果物・野菜を入れたソーダ割がこってり料理にも合う！　テキーラのイメージを変える“サウザファームサワー”

2017/06/14 21:00 ふじいりょう

テキーラといえば、クラブでショットで飲むアルコール度数の強いお酒というイメージですが、フルーツや野菜を入れてソーダで割るという飲み方を老舗メーカー『サウザ（SAUZA）』が提案。その名も“サウザファームサワー”として出す店舗が増えています。ここでは、そんな店舗の一つである東京・渋谷のTEXMEX FACTORYで新しいテキーラの楽しみ方を試してみました。

100％アガベテキーラとミクストテキーラの違いは？

メキシコの村の名前が由来のテキーラ。アルコール度数は35～55度で、ハリスコ州など5州で生育されたブルーアガベを51％以上使用すること、最低2回蒸留し、固形物の混入がないことなどがメキシコ政府により厳格に定められています。とりわけ、ブルーアガベ100％のテキーラは“プレミアムテキーラ”と位置づけられています。

ここ10年でアメリカのテキーラ市場は2倍以上になっていますが、それを牽引しているのがこの“プレミアムテキーラ”。ハリウッドセレブが自ブランドを立ち上げている例が増えていることもあり、最近では日本でも女性誌に取り上げられるようになるなど徐々に注目度が高まっています。

この“プレミアムテキーラ”である『サウザブルー』と、ブルーアガベ51％以上のほかにさとうきびの糖質や砂糖などを入れた“ミクストテキーラ”の『サウザシルバー』を飲み比べてみました。『サウザシルバー』は一般的なテキーラのイメージ同様、キュッとした香りとちょっと苦味があるのが特徴ですが、『サウザブルー』の方は雑味がなくクセのないスムースな味で、口に含んだ時にシトラスやハーブが広がっていくのが印象的でした。

また、今回は特別に“プレミアムテキーラ”でも最高級とされる『サウザ XA』も飲んでみました。ボトルに詰めるまでに3年以上熟成された「エクストラアネホ」に認定されていることもあり、その芳醇な味わいはよりウイスキーに近く、舌で転がしてみると少しずつ華やかな香りが鼻孔をくすぐっていく感覚が至高でした。

果物や野菜との相性も良い“プレミアムテキーラ”

アガベを100％使用し、新鮮なアガベジュースを糖化させフレッシュで豊かな香りを誇る『サウザブルー』は、青みがある果物や野菜と相性が良いということで生まれた“サウザファームサワー”。『サウザ』では、グレープフルーツやトマト、きゅうり＆レモンと合わせる飲み方を薦めています。
作り方は至って単純。『サウザブルー』30mgとシロップ10mlをしっかりと混ぜ、ボトルに野菜・果物を入れます。そして氷をぎっしり入れてソーダを入れて少し混ぜれば完成。これなら自宅でも簡単に作ることができそうです。

ここではまず試しにオレンジを飲んでみましたが、そのさっぱりとした味とテキーラの香りがフルーティーさを増していて、こってりとした食べ物と合わせるのにも良さそうでした。

パクチーとライムを入れたものにも挑戦。これが意外なほど美味しいのです。パクチー独特の香味とソーダの炭酸がそのクセを飲みやすくしていて、なおかつ『サウザブルー』のほのかなスパイシーさと好相性。ヘルシーさも女性が喜びそうな要素として挙げられます。パクチーが苦手でない人はぜひ試してみて欲しい飲み方です。

500円均一メニューが充実！ファヒータも必食のTEXMEX FACTORY

どんな料理とも合いそうな“サウザファームサワー”ですが、やはりベストマッチはメキシコ料理。アメリカ西海岸のメキシコ料理店をモチーフにしたというTEXMEX FACTORYでは、ディナー時にナチョスやチリコンカン、テキサスフライドチキン、タコスやブリトーなどが一皿500円均一とリーズナブル。ひとりで来ても数皿とお酒を頼んでも2500円程度でお腹いっぱいになります。もちろん、友だち同士でワイワイといろいろなメニューをシェアするというのも楽しそうです。