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ソフトバンク・ヤフー・HDE人事責任者が明かした「最先端の採用手法」とは?

事業とともに変化する採用への挑戦―ソフトバンク

第一部のセッションを務めたのはソフトバンクの小山亮氏。セッションタイトルは「新たな道を切り開け!『事業とともに変化する採用への挑戦』」。

小山氏は5年前にソフトバンクに転職。3年前より新卒採用をメインに担当している。

ソフトバンク株式会社 人事本部 採用・人材開発統括部 人材採用部 採用推進課 課長 小山亮 氏

ソフトバンクの親会社であるソフトバンクグループは1981年の創業以来、中核事業をどんどん変えてきた。2010年にソフトバンクグループがこれから先どういう世界をイメージしているのか、それを明文化した「新30年ビジョン」を発表した。

その際、両国国技館に全社員を集め「情報革命で人々を幸せに」というビジョンの共有をした。掲げている目標は2つ。
2040年に戦略的シナジーグループ会社を5000社にする
世界トップ10へ。時価総額200兆円を目指す

今後、さらに人工知能が発展していくと、人類の英知を超えていく(シンギュラリティ:超知性)。その超知性の誕生に向けて事業を展開する。

そんな事業を展開しているソフトバンクにおいて、人事はどんな役割を目指していくのか。人事の不変のミッションは人と事業をつなぐことに「採用」から貢献すること。そこで会社の成長に伴い、採用モデル、採用手法を適宜変えてきたと小山氏。

現在、年間採用人数は約350~400人(アソシエイト職、販売職も含む)。ユニバーサル採用を掲げており、いわゆる通年採用を行っている。

期間の定めをもうけずに学生が自由な時期に本人の意思で採用選考を受け、また企業が採用したい時期に採用し、対象も新卒・既卒を問わない採用活動をしている。これは学生、企業ともにメリットがある。

つまり、優秀な人材に門戸が開かれているということ。企業にとっては時期や年齢に限定されず、採用したい人を採用できる。

事業領域の広がりにより、採用活動では人数も人財の質も上げていかなければいけない。そこで、以下のような手法を用いて人材を発掘している。

■ナンバーワン採用

8年以上継続して実施。なんらかのナンバーワンの実績を持っている学生が対象。学生にプレゼンテーションをしてもらい、採用するという方式。今年ルービックキュービックで世界一に輝いた学生を採用した。

■就活インターン

これが新卒の中核的な採用手法。7年前より採用直結の就労体験型インターンを実施。最低でも2週間、最大4週間、社員と同じ環境で働くことを体験してもらう。

企業側は一緒に働いてもらうことで活躍する人財かどうかを判断できる。学生にも、配属先の部門にも採用に直結することを伝えているため、部門も協力的に行える。今年度の受入れ人数は300人超を予定。

■地方創生インターン

ソフトバンク社員と共に地方課題に1週間かけて向き合うというもので、昨年度は長野県塩尻市の未来を変えるをテーマに実施。採用とは切り離して実施。エントリーは1300人、参加は30人。結果的に複数名の採用にも繋がっている。

30人の社員と共に課題解決を行うことで、ソフトバンクで働くリアルを体験できたことが、入社につながったと思われる。今年は長野県塩尻市と兵庫県丹波市で実施する予定。

■グローバル採用

18採用では東南アジア、アメリカなど計7カ国で、オンキャンパスの形でリクルーティングを実施。

■ハッカソン採用

3日間の泊まり込みでPepper活用のハッカソンを実施。参加者は14人×5チーム。優秀な学生は最終日に最終選考を実施する。

このように様々な採用手法を用いているが、採用担当者として常に、「採用は会社の未来を創る」ということを念頭に置き活動をしている。

もちろん経営層に提言しても無理だと跳ね返されることもある。しかしそれをどうすればできるのか。会社の将来を考えた上で、これからも人事ができることを積極的に提言し、ソフトバンクの未来を創っていきたいと、小山氏は語った。

才能と情熱を解き放つ、ヤフー流採用の流儀―ヤフー

三番目に登壇したのは、ヤフー大森靖司氏。大森氏は2014年3月にヤフーに中途入社。ポテンシャル、キャリア、障がい者、グローバルなどあらゆる採用の母集団形成を担当している。

セッションタイトルは「才能と情熱を解き放つ ヤフー流採用の流儀!」。

ヤフー株式会社 CTO クリエイター人財戦略室 戦略部 アクイジション リーダー 大森靖司氏

この4月から採用の組織はCTO直下の組織となった。その背景には情報技術の会社としてエンジニアの採用に注力していきたいという思いはもちろん、エンジニアやデザイナーというクリエーターがどんなライフステージでもいきいき働き、才能を発揮してくれるような環境を作るというミッションが挙げられる。

ヤフーのミッションは、課題解決エンジン。情報技術で人々や社会の課題を解決するということ。そしてUPDATE JAPANというビジョンを掲げている。人事戦略ではUPDATEな働き方をを実現するよう取り組んでいる。

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