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東京電力社長が年頭のあいさつで昨年は「天地がひっくり返った」1年と総括しました。

社員全員が「進取」という言葉を心に留めて、今年4月から、自由化部門の料金値上げを実施するそうです。

平成24年 社長年頭あいさつ(要旨)平成24年1月4日
東京電力株式会社
 昨年を振り返ると、3月11日の大地震と大津波により、まさに「天地がひっくり返った」一年だった。
 当社の使命である安定供給を果たすことができず、また、福島第一原子力発電所の事故・放射性物質の放出により、発電所周辺にお住まいの皆さまをはじめ、福島県、そして広く社会の皆さまにご迷惑とご心配をお掛けし、当社や原子力への信頼が失われた。
 こうした未曾有の危機に対し、「一日も早い事故の収束」、「親身・親切な損害賠償」、「安定供給の確保」、「徹底した経営合理化」という4つの「緊急課題」の解決に向けて、全社を挙げて対応してきた結果、一つひとつ課題を解決し、一歩一歩だが前進することができた。
 そして、2012年がスタートした。やるべきことが大きく変わるわけではないが、取り組む課題の時間軸と内容が、「緊急かつ当座」から、「中長期的かつ抜本的」な対応に変わる、という点において大きな違いがある。
 昨年は全く先が見えない中、様々な課題が日々発生し、その瞬間・瞬間を考え、対応してきたが、今年は、「緊急」対応から一歩踏み込んだ「中長期」的な課題にしっかりと取り組み、足固めをする一年になる。
 具体的には、安全の確保や技術開発を含めた廃炉に向けた取り組み、限られた経営資源のもとでの安定供給の確保、大規模で多種な損害賠償など、今後数年、十数年、数十年にもわたる中長期的な課題に、グループの総力を挙げて取り組んでいく必要がある。
 その実現のためには、既成概念や既得権益に固執せず、反省すべき所があれば反省し、自ら「改革」に取り組んでいかなければならない。

 これから3月にかけて、原子力損害賠償支援機構と共同で作成する「総合特別事業計画」において、こうした諸課題にどう対応していくのか、中長期的に当社が向かうべき方向性や目指す姿と併せて、取りまとめていく。
 こうした改革に取り組むにあたり、「進取」という言葉を心に留めて欲しい。
 「進取」とは、今までの慣習にとらわれることなく、意欲を持って新しいことに臨む気持ちを持ち、自らリスクを取って、未知の分野に挑戦していくこと。失った信頼を取り戻すのは決して容易ではないが、この一年、常に「進取」の気持ちを忘れずに、前を向いて、中長期的な課題に取り組んでいただきたい。
 なお、苦渋の決断ではあったが、今年の4月から、自由化部門の料金値上げを実施することにした。徹底した合理化が大前提となるが、お客さまのご理解がなければ料金値上げの実施は困難であり、社員全員が、当社の経営の現状や今回の料金値上げの必要性を十分に理解し、お客さまに丁寧に説明していただきたい。
以 上

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