体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法
咳が止まらなくないなり、夜も眠れないという経験ありませんか。

原因も対処法も分からず咳が長続きして、ただの風邪ではないかと思い、何かの病気なの?と考えてしまうと、とても不安になりますよね。
病院に行こうとした場合にも、いったい何科に診察してもらえば良いか迷うことも。

そこで今回は「咳が止まらない」原因と対処法について、医師に解説していただきました。

なぜ咳が出る?

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法

咳は気道内の異物や痰といった機械的刺激、冷たい空気を吸い込んだなどの物理的刺激、タバコの煙や塩素ガスを吸い込んだといった化学的刺激を受けて起こる防御反応です。

気道の壁に存在する咳受容体に刺激が加わると、神経の興奮が起こり、脳の咳中枢が活性化して、呼吸筋や横隔膜に咳を起こすよう指令が入ることで反射的に咳が起こります。

咳反射が強すぎると咳が気道粘膜を傷つけ、さらに咳が起こるという悪循環になります。

咳の種類

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法

咳の種類には多くの種類があります。

乾性咳嗽(かんせいがいそう)

■ 特徴:乾いた痰の絡まない咳のことを言います。

■ 原因:マイコプラズマ肺炎、咳喘息、アトピー、ストレスなどでこのような乾いた咳が出ることがあります。

咳そのものが異常なことですので原因を特定する必要が出てきます。

湿性咳嗽(しっせいがいそう)

■ 特徴:痰の絡む湿った咳のことを言います。

■ 原因:風邪の時などによく見られますが、長引く場合は慢性気管支炎や後鼻漏症候群(こうびろうしょうこうぐん)も考えられます。

この咳が続く場合は、何らかの原因で痰を喀出しなければならない状態が遷延しています。

咳の期間

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法
(出典:Doctors Me 咳ページ)

咳が続いている期間によっても種類が分けられます。
咳の続いている期間によって病気が判明することもあります。

まず、咳を発症して3週間以内の場合は急性のせきと呼ばれます。
3週間以上咳が続くと「遷延性のせき」となり、8週間以上続く場合は「慢性のせき」と呼ばれます。

急性(咳を発症して3週間以内)

■ 考えられる病気:インフルエンザ、急性気管支炎、風邪・急性肺炎・気管支喘息などの呼吸器疾患、うっ血性心不全、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎

■ 注意点:感冒様症状がある場合や徐々に症状が軽くなる場合、周囲に同様な症状を持つ人がいる場合、性状の変化する膿性痰を伴う場合は、感染性の咳である可能性があります。

感染性の咳が疑われた場合、必要に応じて検査を受けることが大切です。

遷延性(3週間以上)、慢性(8週間以上)

■ 考えられる病気:咳喘息やぜんそくのような非感染症

■ 注意点:長期間の咳が続く場合には、咳の種類がかわいたようなから咳なのか痰を伴うような湿った咳なのかによっても検査方法や治療方法も変わります。

咳が止まらない場合の原因

咳が止まらないのはどうして?長引く咳の11の対処法

気道への機械的刺激

ピーナッツや米粒などを吸いこんでしまった場合、いくら咳払いをしても外に出すことは難しく、刺激が持続することで咳が止まらなくなります。

また、痰が大量に分泌されている場合は、咳払いで出してもどんどん痰が発生するため、咳が続きます。

痰が産生される理由は、感染症による肺炎・気管支炎、けがによる肺の出血、肺気腫や間質性肺炎、気管支拡張症といった肺の病気など様々です。

副鼻腔炎により鼻汁が増え、それが気道に垂れこんで痰のように見えることもあります。

肺・肺を包む胸膜・肺に隣接する縦隔にがんがあったり、大動脈に瘤(こぶ)があったりすると、その刺激が咳を引き起こすこともあります。

気道への物理化学的刺激

冷たい空気や催涙ガス・塩素ガス・硫化物ガスなど、刺激性の気体は気道を強く刺激します。

また、逆流性食道炎により、のど付近が胃酸で荒らされていると、咳が止まらないこともあります。

咳中枢への刺激

百日咳の毒素は脳の咳中枢を直接刺激し、コンコンコンコンと乾いた咳が続いた後にヒューと音を立てて息を吸い込む、スタッカート&レプリーゼという特徴的な咳発作を引き起こします。

また、緊張や不安などの心理的要因もまた咳中枢を刺激し、咳払いがしたくなってしまいます。

気管支喘息、咳喘息

気道にアレルギー反応や炎症が起こり、刺激に対して過敏になり、気管の周りにある筋肉が緊張して空気の通り道を狭くします。

結核

何らかの原因で免疫力が下がり、直接的な原因である結核菌を対処することができなくなるため咳が止まらなくなります。

症状としては咳とともに痰や喀血(かっけつ)を伴う場合があります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

たばこなどの有害物質を吸い込むことによって、肺に慢性的な炎症が原因で咳が続くようになります。

症状として、呼吸困難や息切れが多くなることが挙げられます。

マイコプラズマ肺炎

1 2 3次のページ
Doctors Me(ドクターズミー)の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。