“ライブ体験の拡張”を目指すハッカソン、ビルボードライブ東京にて最終審査が開催

“ライブ体験の拡張”を目指すハッカソン、ビルボードライブ東京にて最終審査が開催

 <ライブ体験の拡張>をテーマとし、ビルボードジャパンとCiP協議会の共催のもと行われた【LIVE MUSIC HACKASONG】。2016年11月にスタートした同ハッカソンの最終審査および表彰式が、2017年1月26日にビルボードライブ東京にて行われた。

 3か月という期間が設けられたロングラン開催となったこのハッカソン。“ライブ”と“テクノロジー”を組み合わせることで新たなライブ体験を生み出すべく、Dentsu Lab Tokyo、TOSHIBA、napster、レコチョクの4社から技術提供を受けた参加者たちが、全10チームに分かれて技術開発の成果を発表し競い合った。

 テーマがライブ(生)ということもあり、いくつかのチームの発表では、実際に音楽ライブでの実演が行われた。Jazztronik・野崎良太による新しい音楽カルチャープロジェクトMusilogue、そして、現役大学生シンガーソングライターSETAとその音楽プロデュースを手掛けるギタリスト佐橋佳幸の2組が、実際に開発された技術のデモを使用しながら、会場に集まった観客の前でパフォーマンスを披露した。

 審査には各審査員に加え、一般の来場者も投票で参加。モデレーターはお笑いコンビ・カラテカの入江慎也が務め、緊張感に包まれた会場を和ませるMCでイベントを進行した。そして、最優秀賞を受賞したのはメンバー全員が入江と同世代だというチーム<ライブアース>。Napster APIからアクセスできる膨大な楽曲情報データを用い、ライブ撮影のカメラスイッチングを自動化する装置『LiveCJ』を開発した。また、優秀賞には、チーム<Software Defined Media (SDM)>の開発した、3次元の任意視聴点から自由にライブ映像・音声を再生することができるシステムが選ばれた。

 その他に各審査員賞も発表。Jazztronik・野崎良太賞を、チーム<team-kite>の誰でもドローンパフォーマンスが可能となるアプリケーションが、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社賞を、チーム<SETA>の可視化したアーティスト生体データをライブ演出に加える装置が、東急不動産次世代技術センター賞を、チーム<R.T.D.>によるアーティストの“投げキッス”に反応してうちわを光らせるシステムがそれぞれ受賞した。株式会社クリエイティブマンプロダクション賞は、最優秀賞を受賞したチーム<ライブアース>に贈られ、同チームが2冠を達成する形となった。<ライブアース>の開発した『LiveCJ』は、ビルボードライブ東京エントランスにて1か月間展示されることが決定している。

 また、当日はLINE LIVEでの生中継も実施。現在、その放送のアーカイブ映像が、ビルボードジャパンLINEアカウントにて視聴することができる。

◎アーカイブ放送
『Live Music Hackasong 最終発表&表彰式』
https://live.line.me/channels/432

◎イベント情報
【Live Music Hackasong 最終発表&表彰式】
日程:2017年1月26日(木)
会場:ビルボードライブ東京
<参加企業>
Dentsu Lab Tokyo / 東芝 / Napster / レコチョク
<出演>
Musilogue Band / SETA with Guitar:佐橋佳幸
<審査員>
中村 伊知哉(審査員長) / 岡崎卓(審査員) / 佐々木渉(審査員) / 平山善成(審査員) / 入江 慎也(モデレーター) / 佐藤千尋(モデレーター) / 野崎良太(Jazztronik)

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LIVE MUSIC HACKASONG
【Live Music Hackasong 参加企業インタビュー】Dentsu Lab Tokyo
【Live Music Hackasong 参加企業インタビュー】レコチョク

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