【地産地消を食べ歩く】糸島の名品「つまんでご卵」とり天で作る絶品天とじ親子丼【福岡・糸島】

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「地産地消を食べ歩くシリーズ」スタート!

福岡はメシがうまい!」

いろんな人にこう言われます。テレビや雑誌でも福岡グルメ特集がたびたび企画され、多くの有名人がプライベートで福岡に来てはそのうまさを絶賛しています。

では、なぜうまいのか?

……う~ん。

なんでだろう?

知り合いの飲食店の人に聞いても「何でうまいって言われるっちゃろか? わからん。うちらこれが当たり前やけんね」とのこと。照れ隠しでもあるのでしょうが、県外からのお客さんでにぎわう繁盛店ですらこう言います。

ただし、どのお店もこだわっているのが「地元の素材を使う」ということ。特に福岡市はお隣に食材の宝庫である糸島市を抱えているため、安く新鮮な食材をふんだんに使用することが可能です。

うん、きっとおいしさの鍵は素材にあるのだ!

地元の食材を使いその近隣で提供する、いわゆる「地産地消」がおいしさの秘訣なのだ!

ということで、地元食材にこだわったメニューを提供するお店にスポットを当てた企画「地産地消を食べ歩く」シリーズ(不定期連載)。

第1回はまさに食材の宝庫、糸島市からお届けします。

糸島半島のほぼ中心部にある「田園茶屋 いとわ」

今回お邪魔したのは、糸島市の北部にある糸島半島のほぼ中心部、志摩吉田エリアにある「田園茶屋 いとわ」です。

▲糸島半島のほぼ中心部にお店があります

公共交通機関もあるにはあるのですが、最寄駅からのバスの本数も少なく、車を使って行った方が便利です。お店から10分程度で糸島サンセットロードに出られるため、天候条件が良ければこんな夕日も見ることができますよ!

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▲糸島サンセットロードから撮影した夕日です

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▲お店は緑色ののれんが目印。広々とした駐車場も完備されています

店内は白を基調とした清潔感のあるインテリアが印象的。ソファ席や座敷席もあるので、少人数でも団体でもリラックスして食事を楽しめそうです。

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また、メニューの品数も豊富。定食から焼きカレー、スイーツまでバラエティに富んでいます。

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中でも目を引いたのがこの2つ!

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九州産のとんかつ(鹿児島産や宮崎産の豚肉)をつかったロースかつ煮定食と

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「つまんでご卵(らん)」を使った天とじ親子丼。

どちらも「地産地消」としてふさわしいメニューですね。

迷ったのですが、「つまんでご卵」を育てている農場がこのすぐ近く(車で5分強)でもあるため、今回は天とじ親子丼をオーダー。

※「つまんでご卵」とは?……黄身がつまめるほど卵黄膜が強く、新鮮で味の濃い糸島を代表するグルメ素材

料理が出来上がるまでの間、お店の方に少しだけお話をおうかがいしました。

地域食材にこだわるのは糸島だから

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▲インタビューに応えていただいた江熊さんご夫婦(お店の庭にある桜並木前にて)

ーー窓からの光も明るくて眺めもいいですね。

例年であれば庭の桜も満開できれいなんですが、今年は少し遅咲きですね。来週あたりになれば美しい桜も見られたのに残念。

ーー先程メニューを見たら、九州産とかの地元食材を多く使っているようですが……。

やっぱり地元食材がおいしいですからね。米は福岡県産、野菜もほとんどが糸島産です。豚肉も鹿児島か宮崎の肉を使っているので、九州産の食材で多くのメニューを作っていますね。

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ーーこの「ふくおか農業応援団」というのは何ですか?

これは福岡県が行っている事業のひとつで、福岡の農業生産物を積極的に使用するお店を対象とした認定制度です。トレーサビリティ法順守などいくつかの基準があって、うちは福岡県産の農産物を多く使っているのでこの制度に認定されています。

なるほど、「地産地消」のお墨付きってことですね。

そうこうしているうちに料理が出てきたので、早速いただくとしましょう。

光り輝く黄身!!

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▲天とじ親子丼(950円)

鶏肉の天ぷらを卵でとじて、さらに「つまんでご卵」の黄身を真ん中にのっけた天とじ親子丼。

この黄身、つやつやして弾力がありそうでめっちゃおいしそうです。黄身だけアップにしてみましょう。

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どーーーーん!!

これ以上寄れない近さまで寄って撮影してみました。光り輝く黄身がおいしそうですねぇ。ぷるぷるしてます。

周囲の卵とじもふわふわで食欲をそそります。

「つまんでご卵」ということなので、ちょっとこの黄身をつまんでみましょう。

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えいっ!!

お、持ち上がった!!

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と、写真を撮ろうと思ったら落ちちゃいました ^^;

ごめんなさい。決定的瞬間を逃してしまいました……。

さ、気を取り直していただくとしましょう。

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黄身を崩してかき混ぜて~

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適度に混ざったところでいただきます!

うん! うまい!!

鶏の天ぷらの濃さと薄めのだしの見事なバランス、そしてふわふわの卵とじ。絶品ですね!

「つまんでご卵」の黄身のおいしさも感じることができます。

だしの風味と卵本来のおいしさが絶妙にマッチしていて、飽きずにパクパクいけちゃいますね。これぞどんぶり飯本来の食い方とばかりに、箸を使って豪快に口の中にかき込みました。

いや~、うまかった。さすが地元産食材にこだわっただけのことはあるって感じです。

オーナー夫婦の糸島愛のお話もいろいろ聞くことができたし、大満足のおいしさでした。

みなさんもぜひ、糸島ドライブの際には「田園茶屋 いとわ」に寄ってみてください。他にも地産地消メニューがたくさんありますよ!

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お店情報

田園茶屋いとわ

住所:福岡県糸島市志摩吉田1640-2

電話番号:092-327-1722

営業時間:平日10:00~17:00(LO 16:30)、土曜日・日曜日・祝日10:00~20:00(LO 19:30)

定休日:無休

※この情報は2017年3月時点のものです。

※金額はすべて消費税込です。

書いた人:桂浩一

桂浩一

1968年生まれ。福岡出身。東京で就職するも福岡の味が忘れられず、何のあてもあなく退職してUターン。 現在フリーライターとして活動中。メシと酒とホークスをこよなく愛する自由人。 一応、人事組織コンサルタントみたいなこともやっているが本業は食べ歩きと思っている。

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