完璧主義者は幸せになれない?
日本人は完璧主義者が多い?
いつまでもハッピーになれないのは、完璧主義だから?
日本人は何をするにも無意識に完璧を目指す人が多いと言われます。
まじめだからこその完璧主義に息苦しさを感じている人もいるのではないでしょうか?
ハッピーな生活を送るために、完璧主義を目指すメリットとデメリットを考えてみましょう。
完璧主義のメリットとデメリット
「完璧主義を目指すメリット」
・まじめで努力家なので、質の良い結果を出しやすく信頼される。
・注意深く慎重で丁寧な作業が出来る。
・集中力がある。
・向上心があるので成長する。
「完璧主義を目指すデメリット」
・常に完璧を目指すため、自分以外の人に求めると人間関係を悪くする事がある。
・常に100点を目指すので、小さなミスも許せない。100点じゃなければ0に等しいと考えてしまう。
・一つのミスで「もうだめだ」と思い、やる気を失い途中で投げ出す事がある
・難しい事でも完璧を目指すため、失敗する事が怖くなり、常にプレッシャーを抱える。
・やりたいことがあっても失敗を恐れて行動できない。
・完璧にできなければ、それができない自分に苛立ち、ストレスを溜め込む。
この他にもうつ病などで精神病にかかりやすい人は、完璧主義である可能性が高いとも言われています。
過度な完璧主義にならないために
人間である以上、すべてにおいて完璧にやり遂げる事には無理があります。
予想外の事が起こる場合もありますし、運に左右される事も、小さなミスをしてしまう事もあります。
完璧を求めてもすべて期待通りの結果になるなんて事は幻想にすぎません。
どこまでいっても満足できず、失敗への恐れや不安感でハッピーな生活からは遠ざかってしまいます。
では、過度な完璧主義にならないために、どうすればいいのでしょうか?
【過度な完璧主義にならないために出来る事】
・「完璧でなければならない」という思い込みを無くす。完璧でなくても自分は自分、十分に価値ある人です。
・プロセスなどすべてを完璧にこなすのではなく、目的を考えて適度に手を抜くことを覚えましょう。仕事によっては100点じゃなくても十分な場合もあるはずです。
・「ここまでは大丈夫」と失敗しても良い許容範囲を決めましょう。
・優先順位を決めて、手を抜けないもの、抜けるものを整理しましょう。
・ミスも成長できる機会、学ぶことが出来るチャンスと考えましょう。
完璧でなくてもハッピーな毎日を送ることはできる
完璧主義は悪いわけではありませんが、完璧を求めすぎれば、プレッシャーや恐怖心、挫折感など、さまざまな苦しい思いに捕らわれてしまいます。
いつまでもハッピーになれないのは、自分自身の「完璧でなければいけない」という心が作り出しているものです。
「完璧な人なんてどこにもいません。失敗や間違いをおこすのが人間です」
完璧でなくてもいい、欠点や弱点なども含めて自分自身。そんな自分を認めて許し、その時々に出来た事を喜びましょう。
完璧に捕らわれれば、大きなストレスになります。
時には失敗から学べるものもあると考え。必要以上に失敗を恐れることはやめましょう。
肩の力を抜いて、せっかく生きるのなら出来ない事ばかりに目を向けるのではなく、出来たことを見て喜ぶ癖をつければハッピーな毎日を送れるのではないでしょうか?
(飯塚 和美/心理カウンセラー)
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