokyo

◆初の全国流通音源となるシングル「CD」は8月16日にTRASH-UP!! RECORDSより発売。

◆2017年9月4日に渋谷WWWでの一周年ワンマンライヴ「Tokyo in www」を開催。前売発売中。http://tokyo-in-www.peatix.com/

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 大坪ケムタ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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