甘辛くて激しくうまい「フレンチトースト・ベーコン巻き」【料理解析】

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奇妙な総菜パン

少し前に夫婦で韓国旅行をした時に、現地のオシャレな感じのカフェで朝食を食べました。そこで売られていた変わった感じの総菜パンをいただいたら、これがまたすごぶる美味しい。

「これは例によって家で再現出来たらよいねぇ」

「軽いね」

と、若干食い気味に即答されましたが、コレが何とも奇妙な食べ物。

韓国で食べたものだからってキムチが使われているワケじゃぁありません。概要は「たまごサラダ入りフレンチトーストのベーコン巻き、メープルシロップがけ」というもの。甘辛さのバランスが今までとちょっと違う、新感覚の美味しさです。

とりあえず作ろう!

まあ、超簡単なので細かく説明するよりも作ってしまった方が早いので、早速いってみましょう。

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材料(2個分)

食パン2枚、ベーコン2枚、ゆで卵2個、生卵1個、牛乳50cc、砂糖大さじ1、マヨネーズ適量、メープルシロップ適量。

まずはフレンチトーストを作ります。

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食パンの耳を落とし……

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トレイに生卵1個と牛乳、砂糖を混ぜた卵液を流し込み……

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食パンを卵液に浸します。

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少ししたら、裏返してさらに浸します。

その間にたまごサラダを作ります。

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妻はおもむろに、少なくなったマヨネーズのチューブを半分に切って、ゆで卵2個をポコンと投入。

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フォークでグチュグチュと混ぜて……

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たまごサラダの出来上がり。

この方がマヨネーズを使い切れて、洗い物もなくて経済的だそうです。

さて、フレンチトーストを焼いていきます。

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今回はホットプレートを使います。

ホットプレートでもフライパンでも、弱火でゆっくり焼きましょう。

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両面がこのようにこんがり焼けたら出来上がり。

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お皿にとって少し冷まします。

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次にフレンチトーストの端にたまごサラダを適量のせ……

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くるくるっと……

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巻きます。

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ベーコンも……

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くるくるっと巻いて……

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こんな仕上がりがGoodです。

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ホットプレートかフライパンで、やはり弱火で焼いていきます。

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巻いたベーコンを焼くような感じで、少しずつ回しながら焼いていきます。

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メープルシロップを……

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タラーリとかけ、両面にまんべんなくシロップをかけながら、軽く焼いたら……

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出来上がりです!

「甘辛」とはなんなのか?

私は子どもの頃にファミレスやホテルの朝食とかで、パンケーキやフレンチトーストにカリカリベーコンが添えられていた事にカルチャーショックを受けました(ソーセージの場合もあり)。

どちらかというとお菓子系と思っていた食べ物に、ベーコンですよ! ベーコン! しかもサイドに別物として添えられているという感じでもなく、まるで一緒に食べろとでも言わんばかりの盛りつけ方。

さらにスクランブルエッグやハッシュドポテトなんかも一緒に……。子ども心に「雑だなぁ」と思いながら、最初はベーコンとフレンチトーストを丁寧に分けて食べるようにしていました。

「甘いもの」と「塩っぱいもの」は別に食べるべきです! が、当然メープルシロップとかがベーコンについちゃったりするんですよね。がーん、ついちゃったョ、ゔざけんじゃね~よ……。ウメエわけがね……

「ウマイじゃないかっ!!

と、感激いたしました。

その感動をひと口に凝縮したような一品でございます。「スイーツなんだか総菜なんだかわかんないじゃないか、バカヤロウ」な味が良いです。

味は韓国旅行で食べたものよりも、優しい感じの味付けになり、個人的には妻が再現してくれた方が好みです。朝食やピクニック等に最適です。

本当はちゃんとした名前がありそうですが、レシートを捨てちゃったので今となっては不明です。フランス風を掲げるようなパン屋さん兼カフェなので、フランスにはそういう料理がひょっとしたらあるかもしれません。

フランス風の韓国のパン屋さんの総菜パンを日本人が再現」って、一昔前だったら「ポスト・モダーン」だとか言われたような気がいたします(笑)。

まっ、新しい料理ってこうした勘違いから生まれるんだと思いますので、了とされたい。

とにかく「うまいっスよ!

書いた人:吉田いつし

吉田いつし

東京出身。エディトリアル・デザイナー。書籍の装幀や雑誌のデザインをしながら、散歩のフリーペーパー『路地と道くさ』を発行。東京ストローラブラボ代表。HPでブログ「路地と道くさな日々雑感」を毎日更新中。 HP:東京ストローラブラボ 猫の哲学「ネチカ」も毎日更新中

作った人:浅見ゆき

浅見ゆき

吉田の妻。吉田が自宅の仕事場で編集者と打ち合わせをしていると、突如居酒屋『路地亭』を強制的に開店し、酒と肴をお見舞いする。料理解析家(だいたいの料理は一度食べれば再現できる!)。 料理ブログ「浅ゆきの甘辛キッチン。」

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