性同一性障害の学生をサポート 国際基督教大学「LGBT学生生活ガイド」を公開

国際基督教大学公式ホームページ

国際基督教大学ジェンダー研究センター(東京都三鷹市)は、2012年4月、性同一性障害の学生をサポートするガイド「LGBT学生生活ガイド トランスジェンダー/GID編 ※注」のリリースを発表した。

これは、同学において実際に行われてきた、性同一性障害を持つ学生に対するサポート制度をガイドとしてまとめたものである。具体的な内容としては、

学籍簿の性別表記変更手続きについて
・学内における、性別ほか使用者を問わないトイレ「だれでもトイレ」設置場所の紹介
・体育着への着替えについて(だれでもトイレの使用、もしくは体育着での登校を推奨)

などが挙げられる。ガイドは同学学生のみならず、国際基督教大学ジェンダー研究センター公式ホームページにおいてもPDFにて閲覧可能となっている。

『国際基督教大学ジェンダー研究センター』公式サイト
http://web.icu.ac.jp/cgs/

同センターでは性同一性障害の学生のほか、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアルの学生へ向けた学生生活ガイドのリリースも検討している。また2012年6月までには、子どもをもつ学生のためのガイドがリリースされ、授乳室・おむつ交換台も設置される予定となっている。

注※ なお、“トランスジェンダー”とは広い意味では“性別を超える者”を意味し、性同一性障害を含む概念。また“GID”とは性同一性障害の略称である。

画像:国際基督教大学公式サイトより
http://www.icu.ac.jp/

※この記事はガジェ通ウェブライターの「牧村 朝子」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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