原材料からこだわった「小麦ざんまい」で明日へのエネルギーを補充せよ【福岡・次郎丸】

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男と炭水化物の相性の良さ

体脂肪率12%を目指しジム通いを続けているメシ通レポーターの桂です。

とはいうものの、仕事上食事制限はできません。そんなことしたらグルメライターとしての存在意義が問われてしまいます。だから腹一杯食べてもいいんです、俺。食べたら食べた分運動すればいいじゃない!

そんなこんなで、流行の糖質制限ダイエットに背を向け、今回は炭水化物を腹一杯になるまで詰め込んでみようと思います。炭水化物を取らないと脳に栄養が回らないって言うしね!(現実逃避)

さて、今回訪れたのは、福岡市早良区次郎丸。市営地下鉄七隈線が開業して以降、急速にベッドタウンとして発展している今注目のエリアです。

このエリアに、世の炭水化物大好き男子が愛してやまない注目のお店があるのです。それがこの「小麦ざんまい」

店名がステキです。小麦”ざんまい”ですよ”ざんまい”。食欲をそそりますよね~。

次郎丸駅からは徒歩1分の好立地

お店は市営地下鉄七隈線次郎丸駅から徒歩1分。

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2番出口を出て橋本方面へ歩き、

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次郎丸の交差点角にある喫茶店の前の信号を渡り、左折してチーズケーキ屋さんの方へ向かいます。

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チーズケーキ屋さんから50メートルほど歩くと、

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右手に真っ赤な看板の「小麦ざんまい」のお店が目に入ります。

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お店の横にある、この看板からもお店の”小麦愛“が伝わってきますね!

座敷・テーブル・カウンターと大量のマンガ本! そしてあふれる福岡愛!

店内は座敷席、テーブル席、カウンター席に分かれていて、幅広いシーンで活用できそうです。

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▲4人で座れる座敷席はテレビもあってくつろげます。カウンター席はおひとり様用に

そしてこのお店の特徴の一つ。混んでいる時に時間をつぶすことができる大量のマンガ本が!

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▲在庫は3,000冊ほどあるそうです! テーブル席は仕切りが高いので隣を気にせず食事ができます

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▲カウンターの上にはメニューが貼られています。価格はどれも庶民的

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十日恵比須の熊手。今年も御祈願に行かれたそうです

入り口にはホークスのユニフォーム、壁には山笠のてぬぐいが展示されています。

福岡ではよく見られる光景ですね。

全国メディアでもたびたび取り上げられている福岡の良いところアピール。他地域の方にはちょっとうざいと思われる博多推しですが、地元にいるとごく自然に受け入れられるこの感じ。不思議ですね。私も福岡大好き人間なのでこのお店は居心地がいいです。

気さくな店長さんと明るい奥様の二人三脚でお店を切り盛り

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▲この日対応していただいた店長さんと奥様

取材におうかがいしたのは平日の昼間たったので、基本的に店長さんと奥様のお二人で対応されていました。夜の時間帯は他の従業員の方や学生アルバイトさんなどいらっしゃるそうですが、基本はご夫婦で切り盛りされているとのこと。

料理をいただく前に店長さんにお話をうかがいいたしました。

-「小麦ざんまい」って店名、素敵です!

うちの特徴は小麦を原料とした料理やけん、小麦のおいしさを存分に味わってもらおうと思って名付けました。

-一見するとチェーン店のような外観ですが……?

よう言われます(笑)。でも、うちはチェーン店やなくこのお店だけです。以前野方に「倉平」というお店があって、学生時代にそこでバイトをしよったんですが、そこの大将から「お店を畳む」という話を聞き、大将に頼みこんでのれんを継がせてもろうた形です。

-では、ずっとそのお店で修行を?

いえ。実は大学卒業後は大阪で会社員をしよったとですが、「倉平」の閉店の話を聞き、いてもたってもいられんくなってUターンしてきたとです(笑)。

-すごい情熱ですね!

条件として、「倉平」で出しているメニューと味はそのまま継承することを言われたけん、それから必死で大将の下で覚えました。

-ところで、小麦へのこだわりってどういうのですか?

うちで使ってる小麦粉は、本来ケーキとかに使われる上質なものです。だけん、お好み焼きも普通の小麦粉で作るよりもふっくらとして柔らかいんですよ。

-他にもこだわりあるんですか?

キャベツやネギなどの野菜は、ほとんど福岡の地元農家と直接契約して仕入れています。キャベツも市内で採れた朝採りキャベツを使ってます。そして、お好み焼きはオーダーが入ってからキャベツをカットします。そうせんとキャベツの甘味が逃げてしまうけんですね。カットしてすぐのキャベツは甘いとですよ。基本的に野菜は福岡産、九州産だけを使ってます。

-そこまでこだわるとコストかかりますよね?

原価がどうこうやないとですよ。福岡は安くてうまいもの出さんと、お客さんが来んけんですね(笑)。

この後、実は店長とライターの私の年齢が近いということや、学生時代を同じ福岡で過ごしてUターンしてきたという共通点もあり、食事をいただく前に1時間以上雑談含めて盛り上がりました。その話はいずれまた別の機会に……。

出でよ、炭水化物3兄弟!

さて、お腹も空いてきたのでそろそろ料理をいただくとしましょう。店長さんによると、ラーメンと焼きそばとお好み焼きがよくオーダーされるメニューとのこと。全部がおススメとのことなので、行きましょう。

それ全部ください!

……この後、ジムでどれだけ負荷かければ消費できるかな……(独り言)

まずはお好み焼きから調理開始。

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▲調理場に置かれた朝採りキャベツ。新鮮さが一目瞭然

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▲カウンターの目の前にある鉄板で調理してくれる

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▲お好み焼きと焼きそばが同時に仕上がるように、上手に焼き加減を調整

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▲お好み焼き(肉玉 650円)

さあ、ますは採れたてキャベツを使ったお好み焼きから頂くとしましょう。皿からはみ出るほどの豚肉は、無菌豚を使っているとのこと。つまり新鮮&安心ですね。

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では、いただきま~す!

おおお!!

カリカリに焼かれた豚と、山芋を混ぜたふっくら生地の口当たりが対照的でちょっとびっくりです。うまいです、これ。

上質の小麦のふわっとした生地と、さらに山芋を混ぜたふわっと感が掛け算となった”ふわっ×ふわっ”です。

聞けばソースもお店でブレンドしたとのこと。九州らしく甘さの中に辛さを感じる独特の風味。これはいい!

パクパクいけちゃいます。

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▲焼きそば(600円)

次に焼きそば。見るからにモチモチした麺がうまそうですねー。

実は紅ショウガも良く見るのとは違います。ちょっとお高めの国産の紅ショウガだそうです。

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こちらも口に運ぶと明らかに麺のもちもち感が違います。軽く歯ごたえと弾力のあるもちもち麺、それとしゃきしゃきの新鮮な野菜とのマッチングがステキです。ビールが飲みたくなりますが自粛します。

こちらのソースもオリジナルブレンド。甘辛い九州テイストです。いいですね~。箸がどんどん進みます。

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▲ラーメン(550円)

続いてラーメンをいただきます。

スープはもちろん豚骨。言うまでもありませんが念のため。

味は濃い目の油少な目。いや、これは酒が恋しくなる味ですわ。チャーシューもビックリするくらい柔らかくて箸で切れるんじゃないかというくらい。スープの味が麺に程よく絡んでするする入ります。

ただ今の摂取カロリー……気にしたら負け!

ここで店長さんから「餃子もおススメですよ、食べてみませんか」とお誘いが。

どうやら、鹿児島産黒豚をぜいたくに使っているとのこと。それは頼まずにいられません!

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▲黒豚餃子(10個 500円)

いい感じに焼き色の付いた餃子です。

黒豚を使っているとのことなので、まずは何もつけずにそのままいただくとします。

……!!!!!

マジうまい!!

味が濃くて肉のうまみが口の中でじゅわ~~~っと広がって、これはすごいですよ。

何もつけずに食べても最高の味です。

それだけでは何なので、このお店オリジナルの酢醤油でいただくとしましょう。

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▲酢醤油+ラー油でいただきます

うわ! 肉が甘い!!

酢醤油のおかげでより一層具の甘味を感じることができます。

こっちもいいなあ。やっぱビールが飲みたいなあ……でも我慢。お冷を飲みながら餃子をパクパクいっちゃいました。

こだわりの小麦を使った料理の数々、そして福岡を感じさせる店内の装飾。聞けばホークスの選手も時折訪れるそうです。そりゃそうだろうなあ、だっておいしいもん。

そして気さくに話しかけてくれる店長さんの存在。

夕方から夜にかけては会社帰りのビジネスマンで店内が満席になることも珍しくないそうです。ビールを飲みながらお気に入りのメニューで軽く腹を満たす、そして店長さんと気軽に会話して盛り上がる、そんなビジネスマンのオアシスと化すこんなお店は、1軒や2軒行きつけのお店として持っておきたいですね。

小麦へのこだわりを感じる「小麦愛」、福岡産素材にこだわった「福岡愛」、そして夫婦二人三脚で営んでいく「夫婦愛」、そのすべてを感じるこのお店、ぜひ一度訪れてみてください。

お店情報

小麦ざんまい

住所:福岡県福岡市早良区次郎丸3-11-4

電話番号:092-866-0055

営業時間:11:30~24:00

定休日:無休

Twitter:https://twitter.com/komugizanmai

※この記事は2017年1月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:桂浩一

桂浩一

1968年生まれ。福岡出身。東京で就職するも福岡の味が忘れられず、何のあてもあなく退職してUターン。 現在フリーライターとして活動中。メシと酒とホークスをこよなく愛する自由人。 一応、人事組織コンサルタントみたいなこともやっているが本業は食べ歩きと思っている。

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