【BOATRACE女子】得意な「まくり」で勝負―女子王座決定戦に初出場の平田さやか選手にインタビュー

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平田:「日本一の静水面」と言われるのですが、私もそう思います。わりと水面が荒れないイメージですね。

ガジェ通:やはり地元が一番走りやすいですか?

平田:走らせてもらう機会も多いのと、いつもここで練習しているので、特徴はほかのレース場よりつかんでいます。慣れですかね、得意というわけではないですけど。慣れている分、ほかのレース場よりは成績を残せているかなという感じですね。

ガジェ通:そういう意味では今回、女子王座決定戦が多摩川で開催されるのは、平田選手にとってはラッキーだった。

平田:うれしいですね。絶対出たいと思っていたので。

女子ボートレーサーってどんな人?

ここで、平田選手のボートレーサーになろうと思った動機、レーサーの生活について聞いていきます。女子ボートレーサーって、どんな人なのでしょうか。

ガジェ通:ボートレーサーになろうと思ったきっかけは?

平田:たまたまなんですけど、テレビで女子レーサーの特集をやっていて。全然知らない世界だったんですけど、テレビに出ていた女子レーサーがかっこいいと思って、私もなりたいなと思いました。

ガジェ通:スポーツの経験はあったのでしょうか。

平田:中学高校でソフトボールをやっていたんですけど、そんなに強い学校でもなかったので、ただやってるというだけでしたね。

ガジェ通:ファンレターとかもらったりしますか?

平田:いただきますね。すごく見てくれてるな、という人だったら「この前のレースよかったです」と書いてあったり、純粋に「応援してます、頑張ってください」とか。結構、いいことしか書いてくれていないですね。「前のレース何だったんだよ」とかはあまりないので、ありがたいですけど。

ガジェ通:ファンは男女問わずいらっしゃるんですよね。

平田:女の人もいますし、若い人もいたりしますね。

* * * * *
『BOATRACE』は、ある意味だれでもレーサーになれるチャンスがあるのが特徴です。15歳以上30歳未満の男女は、条件をクリアしていれば試験を受けることができ、合格者は福岡の“やまと学校”で1年間の訓練を受けてデビューします。平田選手のように、もともとスポーツエリートではなくても努力でスターレーサーになっていく過程を応援できるのが、『BOATRACE』の魅力のひとつと言えるかもしれません。

情報を遮断される宿舎生活

ガジェ通:ボートレーサーの生活についてお伺いしたいのですが、レースがあるときには開催前日にレース場の宿舎に入るんですよね。

平田:開催前日にレース場に集合し、そこでボートとモーターを抽選します。その日はレースがなくて、割り当てられたボートとモーターを自分のレーススタイルに合うように仕上げて、初日のレースに臨むという感じですね。

ガジェ通:宿舎に泊まっている間は、レーサーしか知らない情報が外に漏れないように、外と情報交換ができないんですよね。携帯電話とかも没収されたりとか。

平田:開催前日にレース場に入ったときは、身体検査や持ち物検査なども行われ、通信機器類は預けなければいけなくて、外部と連絡できるものは全部没収というか。開催中は使えないですね。

ガジェ通:テレビは見られるんですか?

平田:テレビは見られますね。

ガジェ通:ネットをやるのはダメですよね。

平田:ダメですね(笑)。DVDはいいんですけど、カメラとかもダメなんですよ。外部と連絡取れるわけじゃないんですけど。あとはゲーム機。DSとかPSPもダメで。『iPod』などのプレーヤーは大丈夫です。

ガジェ通:レース期間が6日間なら、ずっとそういう状態で過ごすんですよね。

平田:そうですね。レース場と宿舎の往復だけです。ほかへは一切行かないですね。

ガジェ通:レースが終わった夜とかって、ヒマになったりしないのでしょうか。

平田:宿舎はわりと自由な時間はたくさんあるので、昼間忙しい分、夜はゆっくりできます。お風呂の時間とかも決まっているんですけど、それまでに入ればいいので、わりとゆっくり過ごせますね。

移動は時間厳守

ガジェ通:全国を遠征する機会が多くて、ほぼ移動しているような日常だと思うのですが、移動には何を使うんですか。

平田:移動は、飛行機を除く公的交通機関ということで決められているんです。

昼間のレースであれば、開催前日の12時までにレース場に入らなければいけなくて、それまでに入らないとレースに出られないんです。そういう罰則が与えられるんです。

決められた公的交通機関の遅延でレース場入りが遅れた場合は認められるんですけど、飛行機で「遅れました」というのは認められないです。でも九州のレース場にも行かなければいけないので、その場合は前の日に飛行機で移動しているんです。飛行機が飛ばなかったとしても、間に合うようにレース場入りできるように移動手段を考えています。

ガジェ通:レーサーは各自移動するんですね。地元のレーサーも一緒に?

平田:地元のレーサーは一緒に行動することが多いですね。みんなで連絡取り合っていれば遅れる心配が少なくなるとか、メリットがあるので。

ガジェ通:皆さんで飲みに行ったりすることはあるんですか?

平田:だいたい最終日は行きますね。地方に行った帰りは飲みっぱなしになっちゃうんですけど(笑)。空港で飛行機を待っている間とか、新幹線でも。レース期間中の1週間はアルコール禁止なので、出たら真っ先に買いに行くみたいな人が多いですね。減量があるレーサーもいるので、あんまり飲んでばかりもいられないですが。

ガジェ通:体調管理も大変だったりしないですか。

平田:大変……ですね。1週間ずっと減量しっぱなしだと集中力もなくなってきちゃうんで、自分がいちばんコンディションがいいように考えてやってます。

ガジェ通:では最後に、これから初めて『BOATRACE』をご覧になる方にメッセージをお願いします。

平田:1回でいいのでレース場で生で見てもらいたいです。私、初めて見たときにすっごい迫力だなと思って。テレビの映像で観るのとは全然違うんですよ。迫力だったりスピード感だったり、そういうところを一度でいいから見ていただくとハマってもらえるんじゃないかと思います。

平田さやか選手

* * * * *
写真を見ていただくと分かるとおり、体格はきゃしゃで、街で会ったら普通の女性と変わらない平田選手。レース場では一転、80km/時の高速でボートを駈り、6艇で激しいバトルを繰り広げているんですよね。そのギャップも魅力ですが、地元が東京、そして初出場ということもあり、女子王座決定戦での活躍を期待してしまいます。『BOATRACE』の女子王座決定戦は2月28日にボートレース多摩川で開幕。3月4日に52名の選手の中から女王が決定します。

『BOAT RACE official web』
http://www.boatrace.jp/

参考記事:
【BOATRACE女子】女子王座決定戦まもなく開幕 『BOATRACE』初心者が楽しむポイントは?
https://getnews.jp/archives/168231[リンク]

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shnsk

宮原俊介(編集主幹) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長を務める。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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