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BiSH × GANG PARADE、清掃員&遊び人が1つになった真剣勝負ーーOTOTOYライヴレポ

BiSH × GANG PARADE、清掃員&遊び人が1つになった真剣勝負ーーOTOTOYライヴレポ

■BiSH vs GANG PARADE

1年に1度しか訪れない七夕の夜、BiSHとGANG PARADEによるツーマン・ライヴ〈THE DUEL〉が恵比寿リキッドルームにて開催された。

両グループともに、渡辺淳之介が社長を務める事務所・株式会社WACKに所属しているグループ。

遡ってみると、2組の初顔合わせは2015年6月6日〜7日の2日にわたり行われた東京〜熱海間200kmのグループ対抗駅伝(【レポ】BiSHとPOPの200km対抗駅伝はなにを生み出したのか?)。GANG PARADEというグループ名は3度目の改名で定着したものであり、当時はプラニメからPOPにグループ名を改名、カミヤサキと新メンバー4人が加入し、BiSHとマラソンでの対決がPOPにとってお披露目のイベントとなった。

以後、メンバーの脱退や加入などを経ながら活動を続けてきた2組は同じイベントに出演したり、2016年4月16日に大阪・日本橋COCHLEA.にて2マンライヴをすることはあったが、GANG PARADEに改名してから2組で対バンをするのはこれが初めて。

現在、BiSHは全国20箇所を巡るツアーを行なっており、7月22日には幕張メッセにてワンマン・ライヴ〈BiSH NEVERMiND TOUR RELOADED THE FiNAL “REVOLUTiONS“〉を開催予定。対するGANG PARADEは、7月8日より全国4箇所をめぐるツアーをスタートさせ、ファイナルを東京渋谷WWWにて行う。

そんな両者の現状のなかで行われる同事務所同士の対バンイベント。果たして、GANG PARADEが波乱を起こすのか? それともBiSHがその実力を見せつけるのか、そんな見方もできるイベントとなった。

■GANG PARADEの下克上、はじめます

開演時間の19時少し前、渡辺淳之介がステージに登場し注意事項を説明。アンコールとコラボレーションがないことが告げられる。また、この日のセットリストが、各グループのメンバーが考えたものだということも明らかにされた。通常は渡辺淳之介がセットリストを考えているため、今回は各グループが自分たちの頭で考えてパフォーマンスを行う。そんないつもと違う状況に会場は一層の盛り上がりを見せた。

先行でステージに現れたのは、GANG PARADEの7人。5月1日よりBiSのアヤ・エイトプリンスがレンタル移籍で加入し、ダンスも歌も今のメンバーで1から積み重ねてきたこの約2ヶ月。新衣装をお披露目ということもあり、新鮮なシルエットに客席からは大きな歓声が湧き上がる。「よろちんこお願いします!!」という意表をついた下ネタMCで空気を破ると、ヤママチミキがMCをはじめた。

「本日は〈THE DUEL〉にお越しいただき、ありがとうございます。同じWACK所属のBiSHとデュエルをする日がついにやってきました。私たちは今までずっとBiSHの背中を見続けてきました。でも、この先もずっとその背中を見続ける気はありません。GANG PARADEの下克上、今日改めて始めます」

宣戦布告とともに、先日MVが公開されたばかりの新曲「Beyond the Mountain」をライヴ初披露。振り付けも初めて公開したばかりだが、観客は一緒に両手を天にあげて盛り上がっていく。「QUEEN OF POP」「pretty pretty good」「don’t forget me not」「UNIT」と、プラニメ、POP、GANG PARADEの歴史をすべて踏まえた代表曲で一気に駆け抜けると、急に雰囲気が変わりコントがはじまった。芸人のさらば青春の光も登場したこの様子は、後日日本テレビ『バズリズム』で公開される予定なので要チェックだ。

「後半戦、それじゃあみなさんHappyでLuckyでKirakiraでLuckyな1日を送りましょう!」とココ・パーティン・ココが叫び、「Happy Lucky Kirakira Lucky」「Plastic 2 mercy」「FOUL」と客席の遊び人(※GANG PARADEファンの呼称)も清掃員(※BiSHファンの呼称)も巻き込み、一体感のなかでGANG PARADEの45分間は幕を閉じた。

■BiSH、清掃員も遊び人も関係ない、ひとつになろう

「恵比寿リキッドルーム、〈THE DUEL〉、いくぞーーーーー!!」

セントチヒロ・チッチが静寂のなかでゆっくり力強く叫ぶと、後攻BiSHの1曲目「BiSH-星が瞬く夜に-」が鳴り響いた。アイナ・ジ・エンドの動きもいつも以上にキレがある。むしろ、それは気迫といってもいいくらいのオーラに満ちていた。

「GiANT KiLLERS」「VOMiTSONG」と、最新ミニ・アルバム『GiANT KiLLERS』からの楽曲で勢いよく盛り上げると、ハシヤスメアツコとアユニ・Dを起点にしたコントがはじまる。

ハシヤスメが「リンリンに何か言っている? 口閉じているから、耳の穴からしゃべっている。いいなあー、穴欲しいなー。あった、鼻の穴」というサイケデリックでシュールな一人コントがはじまると、アユニが「やかましいわ!! この鼻の穴モンスターが」という振りで「MONSTERS」のイントロが鳴り響いた。予測不可能な曲振りにドヨメキが起こるも、メンバーの叫び声とともに清掃員たちが飛び跳ねるなど狂喜乱舞。「OTNK」「beautifulさ」「サラバかな」と、シングル曲やアルバム曲を織り交ぜた曲で幅を見せていく。

そして、アイナが自分の言葉を噛み締めながらMCを行なった。

「改めまして私たちがBiSHです。今日はGANG PARADEさん、ライヴめっちゃ格好よかったね。私たち、GANG PARADEから、大っきな愛と、やさしさと、思い出すだけで悔しい悔しさと、いろんなことを教えてもらいました。GANG PARADEのライヴの最初に「私たちはBiSHの背中をいつまでも追い続けることはしません」って言っていましたよね? BiSHは、いつまでも背中を見せ続けてやります」

すべての気持ちを素直に語り、アイナが口にした曲は「プロミスザスター」。6人のメンバーが星を描く振り付けとともに同楽曲のイントロが美しく鳴り響く。壮大なサウンドと6人の想いが一直線に結びついたステージは圧巻だった。

「ラストはこの曲だーー。清掃員も遊び人も関係ないぞーーー!! 最後に一緒に歌ってくれーーー!!」とチッチが会場にいる全員で一体になろうと叫び、この日2回目となる「BiSH-星が瞬く夜に-」。「後ろの人たち、楽しんでますか? 今日はありがとう。最後ひとつになろうぜ!!」とラストサビ前でアイナがやさしく強く言葉をつむぎ、全員を巻き込みBiSHらしい一体感を作って、ライヴは幕を閉じた。

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