ミラーレス一眼お薦めランキング

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三点目はファインダの有無だ。一眼レフを使ったことがない人には不要に思えるが、カメラというのはコンデジのように両手で胸の前に構える方式だとブレやすい機械である。カメラが、ファインダを見て、顔の前に構える形式で長年残ってきたのは、それがいちばんしっかりとホールドしてブレにくいというのも一因である。

普段外で撮っている分にはさほどの差はないが、夕焼けとか花火とか、暗い時間帯のひとときをきれいに撮るには、やはりファインダがあったほうがいい。なお、ミラーレス一眼特有の電子ファインダは、暗いところにおいて、暗視スコープのようにゲインアップして明るく見せることができて、これは一眼レフに対する一つのメリットである。

最後の四点目が、AF(オートフォーカス)だ。普通の一眼レフとミラーレス一眼との差は、大きくはAFの違いである。ミラーレス一眼が一眼レフに対して絵が同じで軽いだけなら圧倒的に有利ということだが、よろず物事にはトレードオフがある。特に動きものに対してのAFの速さと正確性がミラーレス一眼の弱点であり、これと軽さがトレードオフということだ。ここは、カタログスペックでは何とも、という領域だし、昔みたいにとりあえず全部買って、室内で試してからいらないのを“フィールド未使用”として『Yahoo!オークション』で処分し、送料以外ほぼ回収、みたいな横暴をするほど勢いもないので、量販店や展示会でひたすらシャッター押して、自分の感覚として評価した。それでは以下に比較表を掲載する。

比較表

表1(ソニー~オリンパス)
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
https://px1img.getnews.jp/img/archives/1132.jpg

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表2(パナソニック~ニコン、参考比較)
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
https://px1img.getnews.jp/img/archives/279.jpg

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ソニーはデカ重だけど画質良し

まず個別のメーカー毎に所感を述べると、まずソニーの2機種は、本体の軽さと画質の良さの両立が素晴らしいのだが、センサーがとりわけ大きいのでレンズも必然的にでかくなり、500g超の10倍ズームを付けると破壊的な重さになってしまうのは致命的だ。標準レンズも、194gと、他社製が軒並み100-120gに収まるなか、そこそこ重くて大きい。ただ、その程度なら大差じゃないと思うが、10倍のほうは、これ付けたら一眼レフから多少軽くなったかな、という重量になってしまい、僕には魅力度が低い。また、レンズシステムがいまだイマイチだ。

今後の発売ロードマップは公表されており、これが全部でて16本のレンズがそろう2013年には結構使えるシステムになるのだと思うが、それまでは忍の一字である。また、旅にでたときは、料理を撮る機会が増えると思うが、そのときに活躍するレンズは、接写が得意のマクロレンズである。それが現状のしょぼい一本だけで、ロードマップに追加的な商品の予定がなく、将来的にも弱点として残りそうだ。あと、ソニーや、そのカメラビジネスの前身であるミノルタは、伝統的にレンズが相対的に高価な傾向があり、そこも潜在的マイナスだと考える。一眼レフを持たず、こっちがメインシステムなら多少コストが掛かっても構わないかもしれないが、サブとして考えると、重さとコスパ双方が気になった。

一方、AFはちょっとラグがあるが、概ね満足できるレベルだ。『NEX-5N』より『NEX-7』のほうがわずかに速く思えたが、これはシャッターフィーリングとかの感性的な部分も含めての”速い感”かもしれない。ただし、『NEX-5N』と『NEX-7』は倍の値段だが、シャッターフィーリングを含めた『NEX-7』の性能的アドバンテージはそれを正当化できるほどではない。画素数は『NEX-7』が多いが、画素数を上げても画質の向上に単純にはつながらないのは、一画素あたりのセンサーサイズが画質にとって重要と上に書いたとおりである。

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SONY『NEX-5N』:たまにソニーは異形のものをだすが、これはその系譜だろう。センサーが大きいので標準レンズでも随分でかい。(画像は下記ウェブサイトより引用)
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5NK/image.html

オリンパスとパナソニックは似ているがオリンパス優位

オリンパスとパナソニックは、同じセンサーサイズの共通フォーマットで、ミラーレス一眼において先行しただけにレンズも充実している。オリンパスとパナソニックの主要な差は手ぶれ補正方式である。オリンパスはボディ内補正であり、パナソニックはレンズ式補正だ。パナソニックはそれ故に必然としてレンズが重くなる。なので本体重量は同等でも、レンズ込みだとパナソニックがビハインドだ。

標準レンズはパナソニックが凄く頑張って、レンズ式補正なのにパナソニックのほうが僅かだが約20g軽いのでむしろパナソニック有利という感じだが、10倍ズームになるとオリンパスのほうが逆に200g程度軽く、この差は大きい。結果として、10倍ズームを付けたとき、オリンパスは他社比ずば抜けて軽いシステムとなる。同じく、広角ズームや望遠レンズも、手ぶれ補正をレンズに付けなくて良い分、オリンパスのほうが軽くて小さい。一般的に一眼レフでもコンデジでも、レンズ式補正のほうが手ぶれ補正は強力だが、オリンパスのボディ内補正に限っては、ほぼレンズ式補正と同等レベルである。なので、どんなレンズでも強力な手ぶれ補正が効くのはありがたい。レンズシステムそのものの充実度は上述のとおり、ほかよりもシステムの発売が先行した分だけ良く、ここは文句がない。唯一標準プライムズームが欲しいくらいか。12-60mm f/2.8-4とかが出ると穴がなくなるだろう。

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