お酒もフードも100円均一。裏ワザを使えばなんと93.9円に! 立呑居酒屋「百」【京都】
酒飲み&大食いのため、お店選びは「安い」が基準です(特にお酒)。こんにちは。メシ通レポーターのナガオヨウコです。
しかし、ただ安いからといって、料理が冷凍チンではいけませんし、量が少なくてもいけません。
安さを第一に追求するのであれば、そこそこ以上に美味しいものがいい。量は、多い方がうれしいのですがどっちでもいいです。〆にラーメン食べるので。
ということで、お店を選ぶときは「安い」「ウマい」は、譲れないポイントなのです。
あっ、終電ぎりぎりまで飲んでいたいので、アクセスが良いのも追加で。
そんな私に共感していただける『メシ通』読者のみなさま、メモまたはスクリーンショットのご準備を。
昼はお弁当屋さん、夜は立ち飲み店の二毛作経営
お酒もフードもオール100円!!
全国最安値(ナガオ調べ)、「スタンディングバー百」です。
場所は、京都・四条烏丸の大丸北側。
あれ、こんなお店あったっけ……? という方もいるでしょう。それもそのはず。
午後3時までは「遊食邸(ゆうしょくてい) 錦店」として営業しているから。
午後4時からは「スタンディングバー百」にチェンジする、二毛作店なのです。
こちら、代表の関 佳彦さんです。お弁当屋さん「遊食邸」5店舗のほか、伏見区にある種智院大学の食堂などを運営されています。
夜はお弁当がなかなか売れないので、13年前に夜限定で立ち飲み店をスタートさせました。こちらのフードは主に、24時間稼働の厨房で作っています。ですので、お弁当に入れるような家庭的な料理が中心ですね。
安さの理由は、伏見区にある数軒の契約農家さんから規格外の野菜を安く仕入れているから。私が京都市北部で耕している自然派の畑で採れたものを使うこともありますよ。
厨房で出た野菜くずは堆肥にして、畑の土を改良するために使っています。
畑〜調理〜お弁当 or 立ち飲み店〜堆肥づくり、とすべてが循環する仕組みを手掛けているのがこちらの特徴。
格安店だと外国産や冷凍物が多いと思ってしまいますが、こちらでは約8割が自家製。契約農家さんとともに、農薬を抑えた自然派農法に切り替えるべく一緒にいろいろ考えているそうです。
激安店ながら実は自然派って、けっこうすごくないですか?
フード約50種は手作り中心
代表の関さんと別れ、夜に出直したわたくし。さっそく、飲み&食べモードに入っちゃうよ!
現金で払ってお酒や料理を受け取る方式なので、おサイフを出して……って、ちょっとタンマ!(昭和か)
たしかに、ここはすべてのメニューが108円です。
が、しかし!!!!
金券を買うともっとお得になるのです。
1,000円金券(税込 1,080円)で、100円メニューが11個ぶん。
2,000円金券(税込 2,160円)で、300円もお得に!
100円メニューが23個ぶんも購入できるのです!!!
2,000円金券を計算すると、1品 108円→1品 93.91円になります。
有効期限は約4カ月。何度も通う人は、2,000円金券がお得です。出張や観光で訪れる人は、1,000円金券がいいと思います。
なお、チャージ1人 108円を払う際もこの金券を使えます。
金券を購入したら、フードと飲み物を選びましょう。
フードは、常時約50種類で、もちろんすべて各108円。お総菜メインで、すべて日替わりです。
この日のお惣菜は、さばの天ぷら、ゴボウきんぴらのマヨ和え、厚揚げの甘酢和え、大根葉とちくわ炒め、海老フリッターのチリソース、紅茶鶏、ビーフン炒め、かき揚げ、ピリ辛こんにゃく3種などでした。
おでんは冬〜春までの季節限定。玉子、牛スジ、もち巾着、 大根、ごぼ天などがあり3品 216円。
おだしもたっぷり入れてもらおーっと。
生ビール、ハイボール、チューハイ、焼酎(芋・麦)、日本酒(燗・冷)、ワイン(白・赤)、あんず酒(水割り・ロック)、まっこりなど。
すべてのお酒は(大)216円か(小)108円を選べます。
では、生ビールからお願いしちゃおうかな!
大(216円)は、小(108円)のほぼ倍量ですので、飲むペースに合わせて選ぶといいと思います。
▲ビール(大)216円、おでん(3品)216円
ビール(小)、豚キムチ、小カブの酢漬け、サバの煮付けと照り焼きチキン、古代米のおにぎりは各108円。
ということは、これ全部で972円です! でも私は2,000円金券を購入したので、845円なのですよ。ぐふふふふ。
写真のビールが少ないのは、撮影を忘れて思わずビール飲んでしまったせいです。すみません。
▲豚キムチ(108円)
豚とキムチの組み合わせが、ビールに合わないはずはない。どーです、108円とは思えないほど豚肉たっぷり! 店内には電子レンジがあるので、温めるのがおすすめですよ。
ああ、しみじみウマい……!!
▲サバの煮付けと照り焼きチキン(108円)
1つのパックに2種類入ってるのがうれしいですね。サバは薄塩で割とあっさり。一口でぱくっといけちゃいます。照り焼きチキンは、こってりではなくさらり系。
飲み屋さんって、お酒が進むように濃いめの味付けにしているところが多いのですが、こちらは全体的にあっさりめです。
でも、お酒が進むんだよな〜。
▲古代米(黒米)のおにぎり(108円)
海苔とごはんにはさまれているのは、契約農家さんから仕入れた無農薬の南高梅の梅干し。酸っぱいというよりも、ほんのり甘め。でもこれ、自然な甘さなんだよな〜。滋味深い古代米とむっちゃ合う。
おにぎりはすぐに売り切れてしまうので、見つけたらすぐに購入すべし。
▲ハイボール(大)216円
同行者が注文しました。どでかいジョッキではないですが、まずまずの量。
▲芋焼酎のロック(大)216円
私は芋焼酎! 大きめの湯飲みサイズのコップに、なみなみと。ちょっとちょっと、これ入れすぎじゃないですか! 店長に怒られへんの? 大丈夫なん? って心配してしまうほどたっぷり。
はい、まだまだ飲みますよー!
▲熱燗(大)216円
松竹梅の熱燗は、ちょいぬるめ。1合 216円って、全国最安値じゃないでしょうか。
※このあと、追加で2合飲んだ
▲サバの西京焼きと唐揚げ(108円)
こちらはお弁当用に持ち帰りしました。
夜7時にもなると店内はお客さんでいっぱい。日によっては外国人で埋まることもあります。
立ち飲み店ですから、いっぱい食べて飲むのは無粋だったかも……と思いつつ、おかわりが止まらんかった。※滞在時間は約1時間。お酒のピッチ早すぎや……
この夜は、チャージ分 2名分+飲食+持ち帰り 1パックで、2,000円金券(2,160円)をなんとか使い切りました。
1人なら 2〜3杯飲んで、お惣菜を数品注文しても1,000円以下でおさまるはず。天国だよ! 天国が京都にあったよ! 私がこのへんで働いていたら、絶対に毎日通うと思います。ぜひあなたも通ってください。
お店情報
スタンディングバー 百
住所:京都府京都市中京区西魚屋町610
電話番号:075-221-0148
営業時間:16:00〜23:00(LO 22:30)、土・日・祝は15:00〜23:00(LO 22:30)
定休日:無休
ウェブサイト:http://yushokutei.jp/hyaku/index.html
※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
書いた人:ナガオヨウコ
ライター歴22年、京都在住のフリーライター。食、手芸、子育て、京都関連の雑誌や書籍、webに執筆中。10年間続けている自然農業の畑では、20~30種の野菜やハーブ、花を栽培。 ブログ:しましま畑でつかまえて
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