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初エッセイ集発売記念・藤田貴大さんロングインタビュー!~マガジンハウス担当者の今推し本『おんなのこはもりのなか』

―――付き合いたいから付き合う、じゃない…。

藤田 「そう。付き合いたいから付き合える、そんな大学生的な感じでは付き合えない。もっと妄想の中で、どう自分がクリアしていくかみたいなことをすごく詰めていく感じ」

―――実際に女の子と付き合ってる最中も、そういうことを考えているんですか?

藤田 「…考えていると思う」

―――嫌がられたりはしませんか。そもそも口に出して言わない?

藤田 「言わない。そうだ、だから、言わないことをこのエッセイでは書いてるんです。言えないことも」

―――うーん、でも実際に、自分が付き合ってる男がこんなこと考えてたらちょっと…。

藤田 「考えてると思う。でも女子も考えてると思うし、それで成り立ってるんじゃないですかね」

女子に比べて男子に厳しすぎるのは、男子のほうが好きだからなのかもしれない。

―――でも藤田さんって、結局どんな女の子もあり、になっている…。

藤田 「確かにね」

―――ご自身でも書いてるように、直前で否定してたこと…カラコンとかも、結局「かわいい」って。「むしろいい!」って(笑)

藤田 「そうなんです、自分でも変だなと思うところで。だけどそれは、特定の女性と付き合うこと以前に、やっぱり女優と一緒に仕事してるっていう意識がすごく強くて。女優たちを、どの部分で許容していくかってことをずっと考えてないとできない職業なんですよ。女優を、容姿がいいってことだけじゃなくて、じゃあこの女優のこの部分はどうなの?っていう、その精度を上げていく作業。一方で男優は、どうでもいいと思ってる」

―――どうでもいいって(笑)。本書でも、割とひたすら、男はどうでもいいって書かれてますけど、男優からクレームついたりしないんですか。

藤田 「陰口は言われてると思う(笑)。『人間扱いされてない』って」

―――お芝居の中でもやっぱり人間扱いされてないんですか?

藤田 「そうですね、なんか物を運んでますね。でも力はなきゃダメだし、美しく動くことは求められる。自分の作品にいることを許されている男子がそもそも本当に少ないので、今のメンバーは貴重な存在です。」

―――男の人にはこういう見方は全然しないんですよね。毛とかパーツにフィーチャーしたりとかは。

藤田 「うん、ない。でも、この本にも書いたように、最近、自分が女子よりも男子にこんなに厳しいってことは、男子のほうが気になることが多いのかもしれないと思って」

―――好き過ぎちゃってるとか。

藤田 「好きなのかもしれない、男子のほうが」

―――新たな門が開きましたね。次は『おとこのこは』…

藤田 「もりのなか(笑)」

―――あんまり読んでもらえなそうな気も(笑)。

M 「担当編集も替わると思います」

女の子をちゃんと見ないといけないというのは、母親から受けた女性性の影響。

―――この本、読み始めはちょっとドギマギするんですけど、すべての女の子に対して愛があって、結局オールOKってなってるのが、女の子は救われると思うんです。割と、お母さまが話に出てきますよね。

藤田 「まあ、母ですね。影響…ありますね、かなり。まず、女の子に対しての言動とかにすごく厳しい人でした。あと、母親というよりは母親の“女性性”の影響があると思います。かなり怒ったりする人だったのですが、機嫌が悪い時期は『たぶん、ああ、これは生理前なんだろうな』みたいなことを考えたりしてました。」

―――そんな頃から(笑)。

藤田 「母が常に家族に対して、今の自分の状況や精神状態が分かって欲しいというムードだったから、すごくそこは気を遣ってたと思う、弟とかも。たぶん母は、女性に対しての嫌な言動や、女性が虐げられるような事が、世の中で一番、悪だと思ってて。だから、小さい頃から、その教育が徹底されていました」

―――いうなればその時の教育が、いま女優さんをたくさん仕事で起用することにつながってるんですね。

藤田 「そう。だから、恋人とか付き合うだろう人とかに対してではなく、僕の周りで僕にまつわること…つまり作品に出てくれている女子たちの、どの部分が許せてどこが許せないのかっていうチューニングは、常にしている感じです。でもそれって、今こういう取材だから特別なように語ってますけど、性別関係なく、誰しもがある気がする、嗅覚として。こういう男性はアリかナシかとか、それは結婚してるからとかそういう話じゃなくて、セックスができるかどうかとかそういう話でもなくて、この部分のこれはいいなとか嫌だなみたいなことって嗅ぎ分けてるじゃないですか。その嗅ぎ分けているのを毎週、日記みたいに書いてたのが、このエッセイだと思う」

―――いま毎週っておっしゃいましたが、毎週書いてたんですか? 書き溜めではなく。

藤田 「毎週、でしたよね?」

M 「毎週…校了日に書いてくださいましたね(笑)」

―――あ、割と手のかかる著者だったんですね。

藤田 「ヤバかった(笑)」

―――絞り出して書いてたんですか。

藤田 「そういうわけでもないんだけど。でも、絞り出してたときもあります」

―――書き始めるまでが遅い?

藤田 「そうだと思います」

M 「純粋に時間がないですよね、お忙しいから」

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男は、男って時点で既に気持ち悪いんだから、もっと女性に優しくするべき。

―――ところで藤田さん、本書で手がきれいな男が嫌い(「手がキレイな男子、撲滅運動。」)と書かれてますが、ご自身はそんなに汚い手じゃないですね。

藤田 「汚いですよ…」

―――そんなにコンプレックスを持つほどでも。

藤田 「だってさ、手の綺麗な男性ってずるくないですか?」

―――いや、そんな風には思わないですけど。

藤田 「それもね、そうやってずるいなって思ってるんだけど、たぶん僕もすごく好きなの、手のキレイな男性が。穂村さんとか」

―――書いてましたね。藤田さんが思う手がキレイな男子ランキング1位、歌人の穂村弘さん。

藤田 「3位にランクインしてる、うちの男優の石井くんなんて、ほんとに、手の触り心地も超いいから」

―――触ってるんだ(笑)。

藤田 「石井くんは、もう肌感が全体的にもうなんか『皮膚薄くない?』ってぐらいプルップルなの。あとドラマーの(山本)達久さんの手も、なんか、女性っぽい。女性っぽい肌感の男性っているんだってことが最近わかったんですよ」

―――やっぱり男性の研究のほうが上手そうな(笑)。では、このエッセイは元々は女性誌に連載されていたものですが、書籍化にあたり、男性読者に向けて読みどころを教えていただけますか?

藤田 「この本はむしろ、男性に読んでほしいですね。というのは、みんな自分のことどう思っているかわからないけど、まず男性ってだけで既に気持ち悪いから(笑)。もっと意識的に女子に優しくしたほうがいいと思うし、男性性というだけで、圧力がそもそも備わっているから、そのことを自覚したほうがいい」

―――薦めてるのに手厳しいですね。

藤田 「おんなのこって言いつつ、自分が男性性であるというコンプレックスから、書いてる部分もあるので」

―――男である、という時点でコンプレックスなんですね。

藤田 「そうですね。女子にならなきゃわからないレベルのコンプレックス。なんで自分は男性性なんだろうって思いながら書いている。だから、女子のことを書いてはいるんだけど、男性である切なさも同時に書いてるんですよ」

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(写真・中島慶子)

今週の推し本

おんなのこはもりのなか
藤田貴大 著
ページ数:192頁
ISBN:9784838728350
定価:1,404円 (税込)
発売:2017.04.13
ジャンル:エッセイ

[http://magazineworld.jp/books/paper/2835/]

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