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テクノロジーの力で「働く」に革新を起こす!──「officeHack Work×IoT」プロジェクトが始動

オフィスや仕事に使うモノを、テクノロジーの力で進化させ、ワークスタイルに新しい価値をもたらそう。リクルートキャリアなどが主催する「オフィス・ハック」プロジェクトが始動した。第一回は「IoT」にフォーカスした討議とピッチコンテスト。いまオフィスの何が課題なのか。それを乗り越える「IoT」サービスとは何なのか──

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仕事の道具がネットにつながると、働き方はどう変わる?

9月29日、東京・渋谷のTECH LAB PAAKで開かれた「officeHack Work×IoT」。テーマを「テクノロジーの力で『働く』に革新を起こせ」と題し、パネルセッションとピッチコンテストが行われた。リクルートキャリアと、IoTハードウェアの企画や開発を行うハタプロの共催である。

近年、急速にIoTへの関心が高まっているが、具体的なアプリケーションやプロダクトとしてはもっぱら自動車や家電製品、産業機器などに話題が集中している傾向がある。ただ、ビジネスパーソンが日々接するノート、デスク、ホワイトボードなど、オフィスや仕事に使うモノとIoTの関係も重要ではないのか。オフィスを彩るワーキングツールを、テクノロジーの力で進化させて、世の中の“働く”に新たな価値を創りだそうというのがプロジェクト「officeHack Work×IoT」の狙いだ。

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前半のパネルセッションに登壇したのは、リクルートキャリア ネットビジネス推進室 IoTグループ シニアプロデューサーの宮崎雄一朗氏、コクヨ 経営企画室 新規事業開発センターの稲垣敬子氏、TBWAHAKUHODOQUANTUMシニアプロジェクトマネージャーの岸田泰幸氏、Qrio(キュリオ)営業企画部マネージャーの佐藤竜斗氏の4名。リクルートキャリア IoTグループの鹿内学 博士が討論のファシリテーターを務めた。

リクルートキャリアは今回のイベントの仕掛け人でもあるが、新しいワークスタイルの創出には以前から関心が高く、最近はITを活かした業務革新についての提案力を高めている。例えば、簡単に名刺交換ができ、名刺交換した日時・場所・メモを残せるアプリなどは具体的なプロダクトの一つ。宮崎氏はそれをさらに進化させるべく、名刺管理とスキャナーを一体化させた名刺ケース「ケースキャン」が開発途上にあることを報告した。

f:id:carraria:20160317170137j:plain▲株式会社リクルートキャリア ネットビジネス推進室 IoTグループ シニアプロデューサー宮崎雄一朗氏

「ケースキャン」の開発には、TBWAHAKUHODOQUANTUMもサービスコンセプトの開発からプロトタイプ製作まで一貫して参画している。

岸田氏は「これからはクリエイティビテイ×テクノロジー、大企業×スタートアップなど異なるものを結び付けるオープン・イノベーションが重要なキーワードになる」と語る。

f:id:carraria:20160317170138j:plain▲TBWAHAKUHODOQUANTUM シニアプロジェクトマネージャー 岸田泰幸氏

Qrioの佐藤氏は、スマートフォンで鍵の操作をできるようにするデバイス「Qrio Smart Lock」を、オフィスワークとIoTの関係を先取りする具体的なプロダクトとして紹介した。

「スマートロックはコワーキングスペースやシェアオフィスの管理、さらに一般のオフィスでも会議室管理や勤怠管理にも使えるもの。鍵ひとつでも働き方が変わってくる」と述べる。

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オフィス製品の老舗コクヨでも、IoTを含むテクノロジーをオフィスにどう活用するかという観点での研究開発が進んでいる。稲垣氏は、テレワークや個人使用のスマホなどを業務にも使うBYODが進む現状を指摘しながら、こう語った。

「これからは一つのオフィスに縛られることなく、どこでもいつでも働けるようになる。オフィスツールもお仕着せのものを利用するのではなく、自分たちが好きなものを選ぶという流れが強まるだろう。オフィス向け商品といっても、会社向けに売るのか、個人向けに売るのかが、今後の重要な分岐点になっていく」

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自分たちが作るものが、世の中から必要とされているか

イベントには約60人のビジネスパーソンや学生らが参加。テクノロジーやIoTへの関心が高い人ばかりだが、プロダクトやサービスの開発は単にエンジニアリング的な興味だけでは難しいことも、パネラーからは指摘された。

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