桐生市のグルメキーワードは「薫るソース!」 ~名店巡礼 桐生市編~【タベアルキスト】

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みなさんこんにちは、メシ通レポーターのタベアルキストWakuiです。

今回も我々タベアルキストが、わざわざ食べに行く価値のある逸品を提供しているお店へ実際に訪れ、食べまくる究極の食べ歩き「名店巡礼」をお届けします。

~名店巡礼 桐生市エリア編~

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今回の巡礼は、群馬県桐生市を目的地にすることにしました。

かつて日本の一大産業であった織物を支えた街は、多くの文化財と共に独特の食文化が多く残る、知る人ぞ知る隠れたグルメエリア。

桐生市内にフォーカスして、ビジュアルにインパクトがあるグルメをテーマに5軒をセレクト。

ちなみに群馬県の巡礼は、高崎エリア編に続いて2回目。よろしければこちらもご覧ください。

www.hotpepper.jp

それでは、名店巡礼 桐生市編スタートです!

1軒目:旬彩工房 Hashimoto 逸品:フルーツMIXパフェ

今回のスタートは「旬彩工房 Hashimoto」から。

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老舗果実店の橋本フルーツが運営する、フルーツパーラーです。

老舗直営店グルメに外れなし! ということで期待が高まります。

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▲フルーツMIXパフェ(1,188円)

看板メニューは、フルーツMIXパフェ。

使われるフルーツは毎日日替わりで、旬のモノを店主の渡邊さんが毎日市場からセレクト。なんと15種類も使われています!

構成は、フルーツ、クリーム、アイス、ソース。

かさ増し一切なしの、フルーツを楽しむことだけに注力したパフェになっています。

個々のフルーツの香りや甘さ、みずみずしさが際立っており、それぞれの個性を楽しみつつ、滑らかなクリームやアイスが全体をまとめ上げる、バランスの良いパフェです。

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▲フルーツサンド(1,188円)

もっちりとしたパンが、ジューシーなフルーツと、滑らかでコクのあるクリームをしっかりと受け止めるフルーツサンド。飲めるフルーツサンドと言っても良いぐらい、食べやすい逸品。

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▲チョコバナナパンケーキ(918円)

新メニューのチョコバナナパンケーキは、バナナ一本が豪快にあしらわれた一皿。

高原栽培高糖度のジャイアントキャベンディッシュを採用しており、通常のバナナとは一線を画す、密度の濃いねっとりとしたバナナはチョコレートにも負けない力強さがあります。

朝からいきなり3品も行ってしまいましたが、ペロリと完食。朝からパフェもあり! と思わせてくれる、素敵なお店でした。

持ち帰りのフルーツやお土産も販売しているので、こちらもぜひ。

お店情報

旬彩工房 Hashimoto

住所:群馬県桐生市錦町1-5-1

電話番号:080-9884-7234

営業時間:10:00~19:00

定休日:水曜日

ウェブサイト:http://r.goope.jp/koubou-hashimoto

執筆者:Kazushi Kikutani

2軒目:第二宮島庵 境野支店 逸品:カレーひも川

2軒目に訪問したお店は「第二宮島庵 境野支店」。

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桐生地方に伝わる幅広麺のうどん「ひも川」が食べられるうどん店。その特徴的なビジュアルから、度々メディアでも取り上げられる、ご当地うどんです。

群馬県は小麦の産地ということもあり、桐生市内には100軒以上の多くのうどん店がひしめき合っていて、大別すると6つの系統に分かれるそうです。

そのうちの1つである「宮島庵系」の支店という位置づけが、このお店になります。

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▲カレーひも川(972円)

メニューには冷たいうどんと温かいうどんがあって、群馬の郷土料理である「ひも川」が看板料理。

きしめんのルーツである「芋川(いもかわ)うどん」がなまったといわれるうどんで、幅が広いのが特徴です。

おすすめは、カレーひも川。

「ひも川」の麺は表面が滑らかなので、とろみのあるカレー汁とよく絡むことで幅広麺の醍醐味(だいごみ)を感じることができます。

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▲肉汁ひも川(1,026円)

まさに肉汁のメニュー名にふさわしい大きなお肉がつけ汁の丼を埋め尽くす勢いで入っている、インパクトある一杯となっています。

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尚、幅10センチの麺は、つけ汁を浸す際はこのような状態になります。

温かいメニューと冷たいメニューでは、ゆで時間を変えていて、カレーひも川はゆでた後に温めなおしたり、細やかな心遣いがおいしさに表れています。

都内ではなかなか食べることのできるお店が少ない「ひも川」を是非本場で食べてみて、その幅広麺のおいしさを実感してみてはいかがでしょうか。

お店情報

第二宮島庵 境野支店

住所:群馬県桐生市境野町6-601-8

電話番号:0277-43-7622

営業時間:11:30~14:30、17:30~20:30

定休日:月曜日・第3火曜日

執筆者:Yasuyuki Enokiuchi

3軒目:ほりえのやきそば 逸品:やきそば

3軒目に訪問したお店は「ほりえのやきそば」。

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桐生地方や足利地方(栃木県)で見られる、ポテト入り焼きそばのお店。 同店はお母さんが30年以上前に始めて、今は息子さんが後を継いでおり母の味を守り続けています。

メニュー名の通りに、焼きそばにジャガイモが具として入っているのが特徴です。

焼きそばが肉の有無と量に応じて、6種類のバリエーションがあって、普通盛りで300円という昭和的な安さです。

他は、都内のレストランでシェフを経験した息子さん特製のキーマカレーがあるだけで、焼きそばへの強いこだわりを感じさせます。

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▲やきそば 普通(300円)

300円という安さながらも、普通盛りでも十分なボリュームがあるのがうれしい。

自家製麺ならではの食感の麺に、添えられている蒸したジャガイモが、思いのほか合っているのはソースのなせる業です。

ソースは栃木県佐野市のミツハソースで、しつこくない軽い味わいのため、大盛り以上でもペロッと食べられます。

焼きそばのお店が数多くあれど、ジャガイモ入りの焼きそばは珍しく、桐生まで訪れる価値のある一品と言えると思います。

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▲やきそば肉入り 普通(500円)

群馬県産のもち豚を秘伝のタレで味付けし、焼きそばを焼く鉄板とは別で炒められやきそばの上にのせて提供されます。

甘みのある肉から出た脂が交わることで、味わいに奥行きがでています。

家庭でも簡単に調理できそうな印象の焼きそばですが、こちらの自家製麺とご当地ソースがあってこそ。

子供から大人までファンがいるこの味を、今後も守り続けてもらいたいと思いました。

お店情報

ほりえのやきそば

住所:群馬県桐生市本町3-5-9

電話番号:0277-47-3680

営業時間:11:00~18:00

定休日:火曜日・水曜日

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執筆者:Yasuyuki Enokiuchi

4軒目:龍苑 逸品:チャプスイ丼

4軒目に訪問したお店は「龍苑」。

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入店すると、なんとも言えない香ばしい薫りに鼻腔が包まれます。

そして、笑顔が素敵な店主が繰り出す料理たちのナイスなパフォーマンスに、4軒目とは思えないほど、食がはかどってしまいます。

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▲チャプスイ丼(880円)

こちらの二大名物メニューの一角です。

トロみがかった甘めのあんには、炒めた豚肉・ニラ・にんじん等。あんのスープは鶏ガラベースで、仕上げにはなんと「ウスターソース」が入ります。

このウスターソースの“ツン”としたアクセントが、我々の胃袋をたちまちとりこにし、ここが4軒目であることを忘れさせてくれます。

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尚、1人前はかなりのボリュームがありますが、完食するのに心配は不要です。

後半戦のキラー調味料として、迷わず「タバスコ」を投入しましょう。

このスパイシーな味変が、ウスターソースの“ツン”としたアクセントと調和し、終盤に差しかかるほど消費速度が上がるという、まさかのマジック! 「クセになる」とは、まさにこういう事です。

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▲龍苑丼(880円)

そして、もう1つの二大名物の店名を冠した看板メニューです。

白米の横にドッサリ盛られた麻婆豆腐の開幕は、まろやかな口当たりです。

やがて口の中に徐々に広がるピリッとした辛味は、自家製豆板醤が演出します。

そして、何より濃ゆい味付けは、これぞ男飯! 豚肉に乗った脂身はほどよく、かみ締めるほど気持ち良い凛とした豆腐、シャキッとした食感が残ったニラとの抑揚も楽しい限りです。

レシピは創業当時よりほぼ変わっておらず、またこれまで70万食を突破したというから、重ねて驚きです。

ちなみに、「これは俺の血だ!」と言った常連客もおられるそうです。

もし近所にあったなら、確実に通ってしまうであろう「街中華」。

リーズナブルで腹いっぱい! 盛りの良い皿たちがきれいになった後で、それを再確認できた優良店でございました。

お店情報

龍苑

住所:群馬県桐生市稲荷町3-9

電話番号:0277-45-2069

営業時間:11:15~13:15(LO)、17:00~19:15(LO)

定休日:木曜日

ウェブサイト:http://www10.plala.or.jp/ryuen/

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執筆者:Yamato Tokuhara

5軒目:おおとら食堂 逸品:ぶうえびソース丼

今回の巡礼、そのトリを飾るのは「おおとら食堂」。

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老若男女、さまざまなお客さんで夜まで賑わう大衆食堂を、この巡礼最後のお店に選ばせていただきました。

こちらでも「ソース」にまつわる逸品をオーダーすることにします。

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▲ぶうえびソース丼(750円)

ポークカツ(ぶう)、えびフライ共に、ほどよくソースを吸った状態で、ライスの上に鎮座しております。

カリッとした衣のおかげで、いずれもダレてはおりません。

しっとりしながら、香ばしさもしっかりキープされております。

ポークカツの脂身は控え目。揚げ立てアツアツ、かつ、かなり食べやすく仕上げられております。

こうなってくると、お米の仕上がり次第で、全体の印象が大きく変わってきます。

こちらでは国産米を使用しており、炊き加減は固め、そして、粘り気が控え目です。

もちろんソースを加味してのことかと思いますが、ナイスなコンビネーションです。

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▲オマケでいただいた「やまと豚」のソースカツ

我々が食べ進めていると、店主の旦那さんからこんなご褒美をいただきました。

厳しい品質管理の元で育てられた純国産豚である「やまと豚」。

その柔らかさに驚きます。

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▲ポークソテー定食(1,000円)

ソースカツをいただいたことで、気になってしまった「やまと豚」。

この美味な豚を使った2品目をオーダーしました。

潤沢な脂をまとったボディは、甘味が強めです。

そして、きめ細やかな肉質は素直で、ムダに抵抗することなく、口の中でホロホロとトロけていくようです。

おいしいものは、なんてはかないのかと思ってしまいます。

また、アナタがもし万が一糖質制限中なら、タレの甘さもすこぶる驚異に感じることでしょう。

このタレを吸ったキャベツまであとをひく代物になりますので、どうかご注意下さい!(笑)

満足感・満腹感で満たされいい〆です。

リーズナブルにお腹いっぱい食べさせてもらえる、良店との出会いがここにもありました。

お店情報

おおとら食堂

住所:群馬県桐生市東5-6-58

電話番号:0277-44-6528

営業時間:11:00~14:30 (LO 14:00)、17:00~21:00 (LO 20:30)

定休日:木曜日

www.hotpepper.jp

執筆者:Yamato Tokuhara

名店巡礼 桐生市内エリア編まとめ

今回の5軒のセレクトいかがでしたでしょうか。

炭水化物たっぷり、ボリューム満点の食べごたえのある「名店巡礼」でした。

今回の旅を振り返ると、龍苑のチャプスイ丼を筆頭に巧みなソース使いが印象的。

桐生のご当地グルメであるソースカツ丼にも欠かせないこの調味料こそ、桐生の食文化を支えていると感じます。

よってグルメキーワードは、「薫るソース!」としたいと思います。

店頭から漂うこうばしい香りにひかれること間違いなしです。

※この記事は2017年4月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:タベアルキスト

タベアルキスト

タベアルキストとは、「食べる幸せ、探す喜び」をモットーにした実名制の食べ歩きマニアのコミュニティ「Tabearukist Association」に所属する、年間300軒以上の外食をしているメンバーのことを「タベアルキスト」と言います。その一食、一食を、お腹も心も満たされる幸せな時間とするため、「一般人による一般人のためのグルメ検証」を旗印に、公正中立な立場から「食べる価値のある逸品」の情報を発信しています。 Webサイト:Tabearukist Association facebook:Tabearukist Association

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