奥田民生インタビュー、『カーズ/クロスロード』日本版エンドソングを担当

奥田民生インタビュー、『カーズ/クロスロード』日本版エンドソングを担当

 ディズニー/ピクサー最新作『カーズ/クロスロード』の日本版エンドソングとして、3年10ヶ月ぶりのニューシングルとなる「エンジン」を書き下ろした奥田民生。

奥田民生 インタビュー写真

 劇中には、サーキットやビーチさらには夜の森など様々な場所での “走るシーン”が臨場感たっぷりに描かれているが、今回のエンドソングを書くにあたり奥田がイメージしたシーンは「普通の道」だ。「映画には、実写みたいにリアルな走るシーンがいっぱいありますよね。主人公はレーサーですが、エンドソングではレース場ではなく映画の中でトラックが走っているような普通の道路をイメージして書きました」

アニメ―ション映画『カーズ』は2006年にスタートしたピクサーの人気シリーズ。1作目では自信過剰な新人レーサーのスポーツカー“ライトニング・マックィーン”が、最新テクノロジーを駆使した次世代のレーサーの台頭や人生最大の大事故を経て、人生の岐路に立たされるというストーリーだ。『カーズ』シリーズの車が喋る姿が好きで、特にピット・クルーのグイドが好きだそう。また『カーズ/クロスロード』で運命の決断を迫られる主人公を見て大人になった姿に共感したそうだが、自身の人生の岐路について問われると「ユニコーンの解散や再結成など、活動の形が変わることはあっても、やっていることはずっと変わりません。僕ら、ミュージシャンの場合は引退して指導者に回るということはなく、いつまでも現役のままですから」と答えた。

 今回、リリースされる新曲「エンジン」は、自身が立ち上げたレーベル“ラーメンカレーミュージックレコード”からリリースされるソロ曲第一弾でもある。レーベル名の理由は、好きだから。「CDだけを売る時代ではなくなって、配信やYouTubeなど色んな方法が増えてきたので、自由にやりたいなと思って。本当は“ラーメンカレー明太子”にしようと思ったんですが、一応 音楽が好きだってこともアピールしておこうと思って“ラーメンカレーミュージック”にしました(笑)」

 車好きとしても知られている奥田。「子供の頃、車の整備工場をやっていた親戚の家に、よく預けられていたんです。絵本代わりに、車のカタログをいつも見ていました。1人になれるので、車の中で考え事をするのも好きですね」今回の「エンジン」も運転しながら聴いてみたそう。「そんなにスピードを上げようとも思わないし、良いと思いますよ。安全運転ができる曲です(笑)」

◎公開情報『カーズ/クロスロード』
2017年7月15日(土)ロードショー

◎リリース情報
シングル『エンジン』
2017/7/12 RELEASE
RCMR-0006 1,500円(tax out)

アルバム『サボテンミュージアム』
2017/9/6 RELEASE
RCMR-0007 3,000円(tax out)

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