「ワンピースのこのセリフにホレた!」

 今日から六本木の森アーツセンターギャラリーで、尾田栄一郎さん監修による初めての公式展示会「ONE PIECE展〜原画×映像×体感のワンピース」が開催されます。すでにチケットをゲットし、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
 今回はそんな『ONE PIECE』の中の印象的な言葉たちをまとめた『ワンピースの言葉が教えてくれること』(方喰正彰/著、あさ出版/刊)から、夢に向かって突き進むために力になるセリフを紹介していきたいと思います!
■「“疑わない事”それが“強さ”だ!!!」(巻六十一 第597話より)
 この言葉は、天険の地である無人島“ルスカイナ”で覇気の修行をしていたルフィが、“海賊王の右腕”シルバーズ・レイリーから告げられた言葉です。
 どんな人でも「絶好調なとき」と「絶不調なとき」があるものです。特に絶不調のときは何もかもが信じられなくなってしまうことも…。しかし、どんな状況でも時間は刻一刻と経過していきます。歩みを止めたままではいけません。
 誰かの助言を信じるも疑うも、自分が決めること。“自分が信じた道”を信じる。つまり自分自身を信じることが一番の強さになるのです! 何が起きても、どんな状況でも歩みを止めずに新しい道を切り拓いていくことができる人は、「自分自身を信じて疑わない」人なのです。
■「てめェの正義もさぞ重かろうがこっちも色々背負ってんだよ!!!」(巻三十九 第371話より)
 これは麦わら海賊団の一味であるゾロが、仲間であるニコ・ロビンを救出する際、列車の中に立ちはだかったTボーン大佐を斬ったあとに言った言葉です。
 私の人間関係は「本音」と「建前」で成り立っています。だからこそ、悩んでしまうことがあるのも事実。特に何かしらの責任や使命を持って活動していれば、相手にとってのプラスと自分にとってのプラスが重ならないことも当然起こります。そんなとき、あなたは何を一番優先に考えますか? 人間は常に中立の立場で「いい人」であり続けることはできません。なぜならば、誰の背後にも大切な存在がいるはずだから。
大切な存在を守るためには、妥協するだけが正解ではありません。相手にぶつかっていくことで見えてくる真実もあります。この言葉を心に、自分の正義をどんどんぶつけていきましょう!
■「よっしゃいくぞ!!海賊王におれはなる!!!!」(巻一 第1話より)
 これは、おそらく『ONE PIECE』の中で最も有名な言葉ではないでしょうか。冒険の船出に出るときにルフィが発した言葉であり、原点とも言えます。
 誰でも強い想いや大きな夢を持っているものですが、心のどこかで「いつか」「そのうち」「時間ができたら」と自分に言い聞かせて誤魔化してしまいます。でも、そんなことでは前には進むことができません。
 こうした現状を打破するために、ルフィのように大きく宣言してしまいましょう! 周囲の人に自分の夢を誓うとともに、自分自身にも誓うのです。「やるぞ!」というモチベーションが言葉として伝わっていくことで、やがて味方、仲間が現れます。もちろん、時には上手くいかないこともありますが、一生をかけて成し遂げるくらいの壮大な冒険だと思い、ルフィたちのように少しずつ確実に前進していきましょう!
 自分らしく生きるためのヒントが詰まったルフィたちの言葉は、『ONE PIECE』の物語をあまり知らない人でも強く感銘を受けるものばかりです。著者の方喰さんはこう述べます。「確かなのは、それぞれの言葉には、私たちがこれから生きていくうえで大切にすべき何かがあるということです。私たちの明日を変えるための何かがあるということです」。
 展示会で『ONE PIECE』の世界に浸かり、さらに本書を通して自分自身が持っている夢へのモチベーションを高め、行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
 ルフィたちのような冒険…とはまではいかなくても、毎日の生活が冒険のように楽しくなるかも知れませんよ!
(新刊JP編集部)


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