コラム : Androidのパターンロックで簡単だけど推測されにくいパターンを検討

Android スマートフォン・タブレットへのアクセスを保護するロック画面の「パターンロック」認証は画面をスワイプするだけでロック画面を解除できるので、簡単にシステムへのアクセスを保護できます。しかし、どうしても利便性を考慮して簡単で推測されやすいパターンを設定しがちです。そこで、簡単に操作できるが推測されにくいパターンを検討してみました。パターンロックは 3 x 3 のピンを特定の順序でスワイプすることでパターンを設定しますが、ある研究論文によると、Android ユーザーの全体の 77% は上下左右ずれかの点を起点にパターンを設定しており、その中でも全体の 44% が左上の点を起点にパターンを設定するなどいくつか傾向が見られます。パターンロックは通過する点を増やして複雑にすればそれだけ推測されづらくなりますが、それでは忘れた場合に解除できない、解除に時間がかかる、といった不便なことになります。結局、簡単なパターンに戻しかねません。そこで、簡単だか推測されにくいパターンを考えた場合、まずは研究論文で明らかになった上下左右の点を起点にすることを避けることが重要だと言えます。また、水平または垂直の移動も推測されやすいパターンになりがちなので斜めの移動を追加することも必要かと思います。そして、個人的に最も重要だと考えるのが意外性をもたせることです。この 3 点を考慮して考案したパターンが次の画像です。このパターンは一見シンプルです。これは中央の点からスタートして右角→左角→上段中央の点というパターンになります。このパターンの解除は 3 回のスワイプで可能なのでそこそこ簡単です。しかし、中央の点を再度通過することと、点と点の間を通過して大きく斜めに移動するという意外性を持たせているので、早々に破られることはないと思います。もちろん、画像のパターンを 90 度回転させたり、左右対称となるような別のパターンも設定可能です。

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