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テクノロジーの力で「働く」に革新を起こす!──「officeHack Work×IoT」プロジェクトが始動

PosTelは郵便受けにカメラと通信機器を仕込み、宅配便などの不在票を読み取って、それをリアルタイムでスマートデバイスに伝えるというもの。荷物の再配達依頼も外出先から行うことができる。

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「大手宅配業者が独自にメールサービスを提供しているが、事業者間の違いにとらわれないサービスを目指したい」というのは開発者の吉次洋毅氏だ。飲食店検索サイトでアプリ開発というのが本業だが、仕事の合間をみながらIoTビジネスを考える。

「ネットがいくら普及しても、すべてがWebで自己完結するわけではない。モノを介在させることで、より直感的なサービスを実現できるのがIoTの魅力であり、課題だと思う」と話した。

IoTビジネスは、信用の継続を核としたサービス運用が鍵になる

イベントの全体を総括しながら、リクルートキャリアの鹿内学博士は、今後のIoTビジネスの方向性をこう語っている。

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「いまIoTが進んでいるのは、工場などの元々ロボットや機械、電子機器が大規模に導入されていて、それらが安定的に動く閉じられた空間での話。ただ、今後は私たちのもっと身近なところ、開かれた空間に浸透していくでしょう。また、IoTの裏側にはビッグデータがあり、IoTの普及は社会が本格的なデータ経済へと進むきっかけになる。個人的には、パーソナルデータが社会のなかで共有され、よりより社会システムが生まれる可能性に期待していますし、自らも実現していきたい。

ただ、個人情報を含むデータの取り扱いには注意が必要で、サービス提供者は利用者の信用を常に担保しなければならない。つまり、IoTビジネスの課題として、技術的課題やマーケット課題と同様に、セキュアなシステムをどう構築するか、それをどういう形で有料ビジネスに変えていくかが重要になります。利用シーンを考えずに、単にモノを作るだけ・売るだけではIoTビジネスはうまくいかない。信用の継続を核としたサービス運用が鍵になると思います。

今回はスタートアップからさまざまな提案があったが、企業の規模にかかわらず、オープンイノベーションによって事業を拡大させるチャンスが広がっています。様々な立場で協働しながら、面白いアイデアをサービス・プロダクトとして実現していきたいですね」

また、第一回のイベントを総括し、リクルートキャリアの宮崎雄一朗氏は最後にこう語ってくれた。

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「今後“ケースキャン”のようなプロダクトを事業化しつつ、IoTビジネスにかかわる人たちのコミュニティづくりを進めたい。IoT事業を大規模・迅速に展開するためにはオープン・イノベーションが大切であり、そのためには仲間をつくることが欠かせないから。その意味で今回のイベントは盛況だった。学生から、大企業・ベンチャーを問わずさまざまなジャンルの人が集まってくれた。ピッチのプレゼンもそれぞれ面白かった。もう少し技術の話を突っ込みたかったが、それは次回以降の課題にしたい」

さまざまな課題を抱えながらも、たしかな一歩を歩み出したオフィスハックとIoT。それを実感するイベントだった。

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