米 Amazon は 5 月 3 日、Fire タブレットや子供向け Fire タブレット、Fire TV 向けに提供していたペアレンタルコントールサービス「Amazon FreeTime」の Android アプリを Google Play ストアにリリースし、Fire タブレット以外の Android デバイスでも同サービスを利用できるようにしました。Amazon はこれまで動画・音楽、写真、アプリなど、主にコンテンツを配信するサービスを展開してきました。今回の FreeTime にも子供向けコンテンツは含まれていますが、親が子供のタブレット利用を制限できる機能を提供するのは異例です。FreeTime の利用には月額 $2.99 のサブスクリプション「FreeTime Unlimited」が必要になるので、コンテンツ以外の分野でも有料サービスの提供を開始したことになります。FreeTime では子供向けのホーム画面を通じて 10,000 点以上の子供向け動画、アプリ、電子書籍、WEB サイト、YouTube 動画へのアクセスを提供するほか、前述のように親が子供のタブレット利用をモニタリングし、使用時間の制限を設定したり、年齢別にアクセス可能なコンテンツを個別またはプロファイルで定義することができます。ペアレンタルコントロール機能を利用すると、読書は制限しないものの、夜から翌朝までの動画視聴はできないようにすることや、一定の年齢以下には相応しくないと定義された WEB サイトや動画の視聴を制限することができます。Amazon は 4 月に新しい親用のダッシュボードを発表しました。親はこのダッシュボードで子供がどれくらいコンテンツを使用しているかや、読書や動画視聴にどれくらいの時間を費やしているかなども確認できます。「
Amazon FreeTime」(Google Play)
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